2018-07-20 第196回国会 参議院 本会議 第37号
公営ギャンブル廃止を掲げ東京都知事になった美濃部亮吉さんです。美濃部さんは、使い道が良ければ違法行為が許されるというものではない、鼠小僧も犯罪者に変わりはないと主張し、公営ギャンブルを倫理の観点から厳しく批判されました。 美濃部さんの主張は、公営ギャンブル全体を廃止させるまでには至りませんでしたが、目的の公益性についてより厳格な解釈を要求するものとなり、司法当局にも大きな影響を与えました。
公営ギャンブル廃止を掲げ東京都知事になった美濃部亮吉さんです。美濃部さんは、使い道が良ければ違法行為が許されるというものではない、鼠小僧も犯罪者に変わりはないと主張し、公営ギャンブルを倫理の観点から厳しく批判されました。 美濃部さんの主張は、公営ギャンブル全体を廃止させるまでには至りませんでしたが、目的の公益性についてより厳格な解釈を要求するものとなり、司法当局にも大きな影響を与えました。
三十六年のころは例のギャンブル廃止というようなことの風潮がありましたから、それに対する一つの歯どめ策としてこれが出てきたのではないかという背景を私なりに感じていますが、その後、だんだん四十九年ごろには大変なギャンブルブームが起こってきて、そこからどうも様子が変わってきたというふうには受けとめております。
それから第二番目の公営ギャンブル廃止の問題については、基本的には、私どもは組合の立場でも、本来そういうものを行政の財源に充てるということはよろしくないという基本的な考え方では一致しています。
私はギャンブル廃止論者でありますから、したがって、実はこういう制度が地方財政の仕組みの中に根をおろし続けることを必ずしも好ましいとは思っていません。しかし、ギャンブルの全廃が現実にはむずかしいわけですから、やはり収益の均てん化の措置を推進させる、そういうことが必要悪として認めざるを得ないでしょう。
そこで、そういう点をもう少し、どういうふうにお考えになっているか触れていただきたいと思いますし、他の地方公共団体に対して、ギャンブル廃止の勧めとでもいいますかね、そういうようなものについてあわせて所見を承りたいと思います。
○田邊分科員 そういった点から、これは大臣、もう私があまりこまかく言わなくてもおわかりでしょうけれども、大臣が言われた美濃部さんはギャンブル廃止という観点に立って大井のオートレースは昨年の三月に廃止をするという形になりました。
各地方でいろいろ問題になりましたが、たとえば美濃部さんが、ああいうものは好ましくないということで、ギャンブル廃止という方向を打ち出しましたが、その努力は私は大いに評価をするものでありますが、そういたしますと、今度は、他の自治体のほうが、それではおれを割り込ましてくれというようなことになるわけですね。
はっきり言いまして、ギャンブル廃止論者でございます。 いま、課長からの話がございましたように、排気量を決定する、また調べるということは、なかなか技術的に困難である。そういう困難さの上に、排気量がきまっておるのでございますから、まず第一に、日動振の厳正な、的確な指導が必要であろう。また、選手自身の良心の問題にこれはかかってくるんだろうと思います。
このたびの入場税改正には問に合いそうもありませんが、大蔵大臣は衆議院でも検討を約束しておるようでもあり、ギャンブル廃止まではこの入場税に重税を課すべきだと思いますが、総理のお考えをお伺いしたい。 次に、所得税の脱税について。
美濃部東京都知事が、公営ギャンブル廃止の方向を打ち出して以来、その賛否をめぐる論議が、マスコミなどの場では主としてギャンブル是か非かというかたちで、はなやかであります。
そこで、最近、東京都の美濃部都知事が、例のギャンブル廃止の宣言をなさいまして、歳入の純化により財政の骨格を改めて都政の姿勢を正すということで、ギャンブル廃止を打ち出されたわけでございますが、そう日がたたないうちに、三月二十六日、御承知のとおり、農林省が、せっかく四回廃止いたしましたその四回分を、東京の特別区に一回と周辺の川崎、浦和、船橋各市に一回ずつ肩がわり追加をして開催させることに決定したわけでございます
ほかに尼崎があり、伊丹があるわけでございますが、この西宮の競輪場開催地あたりに参りますと、主婦のギャンブル廃止の声は非常に強うございます。
○中村(弘)委員 美濃部東京都知事は、公営ギャンブル廃止の理由として、社会公害それから不浄の金云々と、その理由をつけておられるわけであります。政府当局といたしましても、先ほど政務次官がおっしゃいましたように、三十六年七月の公営競技調査会の答申によりまして、公営競技の不拡大方針をとり今日まで施行を認可してこられた。
すなわち、この美濃部都知事の公営ギャンブル廃止表明に対しまして、公営ギャンブルとは言うけれども、本来はスポーツであるとの反論が唱えられ、また一方には、母親などの立場からは、美濃部都知事の廃止論を支持するような発言などがいろいろございます。
これから十年、ギャンブル廃止論が出てきたとたんに、またギャンブルから一千億十年間の間に取り立てる。そうして公営企業までギャンブルに結び付けるというやり方ですね。さらに結び付けてしまうというやり方ですな、これはどうもぼくは解せないわけなんですけれども、ですが、ギャンブルはなかなか、伺ってみるというと、えらいルーズなやり方だと思うね。ルーズなやり方をやっていると思う。
このギャンブル廃止論、答申が出たあと、やはりギャンブルの売り上げ高というのは三年ぐらいの間に二倍ぐらいにふくれ上がる。さらにこの四十年台に入りましてからも、わずか三年の間に二倍にふくれ上がって、三十七年ごろ、売り上げ高が九百億円台三年続くわけです。それが今日一兆円をこすという状況ですね。
東京都の美濃部知事がギャンブル廃止ということをおっしゃったらば、自治省のほうからは、何を言っているんだ、ギャンブルを廃止するような金があるなら、地方債でも返したらどうかとか、何とかかんとかけちをつけられたといううわさも流れておるわけでありますけれども、ギャンブルについては、警察においては今度警備的な警察官の配置はしないというようなことになってきたわけです。
先ほどありましたが、引き続いてギャンブルの問題で簡単に二、三お尋ねをしておきたいと思うんですが、美濃部東京都知事は都営ギャンブル廃止の方向を先ほどあったように打ち出して以来、公営ギャンブルの是非をめぐってさまざまな議論がなされております。
この中にあって、美濃部東京都知事が、さまざまな財政的な困難を十分に認識しつつも、都営ギャンブル廃止の方向を打ち出されました。飛鳥田横浜市長もその方向を支持されました。どうしてそれを政府は地方自治体の英断として積極的に支持しないのですか。それぐらいにして初めて、私は、「少なくとも現状以上にギャンブルを奨励しない」という政府の方針も、少しは私は真実味を帯びるというふうに考えるのであります。
それにしても開催団体からは、ギャンブルの金を自分でギャンブル廃止をきめた団体に使わせることはない、この強い突き上げがある。自治省としても融資しない方向に傾いているとのことですが、こうなると、もう私は感情論ではない、政治ではない、そう思うのです。初めから開催していない団体には金を出すが、途中でやめた団体には出さない、こういうめちゃくちゃな論法というものは成り立たないのではないかと思うのですがね。
○島本委員 最近またこのギャンブル廃止ということで、東京都知事はそれぞれ競輪、競馬その他のギャンブルに類するような都が行なっている行為は今度は徐々にやめていく、こういうような構想を発表したようであります。これは船舶振興会によって競艇協会からの拠出金によるようであります。そうなりますと、これがもし廃止されたならばこの航空公害防止協会はつぶれる、こういうようなことになってしまうわけですか。
東京都知事がギャンブル廃止を唱えましても、そうなかなか一様にはいかないと思います。私も幹事長ともいろいろ相談してみると、なかなか全部いきなりすぽっというわけにもいかない。また実情などを調べてみると、やはり大衆から娯楽を取ってしまうというと、これはなかなかたいへんなことだと思います。みんなやみの賭博のほうに追いやってもこれはたいへんであります。
ところで、だんだん地方自治体の財政も、場所によっては緩和されてまいって、財政事情もよくなったところ等もありますが、そうした関係もありまして、美濃部都知事がこのたび公営ギャンブル廃止の方向に踏み切ったということだと思う。 この点についてお伺いいたすのでありますけれども、こうした公営ギャンブルに、日本国民のうちのどれくらいが一体そうしたところへ行って、券を買ってかけておるのか。
今度は、内容は違いますが、最近ギャンブル廃止論が世論を大いにわかしております。いよいよ都議会でも予算委員会が始まったようでございます。ここで取り上げられるであろうこの内容について国家公安委員長の立場での、一、二御質問をしたいと思います。 警察庁では今後、ギャンブル警備にかり出されるのはごめんだ、こういうことばの記事も載っておったわけであります。
それから、最後になりますけれども、やはり最初の問題に返りますけれども、これは大臣、ギャンブル廃止という問題について、私たちもせっかく政治的な方針というものもこれから考えて、検討してもらいたいという段階なんですが、いずれにしましても、やはり存続は政治的にあるいは世論の中で問われるという問題が出てきたものという事実、それから、そうなりますと、存続をしていく大義名分についてきちんとした方針を大臣の代で考えていただきたいということ
○田中(武)分科員 それでは次にまいりますが、先日、美濃部都知事が公営ギャンブル廃止ということに踏み切りまして以来、相当公営ギャンブルの問題が脚光を浴びたというか、新聞等にもよく出てくるようになりました。そこで、農林省の指導監督のもとにある公営ギャンブル、すなわち競馬について若干お伺いいたします。 まず第一点は、このギャンブルの警備には相当な警官が必要である。
国営競馬のことでお聞きしたいのですが、美濃部知事がギャンブル廃止という方針を明らかにしたために、この問題に、政治の姿勢といいますか、あるいは財政とモラルの問題として、国民が非常に関心を持ってきておるので、私は農林省管轄のいわゆる国営競馬についても、何かそれに対する政府の考え方というものをお持ちになっておるのではないかと推察をしているのです。