2007-03-28 第166回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
例えば、この沖縄県サトウキビ等の生産実績というのを独立行政法人農畜産業振興機構資料から拾いますと、平成六年度以降、キビ作農家戸数、栽培面積、収穫面積、単収、生産量、製糖量、すべての数値が低下をしているという状況であるということでございますけれども、いわゆるこれが沖縄振興策、離島振興策の実態といってもいいんでしょうか。これは大臣の方。
例えば、この沖縄県サトウキビ等の生産実績というのを独立行政法人農畜産業振興機構資料から拾いますと、平成六年度以降、キビ作農家戸数、栽培面積、収穫面積、単収、生産量、製糖量、すべての数値が低下をしているという状況であるということでございますけれども、いわゆるこれが沖縄振興策、離島振興策の実態といってもいいんでしょうか。これは大臣の方。
ややもすると、もう国際価格を比較しても、相当というか余りこの助成措置が大きいからだという意味で、キビ生産というものは考え直したらと、だんだんほかの作目に切りかえたらという意見がないわけでもありませんが、離島を含めて考えますと、まだまだ農民の数にしても農家戸数にしても、キビ作農家というのが日本の本土でいうと米作農家に匹敵する、この認識はぜひ農水省としても持っていただいて、サトウキビの糖分取引に移行をしていろいろ
その会場で、松田JA沖縄中央会会長が北長官に、沖縄のキビ作農家が高齢化のために、機械化は収穫作業だけでなく植えつけや管理についても必要であると強調し、機械化一貫の栽培体系を確立し、普及を図るため各地に展示圃場を設置し、今後とも強力に推進したいと述べました。
逆に、生産に要する諸経費は年々上昇して、キビ作農家は大変な赤字生産を余儀なくされ、それが生産意欲を失わせる最大の要因になっておるのです。 復帰後の最高の生産量は一九八九年産で百七十八万トンでした。そのときの一トン当たりの生産費は、政府の発表によりますと二万四千五百九十四円で、一トン当たりの農家手取り価格は二万四百九十円となり、四千百四円の赤字であったのであります。
キビ作農家は、この実施に伴って、今長官がおっしゃったように、農家の利益のためになるなどというふうなことになればこれは喜んで受け入れようということになると思うのですが、逆に受けとめて重大な不安を抱いている。その問題について農家はどうなっていくのか、進めてきた準備とあわせてそこらの御説明をいただきたい。
○古堅委員 品質取引の時期が迫るにつれてキビ作農家からは、糖度の基準がどこに置かれるのだろうか、サンプリングはどうなるのだろうかなどなどいろいろな疑惑が出てまいっています。農家経営に重大な影響が考えられるこの問題について、品質取引実施の条件整備も十分なされないままに、実施だけが先にありきということになっては農民の立場も大変だというふうに考えますし、救われません。
サトウキビは、鹿児島県の南西諸島及び沖縄県の基幹作物として生産活動が続けられ、キビ作農家を初めといたしまして砂糖業労働者の生活の場を形成し、この地域の経済を支える重要な産業となっております。しかし、常襲的な台風や干ばつ、病害虫の周年多発によりまして多大な被害を受けるなど、生産環境は極めて厳しいところでございます。
まず、沖縄の糖価安定に関する深いかかわりを持つ問題点を拾い上げてみますと、一つ、収穫用機械の導入、しかも小規模の機械化、これがどうしても必要であるということ、これはキビ作農家の切実な要望であるしまた県民の要望、これが一つ。収穫用機械の導入の問題。二つには、病害虫の防除、これに対して現状と今後の対応策は一体どうなるのか。
聞きますところ、製糖企業におきましても、キビ作農家等とよく話し合いまして、結いと申しますか援農班と申しますか、集落単位等に班体制を設けるというような努力を行って、労働力の需給といいますか、足らざるところを相補うというようなことでの助け合いというようなこともやっておるようでございまして、今後ともそのようなことも含めまして、労働体制の確保といいますか労働力の確保ということに努めていく必要があるのではないかというように
○玉城委員 これ以上この議論を申し上げましてもなんですが、大臣が何回も繰り返しておられますように、理解の得られる価格に必ず自分はする、こうおっしゃいましたので、やはり沖縄の立場、沖縄のキビ作農家の方々の理解が得られる価格が当然決定されるものという立場でこの問題はひとまず今後の推移を見守る。
○玉城委員 それはもう大変な御苦労をしていらっしゃることはよく理解もし、そういう意味では心から敬意も表しているわけですが、私も沖縄の二万六千キビ作農家の苦悩を知っておるだけに、これはまたやはり申し上げることは申し上げておかないと、大臣はよく沖縄のことを御理解され、パイン問題もすぐ飛んでいかれて現地も視察しておられ、よく沖縄の、特に歴史的な背景等申しておられますが、沖縄はサトウキビにかわる作物というものはこれからいろいろ
第二点に、キビ作農家戸数が全農家戸数の八六%を占めておるという点。第三点には、収穫面積が全耕地面積の約五〇%を占めておるという事実。
そういうもろもろの事情を抱えた中での今回のサトウキビの価格については、キビ作農家だけの問題ではなくて沖縄県全体の経済にも大きな影響を与える問題であるわけですから、そういう意味ではパリティ指数が上がった下がった、奨励金の趣旨がどうのこうのといういろいろな計算もさることながら、やはり政治的な配慮といいますか、価格決定に当たってこれはどうしても必要だと私は思うわけです。
○小里委員 政務次官に最後にお伺いいたしたいと思うのでございますが、ただいま御答弁いただきましたように、南の南西諸島周辺のキビ作農家の経営安定、ことに複合経営を具体的な意味で促進するために何とか施策はないかとお尋ね申し上げたわけでございますが、お聞きのとおり、目下新年度計画で大蔵当局とも折衝中だということでございます。
なおまた、南の南西諸島周辺におけるキビ作農家の経営合理化、あるいはまたもっと具体的な意味における生産性向上のために、最近行政機関等におきましても特に主張せられておりますことは、いわゆる複合経営をもっと具体的に促進するべきではないか、こういうことが言われておるわけでございますが、このことに対する所見を伺いたいわけです。
○玉城委員 先ほどからの御説明で、今年度のサトウキビ価格決定が十七ないし十八日になされるという御説明を承っておるわけでありますが、先ほどからもるる御説明のあったとおりでございまして、沖繩県のキビ作農家、もちろん沖繩県に限らず鹿児島県のキビ作農家の方々もそうでありますけれども、特に沖繩県の場合はこのキビ作というものが基幹作物である。
それはともかくといたしまして、沖繩のキビ作農家の一戸当たりの農家所得と農業所得、これらは全国の平均と比較いたしましてどのようになっておるのか、お示しをいただきたいと思います。
さらに、沖繩の場合、これは二、三日前、非常にキビ作農家は収穫前になってまた大変なことになったということの一つに、貨物自動車の運賃値上げ、キビを運ぶ自動車の運賃値上げ。五一%値上げ申請されておるんですね。そうなると、もうこれも大変なことだというので、いまから悲鳴を上げておる、この実情もあります。
) 沖繩におけるサトウキビ栽培の問題でございますが、これは先生御承知のとおり、農業の総生産額で見ますと、現在、三五%を占めており、これは畜産も含めての数字でございますが、また、耕作面積で見てまいりますと、サトウキビの栽培面積が約三分の二、六七%に達しておるということでございまして、基幹作物として振興開発上も位置づけておりますし、私どもといたしましては、今後とも、サトウキビ作の生産性の向上を図り、キビ作農家
○渡辺武君 それではもう一点、これは大蔵省の方に伺いたいんですが、いま大島税務署がキビ作農家に所得税をかけるということでいろいろ調査をしているらしいんです。それでいま問題になっておりますのは、収入に対する課税所得の率ですね。これを七三%というふうに非常に高率に見ているんですね。収入の計算も十アール当たりの生産額が六・八九八トン、約七トンと見ているんですね。
○説明員(小野博義君) 奄美大島のキビ作農家につきましては、たまたま五十三年につきましては作柄もよく、収穫量は比較的良好だったと聞いておるわけでございます。そのためもございまして、五十二年分には課税にならなかった農家であっても五十三年分については課税されてくる農家がかなり出ておるというふうに聞いております。
しかも、台風の強い鹿児島南西諸島並びに沖繩において、このような苦渋にあえぎながらキビ作農家は農業にいそしんでおります。もちろん、本土の米作、お米に匹敵するいわば主幹作物であります。こういったことはたびたび申し上げてきたわけでありますが、そういった点から、今回の価格決定に当たってはこの鹿児島南西諸島並びに沖繩の農民の皆さんに十分こたえていただきたい。まことに気の毒な状態でございます。
期間も迫っておるわけでございますので、以上申し上げた点について、時間が厳しい中での最終的な質問でございましたが、政府としてもキビ作農家に十分こたえるべく最大の努力を払って、再生産が営まれるように、希望が持てるキビ作に従事できるように価格決定をしていただくように重ねてお願いを申し上げて、質問を終わります。
キビ作農家の最大の要求は、ただいまも農林水産大臣が若干お答えになりましたが、昭和五十三年産サトウキビの生産者価格について生産費並びに所得を補償し、前年度最低生産者価格に奨励金を織り込んだ額に、生所方式により最近における労賃、物価等の上昇等を考慮し、農家の所得と再生産の確保が十分図られる価格水準に引き上げ、農家が安心して生産に従事できるよう価格決定をしていただきたい、かように思うわけであります。
これが砂糖の総需要量の約一〇%に相当するわけでございますが、両県のキビ作農家はさらに生産増強に日夜努力しておる実情でございます。 これから私が申し上げますことは、沖繩県と鹿児島県とほとんど共通している問題でございますが、本日は主として沖繩県の事情について申し述べさしていただきます。
そうすると、先ほど来私が申し上げておるように、現実の問題として、生産費の高いこのキビ作農家にとっては、パリティが結果的に一〇六・六%しか上がりませんでしたということでは、これは本当に生産意欲をわかすところのものとして結果として出てきたものとは思えぬ。言うならば、生産費というものを何ら考慮しなかったというかっこうにしかならないんですよ。
反収を上げないとだめなんだ、価格だけ上げたっていまのキビ作農家の問題は解決できないんだという、鶏が先か卵が先かというような議論になりかねない面もあったわけですね。しかし強調しておきたいことは、なぜこういう状態に追い込まれたかというその原因、遠因、背景というものをよくとらまえて施策を立てなければいかぬということですね。
次は、サトウキビの問題を一言お伺いしたいと思うのですが、現在の沖繩県民特にキビ作農家の二万二千五百円の要求が入れられるかどうかは別として、いまのパリティ方式の矛盾はもう政府自体が認めておるわけです。担当大臣でないので、そういう方向で口添えをしてもらえばいいのじゃないかという意味で私は聞くわけですが、実はこの前ビートの値段が決まりましたが、あれはパリティ方式なのですね。
残念ながら今日の沖縄のキビ作農家の現状というものは、基盤整備をやりたくてもできない条件に置かれている。これを具体的にどう解決していくかというのが、もし価格政策とあわせてやるというなら早急にやるべきことだと私は思うのです。
この要求している価格は台風がやってくる前のキビ作農家の要求なんです。これが台風によってこれだけ減収する、さらに金額にしても大体二十億以上、農作物全体として三十二億というふうに計算しておりますが、その大半はサトウキビである、こうなりますと、二万二千五百円の算定の基準が上回ってくることは当然であります。