1982-12-16 第97回国会 衆議院 外務委員会 第2号
これにつきまして、現在すでにわが方からただいま申しましたような、これ以上の負担はできないのだということの意見を申し、斉藤審議官がクォータ交渉と同時にこの入漁料の交渉もいたしておるという状況でございます。
これにつきまして、現在すでにわが方からただいま申しましたような、これ以上の負担はできないのだということの意見を申し、斉藤審議官がクォータ交渉と同時にこの入漁料の交渉もいたしておるという状況でございます。
五十五年度のクォータ交渉をいまやっているでしょう。だから、そういう形でこちらの方も日韓漁業協定を結んで、そうして日韓漁業暫定協定あるいは韓日漁業暫定協定をお互いが結んで、そうしてそれぞれの国の海域におけるところのクォータを決めてやっていったら一番いいところなんです。これが一番抜本的な解決ですよ。それがなかなか困難だから一歩譲ってこう言っている。 しかし、その中間に一つある。
来年のクォータ交渉に当たりましては、やはり実績を踏まえましてできるだけわが国漁船の漁獲量を増大をするように、また操業水域につきましても現在の制約をできるだけ拡大できるように精力的に交渉いたしたい、かように考えております。
そこでこのクォータ交渉、操業海域の問題は、きわめて制約された時間の中でやった関係もございますので、今度はひとつ腰を据えて、十分日本の立場というものを反映できるように最善の努力をいたしたい、こう考えております。
したがって、過去における交渉の経緯あるいはその他のバイラテラルなクォータ交渉をしてみましてもわかりますように、イギリスはあくまで漸増の方式、漸次事態を改善していくという方式をとったわけでございまして、その点に見ましても、フランスあたりはかなり最後の最後まで自由化を渋ってEECの発展とともに、最近になって急に自由化方向に転換したというのとは、イギリスの態度はかなり違っておったと思います。
今後の条約締結後の見通しでございますが、日本の一般的な自由化の促進、それからまたバイラテラルによるクォータ交渉の結果、若干品目について輸入が増すことは予見できるところでございますが、先ほども申し上げましたように、イギリスから買うものは主として機械、繊維、原材料とか毛織物、ウイスキーその他のものでございまして、この輸入の内容を吟味してみますと、あまり輸入のほうがそのために変わって、大きく輸入がどかっとふえるということはないように