2001-06-20 第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第21号
この事業は、総事業費二百八十億円、自然の河川をも利用した平安時代からの独特のかんがい用水路として、総社市、岡山市、倉敷市など三市二村の田畑を潤してきた十二ケ郷用水を改修して、湛井堰から下流の足守川に沿う八・二キロメートルにパイプラインを設置し、足守川への用水の流入をカットして、足守川の五つの堰のうち四つを廃止するものです。
この事業は、総事業費二百八十億円、自然の河川をも利用した平安時代からの独特のかんがい用水路として、総社市、岡山市、倉敷市など三市二村の田畑を潤してきた十二ケ郷用水を改修して、湛井堰から下流の足守川に沿う八・二キロメートルにパイプラインを設置し、足守川への用水の流入をカットして、足守川の五つの堰のうち四つを廃止するものです。
その後の経過でございますけれども、河川の現況調査の結果から、実態的には湛井十二ケ郷用水路から支線あるいは派線の小水路を流下した農業用水が、その下流にございます前川へ還元されること、第二点は、砂川及び足守川にあります既設の堰から取水する必要がなくなることなどから、足守川の流量は現況とほぼ同程度になるというふうに見込まれるようになったというふうに承知をいたしております。
その結果、湛井十二ケ郷の用水の取水時間も制限をし、同時に仮設ポンプによりまして足守川の伏流水のくみ上げというふうなことで応急的な対応をしているわけでございます。
一つは、湛井十二ケ郷用水路の改修に伴って、高梁川からの取水量が毎秒四トンないし五トン上昇する、そういうことが大前提にあるわけでございます。本体の高梁川からの取水量がふえます。
○渡辺(好)政府委員 今先生から、まさに足守川のパイプライン化を含むというふうに御指摘があったわけですが、この計画は、この地域の農業用水、六市町村にわたりますけれども、高梁川合同堰から取水いたしまして、湛井十二ケ郷用水路を経由し、この地域内にかんがいをしているというのが現状でございます。