1954-05-13 第19回国会 参議院 電気通信委員会 第20号
日本放送協会会 長 古垣 鉄郎君 日本放送協会理 事 岡部 重信君 ――――――――――――― 本日の会議に付した事件 ○日本放送協会昭和二十七年度財産目 録、貸借対照表及び損益計算書並び にこれに関する説明書(内閣提出) ○壱岐対馬電報料の件を廃止する法律 案(内閣提出、衆議院送付) ○電気通信事業運営状況に関する調査 の件 (ゲルマニユーム
日本放送協会会 長 古垣 鉄郎君 日本放送協会理 事 岡部 重信君 ――――――――――――― 本日の会議に付した事件 ○日本放送協会昭和二十七年度財産目 録、貸借対照表及び損益計算書並び にこれに関する説明書(内閣提出) ○壱岐対馬電報料の件を廃止する法律 案(内閣提出、衆議院送付) ○電気通信事業運営状況に関する調査 の件 (ゲルマニユーム
ゲルマニユームや電気通信関係に使います関係のことにつきましては、現在大体二通りの便い方が進んでおるわけでございます。一つは、ゲルマニユームの整流器というような恰好で交流を直流に直す、こういう面への用途が一つございます。
○久保等君 それではそれぞれの特に専門に扱つておられる関係の方がお見えになつておりますので、ゲルマニユーム工業の現段階の状況について概略一つ御説明を伺いたいと思います。
○委員長(左藤義詮君) 次に、日程に追加して、電気通信事業運営状況に関する調査として、ゲルマニユーム工業の件を議題といたします。 電電公社の電気通信研究所基礎部長の関さん並びに通産省の重工業局の電気通信機械課の技官が見えておりますので、ゲルマニユーム工業について御質疑を願います。
しかしゲルマニユームそのものがピユーリフイケーシヨンが進んだだけでは、どうしてもコマーシヤルには需要ができないのでありまして、これをトランジスターに組み立てるまでに非常な高い値段になつてしまう。これをいかにしてもつと廉価なものにするかということは、各国においてやはり研究を進められております。
それから電電公社にお伺いいたしたいと思いますが、実はゲルマニユーム、トランジスターの問題で、近ごろ国会の電気通信委員会では、こういう話は初めてだろうと思うのでありますが、各方面の方に来ていただいて、今トランジスターの将来性を考えながら事情を伺つておるのでありますが、電電公社でも電気通信研究所で大分努力されておるそうであります。
それから、これはアメリカはゲルマニユームが非常に豊富であるということが原因しているかと思いますけれども、現在のところ、アメリカはゲルマニユームに重点を置いたような研究の仕方、工業の進め方をやつておるように聞いておるわけでございます。
こういう電波技術の将来の死命を制するゲルマニユームの生産に対して、日本はアメリカからこれを輸入するなんというような、ふがいないことをしないで、ある程度できかかつてもおりますから、これらに対して電電公社の電気通信研究所を動員いたしまして、何らかの手を打たなくてはいかぬ、こういうふうに思う。
最近、よく皆様御承知のように、トランジスター、或いはゲルマニユームなども、欧米品に比較いたしますと純度が非度に低い、こういう問題がございまして、これらの品質の確保をいたしますためには、先ず差当り今までの国内規格、いわゆるJISではとても品位が上りませんから、JISの改正をし、或いは又JISを新らしく設ける、或いは又その他いろいろな問題が起つて来るかと思いますが、これは今後我々といたしましては、各関係官庁