1948-04-14 第2回国会 参議院 本会議 第32号 反対と申しますが、私は我が國の海上の安全を確保するための海上保安廳法案四十三ヶ條のうち四十コケ條まで賛成するものであります。たつた一ヶ條、本法案の二十一條に対してだけ反對するものであります。何故二十一條に対してだけ反対し、且つその削除を主張するか、以下簡單にその二つの根拠を申し述べて見ましよう。 第一の根拠は、この二十一條が画一的な國家機関の強化ということになつております。 兼岩傳一