1976-07-21 第77回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
中外製薬グロンサンC、五百ミリグラム、A病院には七百五十円、ところがB病院には五百四十六円、値引き率二七%であります。これらは例外的なものではありません。例を挙げればまだまだあるんですが、五割引き、六割引きというのはざらなんですね。私はこれだけ考えても、異常な流通の状態にあると考えざるを得ません。当然こういう状態は改めるべきであると考える。
中外製薬グロンサンC、五百ミリグラム、A病院には七百五十円、ところがB病院には五百四十六円、値引き率二七%であります。これらは例外的なものではありません。例を挙げればまだまだあるんですが、五割引き、六割引きというのはざらなんですね。私はこれだけ考えても、異常な流通の状態にあると考えざるを得ません。当然こういう状態は改めるべきであると考える。
○参考人(高橋晄正君) 私は、東大病院の内科で診療しております臨床医でありますが、いろいろなデータの解析に役に立ちます推測統計学、推しはかる統計学ですが、こういうことを勉強したものですから、その後いろいろアリナミン、グロンサン、チオクタン、アスパラというような薬品の有効性、安全性の分析をしたり、最近ではこの合成殺菌料AF2、ハム、ソーセージ、かまぼこ、はんぺん、ちくわ、豆腐等に加えられておりましたものの
だから、それをそういうことでなく、こういうふうにやるんだぞということをお示しになる意味で、最初に当委員会あたりで、あれだけ問題になりましたような、たとえばアリナミンだとかグロンサンだとかいうようなものですね、そういうふうなものについてどんなやり方で厚生省がやるだろうか、ほんとうに客観性のある結論を出すだろうかということが、何万のものをやるてっぺんに必要なことじゃないかと私は思うのですよ。
その点は私たちが、すでに十年前から市販しておりますグロンサン並びに最近世界じゅうの文献を調べまして一つの結論を出しましたアリナミンのごときものが――グロンサンは最高五十億円、アリナミンは現在なおかつ二百五十億円という高額のものが、全く科学的根拠なしに保険の中において、しかも医師によって七四%も乱用されているという事実がございます。
○高橋参考人 一番はっきりしておりますものは、ここに石舘教授がおられるのでちょっと申し上げにくい点もございますけれども、グロンサンでございます。
○加藤説明員 グロンサンにつきましては、ごく最近までの臨床例を約三千六十九例、これは東大その他の二十八施設で、その臨床例が私どもの手元に出てまいっております。その有効率が大体七〇%というような報告になっております。
○高田委員 時間が参りましたから、またの機会にしまして、一つだけ、いまお話が出ましたので石舘先生にお伺いしますが、グロンサンは先生御発明なすったのですか、私よく知らないのですが……。御発明なすったのだとすれば、あれほどはっきり言われるのですが、なるほど、一時一世を風擁したグロンサンというのは、このごろ影が薄いように思うんですがね。これはひとつどういうふうに処理をされたのか、先生御自身。
したがいまして、まず第一は、私が委員会で取り上げましたアリナミンその他のビタミンB1誘導体、ハイシーその他のビタミンC剤、 ユベロン、リポビタンその他のドリンク剤、マミアン、アスパラ、グロンサン、チオクタンS、パロチン、パント、総合ホルモン剤、これに一応限定して、まず第一に、これらの大衆保健薬が許可された時点において、その許可基準は次のいずれであったか。害がなければいいとして許可したのか。
その後、メーカーとしてもいろいろ臨床例を集めておったようでございますが、とにかくそういう臨床例を全部持ってこいということで取り寄せたのでございますが、たとえばアリナミンについては八千八百例くらいの臨床例が出ておる、グロンサンについては三千例とか、チオクタンについては二千三百例というような臨床例が出ておるわけであります。その臨床例を見ますと、七〇%くらいの有効率であります。
○加藤(威)政府委員 その診療の臨床例を収集いたしました薬品は、アリナミン、グロンサン、チオクタン、アスパラ、パロチン、ユベロン、ハイシー、パント、マミアン、リポビタンD、以上でございます。
またたとえばハイシーにつきましても、同様に約七百五十例の追加の審査をやりまして、有効率が八〇・九%というぐあいで、その他たとえばグロンサンにつきましては約二千三百例というぐあいに、一々申し上げますと長くなりますが、それぞれメーカーによりまして症例は違いますけれども、その承認後もいろいろな症例を集めて、有効性というものについて検討しているという実情でございます。
それから中外製薬のグロンサンでございますが、グロンサンが昭和二十六年でございます。それから、たとえばチオクタンというものがございますが、チオクタンというのが、これが昭和三十三年の七月でございます。それからアスパラというのが、これが昭和三十七年の二月。それからパロチン、これが昭和二十八年の八月。それからユベロンというのが昭和四十年の十二月。ハイシーAが昭和四十年の十月。
高橋という東大の講師が書いた本の中には、アリナミン、ハイシー、ユベロン、リポビタンD、ほかにドリンク剤、マミアン、アスパラ、グロンサン、チオクタンS、パロチン、パント、総合ホルモン薬、その他となっておりまして、相当のものが入っておるし、新しい名前でどんどんたくさんのものが出ておるわけなんですが、かなり大きな比重を占めておると私は思う。
たとえばアリナミン、ハイシー、ユベロン、リポビタンD、マミアン、アスパラ、グロンサン、チオクタン、パント、パロチン、フローミン、サモンゴールド、リキホルモ、——閣僚諸公でもこれはだいぶ愛用している人があるんじゃないかと思うのです。
あれは大原君がいつか議論したのですが、グロンサンというものは体力の回復には必要だが、しかしアンプルで飲んだグロンサンは体力の回復にはきかないのだそうですね。しかしテレビの説明を見ると、グロンサンというものはこういうことで必要であって、そして疲労の回復なり肝臓にはまことにきくのだ。グロンサンそのものはきくのだそうだけれども、飲んだものが必ずきくとは限らないのだそうですね。
たまたまいまグロンサンの話が出ましたので、私三年ほど前に調べた記憶がございますので、一言この際委員長の御見解を聞いてみたいと思うのです。それは厚生省の所管になると思いますが、あなたのほうはいまの誇大広告の取り締まりに関する御当局になるわけなんですが、一体グロンサンというものは、私が三年ほど前に調べた経験からいいますと、絶対にききません。これはしろうとが言うのじゃございません。
これでやめますが、そういたしますと、私がいままで言いましたように、品質の点に重点が置かれておるということなんですが、とにかくいまのグロンサンのごとく、きかないということが事実なら、これは誇大広告になると解釈していいですね。いまグロンサンの例を出しましたが、グロンサンというものはきかないのだ、さっきの話を私ちょっと言い落としましたが、そのお医者さんのごときは実際の患者には一本も打たない、飲まさない。
メチオニンとかあるいはグロンサン、これはわが党の議員がかつてこの委員会でも質問しております。グロンサンなんというものは全然きき目がない。これが大量につくられて、大量に売られて、うんともうかっている。いずれにしましても、こういうふうな問題についてあまりにも消費者の立場というものを考えないで、少数の独占的な製薬会社にもうけほうだいもうけさせておるという事態は放置できないと思う。
私は、厚生行政のもの足りなさでひとつあなたにお伺いしたいのは、価格の問題について厚生省が野放しで何らの権限を持っていないということと、いま一つは、先ほどあなたは、薬の有効無害ということが非常に必要だ、今日の進歩的な医療行政においてはこれが必要だということをおっしゃったのでありまするが、近代の学説の中に、いまのいわゆる強肝剤のチオクト酸、あるいはグルクロン酸、いわゆるグロンサンというもの、それからアスパラギン
こういうものを商品化して、まるで縁日で売るように、われわれ酒飲みがグロンサンを飲むような考え方で、へたすれば料理屋のところで、あなたはおかぜらしいからこれお飲みなさい、こういう考え方は私は間違っておると思う。今日まで富山県、奈良県では相当の粉末売薬を出しておりますが、われわれは今日中毒死ということをあまり聞いた例はございません。これは粉末あるいは錠剤なるがゆえであります。
さらに東大の生活協同組合でいろいろ検討して、今日グロンサンのようなものは、一体人間のからだにきくのかきかないのかということで検討してみたら、かえって肝臓の機能を強化するようなことにはならない、こういうようなことが大きく新聞に出たこともあります。
このごろ大原君からグロンサンの話が出ておったのだけれども、グロンサンを飲み飲み酒を飲む、したがって肝臓硬変になる。こういうことなんです。こういうことが白昼公然と行なわれているわけです。薬びんをさげて宴会場に行っている。そうしておもに重役クラスやら官庁の高級役人が多いのですね。国会議員もおるかもしれませんよ。薬びんをさげて、あるいは薬を飲み飲み酒を飲んでいる。
○平瀬説明員 強肝剤で一番有名なものとしまして、グロンサンだとかチオクタンだとかアスパラだとか、いろいろ許可になっております。先生おっしゃいますのは、それがなぜきくかということだろうと思うのでございますが、これはさっき申しましたように、まず臨床家に与えまして投与してもらって、まず対症療法できくかどうか、それが第一番だと思います。
○大原委員 いまそういう強肝剤をグロンサンやチオクタン、その他ずっとあげられましたが、大体保健剤、強肝剤といわれているのは何種類あるのですか。
最近は、ある人が酒を飲むたびにグロンサンを飲んでおった。いよいよ肝臓が破裂してしまって医者に行くと、きく薬がなくてどうにもならなかったという例がある。笑っておる人がありますから、厚生省の役人もそうしておるのかもしれぬけれども……。それから着色の食物です。たとえば梅干しなんかも赤い色素をつけておるでしょう。これだってああいう色素類というものがガンに作用するでしょう。
たとえばグロンサンのアンプル一本百円という価格が公定価で、それから今市販では、ひどいのは三十五円というわけですね。そうするとまあ過当競争の激しい東京では三十五円で飲めるわけです。あるところでは十円引くというサービスをするから九十円で飲める、あるところは百円で飲む、それは売った買ったの関係だから、どこも取り締まりの対象にならないということですか。
いわゆるグロンサンの今例がありましたけれども、グロンサン百円というのは、グロンサン・メーカーの設定した価格でございまして、これは別に公定ではないわけでございます。
これはやはり、十分ひとつ、審議会を設けられるのだったら、ほんとうにこれは審議会で検討してもらわなければ、今のその表示板を見ても、やはりこっちから見ておりますと、上より下のグロンサンのほうがちょっと目に立つのですね。だから、グロンサンははっきりしていいけれども、この法律はグロンサンのほうをはっきりさせるための法律じゃないのですから、やはりこれは慎重に……。
子供が睡眠薬を買う、あるいはアンプル製剤の女王蜂からとったという天然ローヤル・ゼリーを入れたと称するローゼリー、または強肝——肝臓を強くする、栄養を補給するというガム、グロンサン・ガム、アミノ酸ガム、それからミネビタール・ドリンク、これは錠剤でございますが、成分も不明であろうと思うし、そうして、これは薬品であるか嗜好品であるか、厚生大臣、どちらでございましょう。