1993-11-25 第128回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号
グエン・カオ・キ政権のときでございます。このときに、ここに議事録がございますけれども、宮澤さんでございますが、外務大臣でいらっしゃった。 七五年にサイゴンが陥落をするその前の晩に、フィリピンのマニラに日航機が行っていた。ところが、これはいろいろな周辺の事情があるのですが、予測に反してサイゴンが陥落までいってしまった。グエン・カオ・キ将軍が逃げてしまった。
グエン・カオ・キ政権のときでございます。このときに、ここに議事録がございますけれども、宮澤さんでございますが、外務大臣でいらっしゃった。 七五年にサイゴンが陥落をするその前の晩に、フィリピンのマニラに日航機が行っていた。ところが、これはいろいろな周辺の事情があるのですが、予測に反してサイゴンが陥落までいってしまった。グエン・カオ・キ将軍が逃げてしまった。
実は最近私のところに、南ベトナム共和国、すなわちサイゴン政府の国会議員の一人がたずねてまいられまして、非常な決意のもとに、いまのチュー・キ政権に対してアメリカは手を切ってもらいたいという、アメリカ政府及び国民への要望書を持って私のところへ来られました。
タイの歴代の政府、ゴ・ジン・ジェムはじめ、チャン・バン・フォン政権、グェン・カオ・キ政権、李承晩政権、いずれも悪名高き状況でございます。賠償及び経済協力には猛烈なリベートがついておりまして、これは防衛庁腐敗の比ではありません。
これを反映いたしまして、戦争屋であるグエン・カオ・キ政権に対する反対の意見というものが、政治的にもようやくあらわれてまいりました。したがって、今度の選挙においては、いわゆるタカ派とハト派の間の一つの焦点をしぼった政策上の選挙になると思うのです。
グエン・カオ・キ政権、これの出席を条件にしております。これは明らかにやはり拒否ですよ。いわゆるアメリカ側はきわめて巧みな政治的な拒否をやり、北側は正直な拒否をやった、こういうことの違いであって、拒否の名に変わりありませんよ。だから総理、やはり事実をもっと事実として見ぬと、あなた方がこれから努力せられる大きなファクターになってこないんですね。
そうしますと、いままでアメリカとしては、全体の戦争形態というものが特殊戦争形態、言ってみればグエン・カオ・キ政権を前面に押し立てて支援するというかっこうでやってきた。それが局地戦争の段階に入っているというのが実態です。アメリカが直接戦わなければいけない、こういう戦局動向になっている。そういうことになりますと、一体南ベトナムの趨勢はどうなるのか。
いまはキ政権が力で押えておりますけれども、いつ何どき爆発するかわからぬ。しかもその傾向は強い反米色に転化しておる。純粋な宗教的な立場から反対している仏教徒やまた学生や、そういう人たちの動きの中にも強い反米色が出てきておる。こういう動きに対して、外務大臣はどのようにその事態を把握しておられるか、重ねてお伺いをいたしたいと思います。
現在のキ政権がはたして人心を把握しているかということをお考えになってみればわかると思うのであります。 現に、私が昨年南へ参りましたときにも、大きな声では言えないけれども、われわれ南のベトナム人といえどもホー・チ・ミン主席に対しては親愛の情を持っているということを多くの方から聞きました。しかも指導的な立場にある人たちから聞いたのであります。
しかしながら、話し合いにより民政移管への基本的方針が確立された、かように報道しておりますし、確かに仏教徒その他とキ政権との話し合いは、民政移管への具体的な方針をきめたということであります。私は、南ベトナムにおいて、この種の本格的な政治的活動が実を結び、成果をあげることを、心から期待いたしておりますので、今日、民政移管への話し合いがついたということを心から喜んでいるものであります。
南ベトナムの政情は激動を続けており、平和の回復と民族自決の政治を要求して、サイゴン政権存立の基礎をゆるがしているベトナム民衆の運動は、アメリカ及びそのかいらいであるグエン・カオ・キ政権が、ベトナム民衆の心をとらえる戦いにおいて、すでに完全な敗北を喫したことを、全世界に告げるものであります。
○岡田宗司君 ただいま羽生委員のほうから、ラスク国務長官がもし日本に来るような場合において、中国との問題、あるいはまたベトナム問題が問題になるであろうというように言われたんですが、最近のベトナムの情勢を見ておりますというと、とにかく南ベトナムにおける政変の徴候がある、そしてグエン・カオ・キ政権の将来はもはやきまっておるように見えるわけです。
御承知のように、グエン・カオ・キ政権が非常に危機にある。この危機は、単にいま政権を握っている将軍の交代というよりももっと深いものがある。たとえば仏教徒、これは南ベトナムで一番大きな社会勢力でありますが、それがはっきりと軍事政権打倒というような線を打ち出しておる。選挙をやって民主主義政府をつくると同時に、かなり反米的な色彩もあらわれてきておる。
○岡田宗司君 ホノルル会談で、ジョンソン大統領はグエン・カオ・キ政権にてこ入れをして、それを強力たらしめるためにも民生安定をはかる。ところが、その民生安定のチャンネルになるグェン・カオ・キ政権が深刻な危機にあるということで、民生安定も事実上できない。しかも、軍事政権がああいうような事態になって軍部が仲間割れをしている。そうすると、アメリカが考えているようなベトコンの制圧もできない。
東京新聞が詳細に載せておる外電の内容からいきますと、さっき私が読み上げたように、グエン・カオ・キ政権はベトナム国民を全部つんぼさじきに置いて、全くアメリカのかいらいだ。だから、平和交渉をやるという意思を持つ限りは、真に南ベトナム住民を代表する政府をつくらなければいけない。こう言い切っておる。
○大出委員 そのこともちょっとはっきりしないのですが、私、いま二つ質問したのですけれども、一つはベトナムのグエン・カオ・キ政権なるものはかいらい政権だと認識していいかという質問をしたら、われわれはそう思っておらない、こういう御答弁ですね。ところで、横山さんの資格はという質問をいたしましたら、外務省顧問であって、外遊中は、いまのお話ですと、大使の称号を使ってもいい。
○大出委員 大臣に冒頭に承っておきたいことが一つあるのですが、ベトナムのグエン・カオ・キ政権なるものはアメリカのかいらい政権だ、こういう認識をしていいかどうか、お答えをいただきたいと思います。
これらの意見の大部分の連中がどうもグエン・カオ・キ政権はアメリカのかいらい政権であるというふうにとられておるということを新聞記者に話したところが、いつの間にかと言ったふうにとられておるということを省いて、あたかも横山特使自身の意見であるかのごとくに伝わったのでありまして、これは誤報であるということがわかりました。