2014-04-10 第186回国会 参議院 環境委員会 第4号
そうすると、日本のこのデータを基に例えば学者が論文書いたりしても、世界的には、だって、世界では使っていない指標だから、余り評価されないとか、そういうような問題なんかも聞いたりするわけですが、世界的にはこれ、日本の取っている過マンガン酸カリウムじゃない重クロム酸カリウムのやり方の方が主流だという認識は持っていますか。
そうすると、日本のこのデータを基に例えば学者が論文書いたりしても、世界的には、だって、世界では使っていない指標だから、余り評価されないとか、そういうような問題なんかも聞いたりするわけですが、世界的にはこれ、日本の取っている過マンガン酸カリウムじゃない重クロム酸カリウムのやり方の方が主流だという認識は持っていますか。
○水野賢一君 つまり、環境基準が設定されてから、このCODを測るときの手法は過マンガン酸カリウムを使うということが続いているんですが、これ、もちろん一長一短あるわけでしょうけれども、これは何で重クロム酸カリウム法じゃなくて過マンガン酸カリウム法を使うようになったんでしょうか。
アジアの各国などを見てまいりますと、そういうヨーロッパ式のところと、それから、先生が御指摘ありましたように、重クロム酸カリウム法を使っているところが結構な数があるというように承知をしております。また、環境基準ということにこだわりませんでも、測定法としては重クロム酸カリウム法を使っているという国は欧米なども含めて多いのかなというように認識をしております。
○丸谷金保君 それで、BODの調査に過マンガン酸カリウムですか、日本はそういう方式をやっているけれども、諸外国はクロム酸カリウム。そうすると検出される量というんですか、こういうものが過マンガン酸だと非常に弱くしか反応しないというふうに言われておるんですが、そのとおりなんですか。
ただ、過マンガン酸カリウムあるいは重クロム酸カリウム、その他酸化剤が各国で使われておりますが、ものによりましてその酸化の程度が違いますので一概には申せませんが、一般的には、重クロム酸カリウムを用いる方が酸化剤としては幅広い有機化合物を酸化するのではないか、こういうように言われております。
どういう劇毒物が発見されたかと申しますと、金ケ峠鉱山におきましては、先生いまおっしゃいましたように、シアン化ナトリウムが約四キロ半、それからシアン化カリウムが五百グラムびんに約三分の一残ったもの、それからそのほかにメタ亜硝酸ソーダとか硫シアン化アンモン、それから塩酸カリウムとか重クロム酸カリウムだとか、かなりな劇物でございますが、そういうものが入った試薬のびんが残っておった。