1976-05-07 第77回国会 衆議院 運輸委員会 第7号
最近五年間の動向を見ましても、昭和四十六年十一月三十日には、新潟におきましてリベリアのタンカー船の有名なジュリアナ号が座礁して、四十七年七月には、愛知県伊良湖水道におきまして同じくリベリア船のグランドフェア号が衝突をしている。四十八年一月になりますと、水島におきましてリベリアのタンカーが座礁しておりますし、四十九年の十一月には、東京湾でこれまたリベリア船が第十雄洋丸と衝突をしておる。
最近五年間の動向を見ましても、昭和四十六年十一月三十日には、新潟におきましてリベリアのタンカー船の有名なジュリアナ号が座礁して、四十七年七月には、愛知県伊良湖水道におきまして同じくリベリア船のグランドフェア号が衝突をしている。四十八年一月になりますと、水島におきましてリベリアのタンカーが座礁しておりますし、四十九年の十一月には、東京湾でこれまたリベリア船が第十雄洋丸と衝突をしておる。
さらに、被害の問題ですが、昨年のグランドフェア号の被害補償について漁民の人たちから相当大きな請求が出されていたけれども、いろいろ県との折衝の中でそれが狭められて、なかなか被害の特定が難航しているという話を聞いたのですが、その経過はどうなっているのか、愛知県漁連の方から御説明願えないでしょうか。
昨年の七月リベリアの貨物船グランドフェア号が沈没をいたしまして、これは貨物船でございますが、その燃料油が流出をいたしたわけでございます。その流出いたしました総量は約二百六十トン近い数量でございます。
昨年グランドフェア号事件が起こって、またことし同じような事故が起こるというのは、私たちから見たら重大な問題です。新聞を見ますと、ここは魔の難所だというような表現が使われておるし、また全国で四番目のラッシュ航路だというようなことも指摘されているわけであります。だとすると、昨年の経験から見ても、こういう事故が起こるのじゃないかということは当然予想されたのではないかと思います。この点いかがでしょうか。
「神島の住民は伊勢湾口での釣り、底引き網漁業とワカメ漁で生計を立てているが、昨年七月のタンカー「グランドフェア号」の衝突、沈没事故では大切な漁場を重油で汚され、操業不能になったばかり。四日朝は一部漁民が行方不明者の捜索に協力、大部分の人はいつものようにイカナゴ漁に出かけたが、漁場は〃油の海〃。とれるのは黒く汚れた売り物にはならない魚ばかり。早々に漁を打ち切り、一日の水揚げ約二百万円をフイにした。
グランドフェア号の本件につきましては、私どもは、除去をするという法律上の義務があるということを向こうの弁護士を通じまして船主にはっきりと申しております。
○説明員(野村一彦君) 伊良潮水道におきます事故といいますのは、グランドフェア号という汽船とほかの一隻の貨物船とが伊良湖水道の海上交通安全法の施行地域に予定をしております水域のやや北側のところで衝突をいたしまして、衝突の結果、グランドフェア号という香港在籍の貨物船、これは一般の貨物船でありまして、燃料油を積んでおりますが、いわゆるタンカーではございません。