1980-03-25 第91回国会 参議院 予算委員会 第15号
○政府委員(武藤利昭君) 先ほど大臣から御報告いたしましたとおり、グロムイコ代表がサンフランシスコの会議で非常に長い演説をいたしまして、先ほど申し上げましたようなことを述べたわけでございますが、その意図を私どもといたしまして推断する限りではございませんが、先ほどの申し上げました中にもございましたように、日本の非武装化というようなことをねらっていたというのが当時のソ連の政策であったのではなかろうかと推測
○政府委員(武藤利昭君) 先ほど大臣から御報告いたしましたとおり、グロムイコ代表がサンフランシスコの会議で非常に長い演説をいたしまして、先ほど申し上げましたようなことを述べたわけでございますが、その意図を私どもといたしまして推断する限りではございませんが、先ほどの申し上げました中にもございましたように、日本の非武装化というようなことをねらっていたというのが当時のソ連の政策であったのではなかろうかと推測
○小林(進)委員 私は、この問題についてはひとつなおかつ御努力を願うということで了承いたしまして、次に移りますが、日ソ共同宣言について、ソ連はサンフランシスコ会議にグロムイコ代表を送り、平和条約案に対し、長時間にわたり反対演説をいたしました。その上、同平和条約案は極東に新しく戦争を準備するものだ、こういう結論で調印を拒否したのであります。
それから、率直に申しまして、ソ連のグロムイコ代表の演説というものは、たまたま中近東その他の急迫した問題を控えておった関係もございましょう。まあ、俗にいえば、聴衆が多かったわけでございます。グロムイコ演説が済んだからといって、それだけを聞きに来た人がある程度退席した。これはまあそれと必ずしも関連のないことであろうかと思います。
そのほか、サンフランシスコ条約の締結の合成の際に、ソ連のグロムイコ代表が提案いたしました条項のうち、日本の近海における海峡の自由通行権でありますとか、あるいは日本海に通ずる諸海峡の第三国の軍艦に対する閉鎖の問題でありますとか、そういう条項も入れておりました。
特に私どもは未帰還者引揚の問題は、国際法上から見ても、人道上から見ても、これは交渉の範囲じゃない、当然以上の当然のことであって、交渉の前提条件だというように解釈しておるのでありますが、ところが先方からは、かつてサンフランシスコ会議に、当時のグロムイコ代表が提出したその修正案と、サンフランシスコ条約の修正案と大同小異、この言葉は重光外務大臣のお使いになった言葉でありますが、大同小異のいわゆる平和条約案
日本側におきましては、各種の懸案を解決して、その上で国交を回復しようという方針をとっているのに対しまして、先方ソ連側におきましては、桑港平和会議の際におきましてソ連のグロムイコ代表が提出いたしまして、しかも日本その他各国から反対を受けました、いわゆるソ連の修正案と大同小異の平和条約案を提出しまして、そうして日本の中立化をはかりますとともに、懸案解決を一応たな上げして、直ちに国交の回復をしよう、こういう
○並木委員 ソ連側からもいろいろ話し合いが出たそうでございますが、これについて先般重光外務大臣は、例のサンフランシスコ条約会議のときにグロムイコ代表が演説をしたあの線で先方の申し入れが行われたようだという言明をされております。しかしその後の情報は必ずしもそうでもないようであります。
というものはもちろん考えられないのであって、ソ連が一方的に日本に対して宣戦を布告した、しかもその戦闘の期間というものはごくわずかであって、日本人からソ連に対して特に戦犯的なことを行うだけの余裕も余地もないはずであったわけでありますので、この点を一段と強調していただきたいと思うとともに、もう一つお伺いいたしますが、二十四日の回答を全般的に見ると、昭和二十六年のサンフランシスコにおける平和会議でソ連のグロムイコ代表
○松永義雄君 サンフテンシスコ会議におけるグロムイコ代表の発言に陸軍とか海軍とか言つておるのですが、その兵力は今申しましたように十五万人の陸軍、七万五千トンの海軍、こう言つておるので、現在経済審議庁が計画されている十七万五千人からすれば、陸軍とか海軍とかと言われるのは国際的な常識ではないのですか。
ソ連の問題に関しましては、今二、三の要項を拳げてお話がありましたが、それよりも、もつと根本的に、ソ連のグロムイコ代表が申しましたように、十三項も、而も基本的な線がソ連の考えておる線でございますから、従つてそれが根本的なものであると考えております。
それで第一に尾形さんにお尋ねいたしたいことは、サンフランシスコの会議におきましてロシアの全権のグロムイコ代表が発表いたしましたあの修正案の中にある賠償の問題、英米から出しておりまするこの條約案の賠償に対する要求よりも非常に苛酷の感を日本の国民にソ連の要求は與えたと思うのでありますが、賠償の問題、それから又日本に微力であるけれども一定の海陸空軍の兵備を與えるという修正案をグロムイコ全権は出したのでありますが
○米原委員 私は総理に聞きたいのでありますが、今條約局長から返事がありまして、世界の一部の人が信じないのであつて、大多数は信じておるような御答弁でありましたが、たとえば今度の講和條約にしましても、やはりこの條約が平和の條約ではなくして、戦争準備の條約であるということを発言しましたのは、ソ同盟のグロムイコ代表だけではない。
ことに第四といたしまして、今回の平和会議におけるグロムイコ代表の提案、すなわち十三箇條にわたる提案、これについては先般本会議において、社会党の鈴木君からも申されましたから、あるいはまた総理の演説の中にもありましたから、私は省きますが、一体ソ連及び中共が何ゆえに絶大な犠牲を拂つて北鮮共産軍の戦闘を支持し、協力するか、これはいうまでもなくソ連、中共の計画書に書かれておるアジア革命を実践せんとするためであります
第十二、吉田首相はその施政方針演説において、サンフランシスコ会議におけるグロムイコ代表の演説の一点に関し、ソヴイエト全権が日本における軍国主義復活云々と言うがごときは根拠なき妄説であると、こう言われたが、首相は平気でそんなことを考えておられるのであるか。首相は軍国主義と軍事力とか戰争遂行力とかいうものを、これを混同しておられるのではないか。戰争遂行力のない国にも軍国主義が起り得る。
だからこそ、ソ同盟のグロムイコ代表は、これは平和の條約ではなくて、戦争を準備する條約であり、アメリカ帝国主義のアジア侵略の意図を暴露したものであると言つている。さらに中国人民は何と言つているか。もしも日本がこれらの條約に調印すれば、それは中国人民に対する宣戰布告にひとしいということを言つておる。