1990-12-04 第119回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号
それから、第二点のコストの変動があった場合にどうなるかということでございますけれども、いろいろ新聞報道等に推測記事が出ておりますが、私どもといたしましては、月々きちっと各石油会社のコスト内容が固まった時点でヒアリングを行ってその実際の状況を把握するのがまず先決であるというふうに考えております。
それから、第二点のコストの変動があった場合にどうなるかということでございますけれども、いろいろ新聞報道等に推測記事が出ておりますが、私どもといたしましては、月々きちっと各石油会社のコスト内容が固まった時点でヒアリングを行ってその実際の状況を把握するのがまず先決であるというふうに考えております。
そのためにはコストの内容を、品種別のコスト内容を発表しなければそれが適正な価格を生むことにならないのです。それをばんと伏せておいて、これが適正な価格だと言ったってだれも信用することはできないでしょう。それで、これが適正かつ自由な競争の結果得た価格だと公取委員長がおっしゃっても、それはことばではそう言っても、実際には通用しない価格だと私は思うのです。
それを明らかにして、この製品ではコスト内容はこうなんだ、そういうことを発表して初めてみなが納得できるような価格というものが出るわけじゃないですか。いまのような状態では、一〇〇%占めたら何でもかんでもかってにできる。大体物の値段に何ら制肘を加えるということがなくなってしまうじゃありませんか。その会社の思うような値段で売り買いされていくということになるんじゃないですか。
ですからたとえば私が先に指摘いたしました国内米だけのコスト内容をなすところの諸経費等々からいたしましても、トン当たり四十一年度は一万一千六百二円、四十二年度はトン当たり一万三千九百七十円、こういうようなことになっております。ですからいまのようなこの状態から見まして、資金面から何かの手がないものであろうか。もっとも現状は大蔵省の日銀余裕金も乏しいらしいのです。
こういう点についてのコストの調査を本気になってしたことがあるのかないのか、あるとすればどういうコスト内容になっておるのか、はっきり調査のデータをここへ出してもらいたい。そうでないと慣習上十六円、三十二円だけでは話にならぬ。もっとほんとうのコストの計算を正しくやれば、これはずっと下がるべきものだと思うのです。この点はどうなんです。
消費者代表委員からはその際、至急当面の春肥価格の裁定をなすように希望がありましたが、メーカー代表委員その他から、本委員会はあくまで肥料問題の根本対策を検討すべきであるとの意見が具申されまして、結局会長の裁定によりまして、本委員会はもちろん根本策の検討にあるが、それについても現状把握をまず第一にやらなければならぬであろうということになりまして、第二回の委員会にメーカー側代表委員より硫安工業の現状の説明、特にコスト内容