1985-03-26 第102回国会 衆議院 外務委員会 第3号
〔浜田(卓)委員長代理退席、委員長着席〕 ですから、大臣の今のお答えからはっきりしていますことは、前回も問いただしはしていない、いわゆるグロムイコ発言あるいは今回についてもそんな感じです。 そこで、私、非常に疑問に思いますのは、やはりそういう状態で平行線のまま、向こうはあるのだと言う、これは誤解だと言う。
〔浜田(卓)委員長代理退席、委員長着席〕 ですから、大臣の今のお答えからはっきりしていますことは、前回も問いただしはしていない、いわゆるグロムイコ発言あるいは今回についてもそんな感じです。 そこで、私、非常に疑問に思いますのは、やはりそういう状態で平行線のまま、向こうはあるのだと言う、これは誤解だと言う。
○有馬委員 筋書きとしてはそのとおりだと思いますが、私は冒頭に申し上げましたように、今回のグロムイコ発言によるSS20の追加配備の問題、これは絶対に許せない問題でございます。先ほどから申し上げますとおりに、この脅威の第一がSS20なんですね。
○有馬委員 四月二日のグロムイコ発言は、私どもにとっては非常に大きなショックであり、予想された問題だとはいいますけれども、これは許せない発言でございます。
御承知のように、領土問題はこれは日本と完全に対立しておりますし、それから問題のこのグロムイコ発言で沖縄に巨大な核基地がある、こういうことを言ったので私はすぐ反発したのですが、こうした問題についての話し合いでは、私から、沖縄に巨大な核基地があるというようなことはこれは訂正してもらいたいとこういう話もしたですが、これには触れないで、むしろ日本周辺にアメリカの大変な核が充満をしているのでそれに対してソ連はやむを
○政府委員(田中義具君) 先般行われました日ソ事務レベル協議につきましては、日本側からは日ソ平和条約締結問題、グロムイコ外務大臣訪日問題等を提起しました後に、INF交渉に関してソ連側がレーガン米大統領の暫定案を受け入れない旨述べていることは遺憾である、またSS20の極東配備に関するグロムイコ発言は遺憾であり、沖縄の核基地化といったようないわれのない理由に基づいてSS20の追加配備を正当化することは同意
○国務大臣(安倍晋太郎君) 国際的な反響といって具体的にその反響を私は入手しておりませんが、しかしグロムイコ発言が世界に報ぜられたし、日本の総理大臣の発言も世界に報ぜられたということであろうと思いますし、日本に、沖縄に核がないということはこれは明白なのですから、私はだんだんとこの点は国際的にも理解されていくと思います。
○国務大臣(安倍晋太郎君) 詳細な、一宇一句正確には記憶しておりませんが、私が報告を受けたところでは、ソ連側としては、これはグロムイコ発言もありましたように、日本の周辺においてはアメリカの核が充満をしている、こういうことを言っておるわけであります。
特に最近では、グロムイコ発言等が出ましたし、レフチェンコ証言問題とか、いろいろと世間を騒がす問題が日ソ問題であるだけに、そういう中で、やはりこれから将来の日ソの友好関係を構築していくには両国が一体どういうことをやったらいいのだということで話し合いをいま進めることは、大変有意義であると思っております。
先ほどの昼のニュースで、北方領土の問題だとか、当然グロムイコ発言という問題について、これからもというのですから、午前中もこれからも激論が交わされるようであると。当然でしょう。 それでグロムイコ発言というのは、これから何とか日ソの平和的な友好の道を開こうというわれわれとしての考え方に、水をかけるような発言であったろうと思うのですね。きわめて残念なことだと思うのですよ。言うなれば恫喝外交じゃないか。
○国務大臣(安倍晋太郎君) いま実質的な論議をしていますから、それを十分われわれ検討してみて最終的な判断はしたいと思っておりますが、カーピッツァ次官も、とにかく日本に向けるものじゃない、極東における核は日本に向けるものじゃないということはずっと終始一貫して言い続けておりますが、それじゃあのグロムイコ発言の背景というのは一体どういうところにあるのか、そういう点をもっと話を聞いて判断したいと思うのですね
○木島則夫君 どうですか、さっき私ちょっと言及したのですけれど、きのうから始まった日ソ事務レベル協議でのカーピッツァ次官の発言などをもう一つその中に入れて、グロムイコ発言のバックグラウンド、そういうようなものの中で進展はございませんか。
ですから、ソ連としても極東にアメリカの核基地あるいは核運搬手段が充満をしておるから、極東に対しては核配備を強化をしなけりゃならぬ、こういう理屈が出てきておるわけでございますし、私は今回のグロムイコ発言というのは、アメリカの暫定提案というものを否定はしておりますけれども、しかし、INF交渉そのものを否定しておるわけじゃありません で、これからもINF交渉は続けていこうというやっぱり考えが基本に私はあると
○秦豊君 今回のグロムイコ発言はしょせん一つのプロセス、曲折であって、INFとSTARTの一定の進展の後、米ソ首脳会談が早ければ年内にも開かれるという公算は依然として大きいというお考えでしょうか。
一部実行されたとしても、しかしその犠牲がアジアに及ぶといいますか、極東に及ぶということだけは絶対に避けてもらいたいということを、これはヨーロッパの首脳に対してもあるいはまたアメリカのシュルツ長官に対しても私は強く申し上げたわけでありますし、またソ連に対しても、ソ連のパブロフ大使と懇談をし、会談をしあるいはまた外務省にも呼びまして、ソ連のSS20の極東配備、それからさらに極東配備を増強するというふうなグロムイコ発言
これはその言い方を見ると、北方領土問題、つまり複雑な問題を出さぬほうがいいんだというふうにもとれるというふうに書いてあるわけでありますが、私もこのあたりは非常に微妙な問題であり、特にグロムイコ発言というものの速記録を見てまいりますと、一月二十八日の羽田では、今回の訪問は非常に有意義だった。