1954-04-14 第19回国会 衆議院 外務委員会 第34号
ところがその前に帰つて来たキヤツチヤー・ボートの興洋丸、第二興南丸、第三興南丸は、はしなくも放射能を持つておるということが発見されたのであります。これは先般ビキニの周辺で放射能を受けた第五福竜丸に次ぐ第二の大きな事件でございますので、政府としては一昨日の大阪入港のことでもありますし、今日まで当然この報告を受けておると思います。その間の事情をまずお尋ねいたしたいと思います。
ところがその前に帰つて来たキヤツチヤー・ボートの興洋丸、第二興南丸、第三興南丸は、はしなくも放射能を持つておるということが発見されたのであります。これは先般ビキニの周辺で放射能を受けた第五福竜丸に次ぐ第二の大きな事件でございますので、政府としては一昨日の大阪入港のことでもありますし、今日まで当然この報告を受けておると思います。その間の事情をまずお尋ねいたしたいと思います。
○中川(融)政府委員 ただいま御質問になりました捕鯨船のキヤツチヤー・ボートに放射能が発見されたという新聞記事は、実は私もきようの夕刊で初めて見たのであります。水産庁あるいは厚生省からはまだ連絡を受けておりませんが、その程度あるいは危険の度合いというようなことは、詳細な事情を聞いてみなければ判断できないと思うのであります。
面において妥当であろうという考え方をとつておりますので、むしろ隻数では一隻は減りますけれども、レーダーの設置によつて拿捕対策の能力を増加して参りたい、それからなお従来の水産庁の監視船にはスチーム・トローラーが三隻含まれておつたのもありますが、特に講和後におきまする拿捕に対処するためには質的に向上を図る必要があると思われますので、三隻のステーム・トローラーに代えまして、南氷洋に出ておりましたキヤツチヤー・ボート
しかしこれは私の方が二十六年度に出します融資の計画の中で、政府の方で南氷洋捕鯨の方のキヤツチヤー・ボートの建造資金というものは、はつきりと候補に上つておりまして、私の方としては、当然に取上げるべきものであるというふうに格付をされております。
それから捕鯨業につきましては、キヤツチヤー・ボートを入れるか入れないかの問題がありますが、事務的には入れがたいと思つております。
それから最後に農林水産関係でございますが、この関係といたしまして、南氷洋の捕鯨のための捕鯨母船の改造及びキヤツチヤー・ボートの新造の資金、それから水産物高度利用のための製氷冷蔵設備、それから乳業酪農製品がございますが、乳業設備の合理化、それから木材の利用の合理化、これはハード・ボードというのでございますが、そういつたことに要する設備資金の申込みがすべてで八件ございます。
それで先ほど申上げましたような、本年度開発銀行に政府が期待をしております大型キャツチャー・ボートの建造と、水産物の高度利用という関係の、具体的な資金の申込の状況でございますが、これは大型キヤツチヤー・ボートの関係は、すでに申込を終りましたが、まだ冷蔵、冷凍関係というものは申込が現在進んでおる状況でございまして、私どものほうにすでにいろいろお話のあつた向きを一応集計いたしますと、單純に先ほど申しました
ことに最近の状態から申しますと、各国競うて母船の数をふやすとか、あるいはキヤツチヤー・ボートの数をふやす。そうしてすべてが能力的になつております。この点から考えまして、日本の船隊の実情は、母船にいたしましても旧式の船舶を改造したものである。あるいはキヤツチヤー・ボートの数にいたしましても、諸外国に比べると非常に劣つておる。
そこでこの母船は零度にぴつたりくつついておるのですが、そのキヤツチヤー・ボートがどんどんマツカーサー・ラインを越えて、くろかわまぐろをとりに行くわけです。これは計画的にやつておる。もちろんこれは不法行為で、発見されれば必ず拿捕される事件です。これが見つかりますと、その責任者として船長が罰を受けるわけです。
大黒丸という密輸船が神戸の灘濱という海岸で、あがりましたが、これにいわゆるキヤツチヤー・ボートで、捕鯨砲を載せておりました、しかももりを切つておりましたものですから、向うとしてはいざという場合には、三十ミリと四十ミリとある両方の砲を撃つんじやないかということが考えられました。最近ではまただんだん大きな武器を携帯するようになつて來ております。