1981-07-15 第94回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第9号
○武藤説明員 西欧の国々、それぞれソ連との間に抱えております問題は国によりまして違うわけでございますが、種々の形の対話を続けまして意思の疎通に努力しているということはおっしゃるとおりでございますし、特に先般のイギリスのキャリントン外相の訪ソにつきましてお話がございましたが、これは御承知のとおり、その直前に、EC首脳会議におきまして採択されました、アフガニスタン問題解決のための国際会議提案をグロムイコ
○武藤説明員 西欧の国々、それぞれソ連との間に抱えております問題は国によりまして違うわけでございますが、種々の形の対話を続けまして意思の疎通に努力しているということはおっしゃるとおりでございますし、特に先般のイギリスのキャリントン外相の訪ソにつきましてお話がございましたが、これは御承知のとおり、その直前に、EC首脳会議におきまして採択されました、アフガニスタン問題解決のための国際会議提案をグロムイコ
問題は、これから対ソ外交というものを日本としてどうしていくかということなのですが、最近そんな意味で、アメリカに対抗したわけではもちろんないわけですが、西ドイツのブラント前首相の訪ソとか、イギリスのキャリントン外相とかが、ヨーロッパの戦域核とか、アフガン問題の解決のための努力というものをやっているわけですね。こういう努力というものを政府の方はどういうぐあいに受けとめておられるのか。
つい最近イギリスのキャリントン外相が見えたわけでございますが、キャリントン外相ともその話をしました。ということはECも大体同じ考えでございますので、大体ECと日本は似ている、お互いがアメリカにその考え方をもっと説得しようじゃないかというようなことをこの間イギリスの外相とも話したわけでございまして、変わりございません。
それで二、三日前、キャリントン外相と会ったのでございますが、ECと日本とは、中東の和平問題について考え方が非常に近いわけでございまして、それじゃまずアメリカを説得しようじゃないか。
ただ、もう一つ、先ほどのキャリントン外相との話の中でありました中東和平問題に関連いたしまして、いまイラン・イラク戦争というのはどういう状況になっていますか、国連の和平特使なんかも動いているようでありますけれども、その進捗状況はどうでございますか、外務大臣として見通しはいかがでございますか。
○渡辺(朗)委員 キャリントン外相とのお話し合いの中では、もし介入があった場合には対ソ制裁で足並みをそろえるのだということもお話し合いをされておられるし、そうなると西ヨーロッパ諸国とすでに話し合いをしておられてどのような対策を講ずるのか、日本政府としては具体策を持っておられる、あるいはそこら辺を調整しておられるものだと考えますが、その点はいかがでございましょう。
○伊東国務大臣 キャリントン外相と特に軍事的な問題について話し合うということはやっておりません。ただ、八〇年代が非常に厳しい国際的な情勢だということについては、アフガニスタンの問題でございますとか、いろいろ意見は一致しているわけでございますが、軍事的にどうだというようなことについては実は私は話し合いはしなかったわけでございます。
これはECと大体同じ考え、きのうキャリントン外相ともその問題も話したんですが、大体ECと日本の考えは同じでございますが、それに対しまして国務長官は、この間でございましたが、自分も中東へ行って和平というものをどうやったらいいかということをひとつ考えてみる、キャンプ・デービッド問題を進めることは当然であるが、それからどうするのだということをアメリカとしてもよく考えてみるんだ、アメリカの中東に対する総合的
実は、ゆうべもキャリントン外相と話したのでございますが、中東和平についてはほとんど意見一致でございまして、いつまでも包括的、長期的な和平が来ないということになりますと、そこにいろいろな問題が起こるおそれがありますから、ECもひとつアメリカを説得することに大いに努力してもらいたい、日本もECと考えは一緒なのです。
○大来国務大臣 御承知のように、いわゆる中立化構想は、ローマで開かれましたECの外相会議でイギリスのキャリントン外相が提案したということでございまして、その後ECの内部でもいろいろ検討が行われている、まだまとまった案ができたとは聞いておりませんが、ただ、そういう考え方をもとにして個別的にイギリス側がモスコーとコンタクトする、あるいはフランス側からも打診が行われるということがあったように聞いております
それから、アフガン問題につきましてのイギリス提案、キャリントン外相の提案というのは、ローマで開かれましたEC外相会議の席上で初めて出されたようでございまして、ヨーロッパ各国、現地の大使館あるいは在京の大使等を通じまして日本側にも従来いろいろ連絡を受けておるわけでございます。