2006-10-31 第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第4号
そして、それを位置づけるために、いわゆるリベラルというのか、社民主義の人たちの生きる道として第三の道をギデンスが提案したというこの一連の流れの中で、やはり保守主義的なトーリーの政党も、基本的には、やはり公教育というのは同じように提供すべきだということは、全く私はそう思っていると思いますよ。ですから、少し行き過ぎがあるんなら見直す。
そして、それを位置づけるために、いわゆるリベラルというのか、社民主義の人たちの生きる道として第三の道をギデンスが提案したというこの一連の流れの中で、やはり保守主義的なトーリーの政党も、基本的には、やはり公教育というのは同じように提供すべきだということは、全く私はそう思っていると思いますよ。ですから、少し行き過ぎがあるんなら見直す。
現実に、世界でも多くの社会学者、例えば、「リスク社会論」というものを書いた、リスク社会という言葉を提言したウルリヒ・ベックや、社会システム論のニコラス・ルーマン、あるいは「第三の道」で第三の道を提示したアンソニー・ギデンスなど、そうした世界の社会学者というものもリスク問題に着目しているわけであります。
しかし、このようなグローバリゼーションに対するアプローチという点では、司法制度改革審議会のフィロソフィーにおいて、例えばの話でございますが、英国のブレア労働党政府の理論的支柱と言われておりますアンソニー・ギデンスの説くところのグローバリゼーションに対する理論といいますか、それに相当するようなフィロソフィーが必ずしもあるようには私には見えないわけであります。