1998-12-14 第144回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
最近の防衛庁装備品代金の水増し請求事件、銀行、証券会社による大蔵省幹部接待事件、道路公団・ゼネコン汚職、薬害エイズ事件、さらにさかのぼればロッキード事件、グラマン・ダグラス事件など、戦後の一連の疑獄事件には、必ずと言っていいほど天下り官僚が介在しました。まさに天下りは、企業献金と並んで政官財の癒着構造を支える重要な柱の一つとなっているのであります。
最近の防衛庁装備品代金の水増し請求事件、銀行、証券会社による大蔵省幹部接待事件、道路公団・ゼネコン汚職、薬害エイズ事件、さらにさかのぼればロッキード事件、グラマン・ダグラス事件など、戦後の一連の疑獄事件には、必ずと言っていいほど天下り官僚が介在しました。まさに天下りは、企業献金と並んで政官財の癒着構造を支える重要な柱の一つとなっているのであります。
一九四八年、昭電疑獄、炭鉱国管汚職、それから五四年には造船疑獄、五七年には売春汚職、五八年にはグラマン・ロッキード事件、それから六一年には武州鉄道疑獄、東海道新幹線汚職、六七年には大阪タクシー汚職、六八年には日通事件、七四年には田中金脈の事件、七六年にはロッキード事件、七九年にはグラマン・ダグラス事件、KDD事件、さらに最近はリクルート事件、それから共和事件、佐川急便事件等でございます。
あるいはグラマン・ダグラス事件という疑惑もございました。こういうことに一つの重大な反省点として、大企業がこのような社会的不正行為を行わないように、あるいは会社の役員がこうした不正に社会的責任をきっちり負うように商法の改正が必要であるという議論が数多くなされてきたと思うのです。
問題の発端はやっぱり全日空、日商岩井の政府資金の融資先でロッキード事件、グラマン・ダグラス事件が起こっておるわけだから、ですから私は確かに政策融資についてそこまで公権力が立ち入ることについての遠慮も考えなきゃならぬと思いますけれども、しかしそこでこういう不正事件が起こって、その再発防止という意味での院法改正ですから、私はあいまいなことでは済まされない、こう思っておるんです。
たとえば、昭和電工事件、造船疑獄事件、インドネシア賠償事件、吹原産業事件、日韓経済協力汚職事件、日本通運事件、日本大学事件、ロッキード事件、殖産住宅事件、ソウル地下鉄事件、グラマン・ダグラス事件、私立医科・歯科大学の不正入学事件といったように、大きな疑獄事件というものとこの使途不明金というものは深くかかわっている。みんなこの事件は使途不明金から出ている汚職事件ですよ。
この政界というのは、十年前あるいは五年前の政治家や大臣の動きを追っていったグラマン・ダグラス事件やロッキード事件というものと少し違うところは、いまの、はっきり言いますと非常に生々しい政界にもかかわる、しかし同時にやはり法の適正な運用の上からいってはまことに重大なところにかかっているわけですね。
ロッキード事件やグラマン・ダグラス事件と比べるのは多少問題かもしれないけれども、ああいうような捜査に比べてむずかしいでしょうか。むずかしいとすればどういう点がむずかしい事件なんです、これは。
○長谷雄委員 最後にお尋ねしますが、国民が強い関心を持ってその成り行きを見守っておりますロッキード及びグラマン・ダグラス事件の公判状況でございますが、この点につきましては、去る五十四年十二月十日の航空機特別委員会で前田刑事局長から御説明がございました。その御説明以後の公判状況についての概略を御説明願いたいと思います。
○長谷雄委員 ただいま法務省の刑事局長からロッキード事件とグラマン・ダグラス事件についての公判の経過についての御説明をいただきました。 そこで、法務大臣に初めにお伺いしておきたいと思いますが、この両事件について、公判の今後の見通しと、そして大臣の所感をお伺いしたいと思います。
ロッキード事件、グラマン・ダグラス事件と二回にわたって、政府・与党の要職にあった人が航空機の輸入に関連してそれぞれ五億円もの金を受け取っていたという事実について、自由民主党の総裁として国民にどのような責任を感じておられるのか、まずその点を明らかにしていただきたいと思います。
次には、今度のグラマン、ダグラス事件で浮かび上がった大きな問題点は、与党の派閥と商社が結びつき、防衛庁の人事を壟断した、そして、指定の機種を売り込んだというのが、これは航空機輸入の重大問題です。防衛庁の人事を壟断した、防衛庁の中に汚れた手の制服はいないとしても。 またもう一つの問題は、商社と防衛庁制服組との癒着がはなはだしいという問題が浮かび上がった。
それから、次に重大なことは、グラマン・ダグラス事件を通じて商社が特定の機種を売り込むために、先ほどから言われたことなんですが、防衛庁内の人事に介入した。これは事実が午前中の質問の中にも何回も繰り返されてきた。かつて、海原と言えば御存じだろうが、この官房長の追い落としのために怪文書事件があって、三人の者が実刑に処せられた。
ロッキード・グラマン・ダグラス事件などの一連の問題が多発し、国民の政治に対する不信はますます強まっております。今後再びこのような事件を繰り返さないためには、根本的にあらゆる点から、立法上、行政上の対策が必要であることは言うまでもありません。
今回、グラマン・ダグラス事件を通じてこのような多額の金銭を受けたという人はもちろん松野さんをおいてはないわけなんです。政治資金法から見ましても、先ほど来議論いたしましたけれども、政治資金として位置づけるには余りにも法外な額であるということが国民の疑惑の目が注がれているゆえんだと思うのです。大変失礼かと思うのでありますが、お許しいただきたい。
○加地委員 ロッキード事件に引き続きまして、今回のグラマン・ダグラス事件という政界を揺さぶった大事件によって、まじめに働く国民は非常に沈うつな気持ちであります。
○市川房枝君 そこで、法務省の刑事局長にちょっと伺いたいんですが、ロッキード事件から今度のグラマン・ダグラス事件も、大体これは四十七年から五十年までに起こったことですね。そうしますると、この金の授受、政府高官への金の授受、その間に莫大な金額が動いているわけですけれども、それが賄賂なら罪になりますけれども、もし政治献金ということであれば問題になりませんね。その点を刑事局長からちょっと伺いたい。
○三治重信君 最初に、予算もあす結末がつくように聞いておりますが、これが予算委員会ではグラマン・ダグラス事件についての最後の質問になるわけですが、これがまた総理が最後の決断として予算に入れられたE2Cの解除の問題に問題が展開すると思うのです。
○馬場富君 ロッキード事件に次ぎましてグラマン・ダグラス事件が起こり、国民の政治不信の念は強くなっております。これはやはり一刻も早く疑惑の解明を待つとともに、再びこのような事件起がこらないように、防止対策をとることが急務であると私は思います。そういう意味で関係各大臣にその考えておられる対策並びに再発防止に対する決意をお伺いしたいと思います。
○加地委員 先ほど同僚議員からも質問が若干あったのでございますが、現在日米司法共助協定が、グラマン・ダグラス事件について、ロッキード事件のときの協定の適用範囲を広げる、こういうことになっております。
このグラマン・ダグラス事件に関しまして、現在までに参考人として取り調べた人の数、その中に政治家は含まれておるかどうか。また、被疑者として取り調べた人というのがあるかどうか。また、国外からこの問題について提供を受けておる資料の点数等を教えていただきたいと思います。
査統計官 小池 康雄君 警察庁刑事局保 安部保安課長 佐野 国臣君 ————————————— 本日の会議に付した案件 ○検察及び裁判の運営等に関する調査 (銃砲の所持の許可等に関する件) (最近の理由なき殺人事件に関する件) (犯罪被害者補償に関する件) (金大中事件についての法務大臣の発言に関す る件) (グラマン・ダグラス事件
○楢崎委員 グラマン・ダグラス事件にしぼって質問をいたします。 時間が十分しかないそうですから、問題指摘をすることが多いと思いますが、まず、四十七年八月三十一日と九月一日のハワイ会談において軍用機なり民間機の具体的な名前が出たのではないかということが再三論議された際に、外務省はそういうことは一切ないという答弁をしてきた。
○羽田野委員 実は、三年前のロッキード事件に続いて、今回またグラマン・ダグラス事件というようなものが起こってきたということで、国民の皆様の中には、ロッキード事件であれほど騒がれておるのに、また性こりもなくダグラスやグラマン事件を起こしているのじゃないかというふうにお考えになる、いわゆる誤解をされる向きもあるのではないかと思いますが、実際にこの内容を見てみますと、今回アメリカの証券取引委員会の報告書で
と申しますのは、前のロッキード事件のときも、今度のグラマン・ダグラス事件のときも、事件の端緒が二回ともアメリカから発見されて出てきたということでございます。外国から指摘されるということは、何かわが国の体制について、もうちょっと考えなければならぬのじゃないかという気がするわけであります。三年前のロッキード事件のときは、アメリカの上院外交委員会の多国籍企業小委員会の調査に端を発しておる。