1990-06-01 第118回国会 参議院 逓信委員会 第5号
その辺でKDDにちょっとお伺いしたいんですが、グレートノーザンというデンマークの会社がありますね。グレートノーザンがかつて日本の長崎と上海、長崎とウラジオストクでしたか、海底ケーブルをたしか敷設したというふうに私は記憶しているんですけれども、このケーブルに関して、これは古いケーブルですから、現在どうなっているんですか、私全然知らないものですから。
その辺でKDDにちょっとお伺いしたいんですが、グレートノーザンというデンマークの会社がありますね。グレートノーザンがかつて日本の長崎と上海、長崎とウラジオストクでしたか、海底ケーブルをたしか敷設したというふうに私は記憶しているんですけれども、このケーブルに関して、これは古いケーブルですから、現在どうなっているんですか、私全然知らないものですから。
というのは、現在のグレートノーザンですね、この電信線というものが当然廃止されていくと思うのです、いまある海底ケーブルは。したがって、そうなりますと、具体的に長崎の廃局問題が出てくると思うのです。したがって、グレートノーザンの現在の電信線というものは、当然新しい計画が完成いたしますと、なくなっていく、この点は再確認したいのですが、そういうことになりますか。
しかし、先生のお話の中にありましたように、在来の交渉の経緯、いきさつというものがありまして、ナホトカから西のほうにつきましては、グレートノーザンがソビエトロシアとの間に、これはソビエトロシアとグレートノーザンとの間に、非常に長い、国際的な通信に関しては関係がございますので、その関係でグレートノーザンがやはりソビエトロシアと打ち合わせをするという進め方になっております。
はたして幹部はこの問題にタッチしているか、打ち明け話でございますが、一昨年でございましたか、大野社長がみずから最後の、最後通牒に近い手紙をグレートノーザンに出しておりまして、あまり消極的過ぎるじゃないか、ぐずぐずするじゃないか、もう返事をよこさないなら打ち切るという手紙を出しまして、初めて最近のラストスパートが出てきた。これはグレートノーザンの社内の事情がございましょう。
これが現存するところのグレートノーザンのケーブルでは、電報が打てるのみでございまして、今後の需要や新しいサービスには不適当でございます。つきましては、この問題について、過去におきまして、グレートノーザンからもいろいろと私たちのほうに商談を持ち込んできている次第でございます。
それから、ヨーロッパへの通信網なんですが、現在、御承知のとおり、長崎からウラジオ、シベリア、コペンハーゲンまで、グレートノーザンが通っておるのですが、今度新しく欧州への通信網の建設を考えておるように了承いたします。
○鈴木強君 現在のグレートノーザンは、残念ながら電信だけしか使えませんから、そういう意味において、電話のシベリア横断欧州線というのは、相当に私は期律されていると思うのですよ。ですから、かりに新ヨーロッパ線ができたとしても、グレートノーザンを使うといういまの電信回線というものが生きるということは、大体基本としてはいいですか、そういうふうに考えておって。