1984-07-24 第101回国会 参議院 商工委員会 第10号
そこで、試験炭鉱を展望しながら、当面、山内で、例えば赤平なら赤平の山でガス抜き対策の一環として予備切り羽を使って試験的にやると。
そこで、試験炭鉱を展望しながら、当面、山内で、例えば赤平なら赤平の山でガス抜き対策の一環として予備切り羽を使って試験的にやると。
このガス抜き規格は、六本以上掘っているという証言もありますけれども、たとえ六本以上掘っていたとしても、炭層が倍あるのでありますから、これはガス抜き対策としては、特にバージンフェースであるという面からいって、立方当たりで計算すると基本的に間違っていたと言えるわけですよ。
結論を申しますと、会社側の保安体制のずさんさ、ガス抜き対策の甘さというものが、今回の大惨事になったのではないかというふうに私は見ておるわけです。
結果としては、この現場の事前のガス抜き対策がきわめて不十分であったということになるわけですが、ガス対策として会社は監督官の命令で十六本のガス抜きボーリングを実施しているわけです。それまでは十四本のボーリングであったということなんですよ。ここにも端的に一つ問題が出ているというふうに私は思うのです。
それだけにガス抜き対策ということが言われますが、とにかくこれだけのガスの事故がなくなるようにはできないものか。三カ月、六カ月先のガス抜きをしておると言われますけれども、高松炭鉱もガスが多うございました。私が十年余りおる間にガス爆発を三件ぐらい経験をしております。一番問題は、正直に申しますけれども、経営者には、事故を起こして人を殺しても、良心的な痛みは余りない。
会社が少々のガス抜き対策なり対応策を出してみたところで、働く者はもう信用しませんよ。ですから、やはり監督官庁としての政府が、これならばだいじょうぶだというようなものがあるとすれば、それを示していただかない限り、私は労働者が納得して行かないという問題点が一つある。だから、そういう考え方のもとに、何らかの対策を早急に示してもらいたいというのが第一点。
それ以後、政府はガス抜き対策に対して、具体的にどういう試験研究、どういう対策、それから予算面ではどのような措置を講じてきたか、お答えをいただきたい。
○説明員(久良知章悟君) ただいまガス抜き対策と先生おっしゃったわけでございますが、ガス突出でよろしゅうございましょうか。
しかも、これは少し会社側に有利なことではございますが、ここのガス抜きのやり方、その次のパラグラフに書いてありますけれども、通常の山でやっております以上のガス抜き対策をやっておるということが確認されておるわけでございます。
第四に、ガス湧出の多い炭鉱については、ガス抜き対策のための掘進を促進すること。第五に、ガス、炭じん爆発、坑内火災等の災害発生に際して、被害を最小限度にとどめるための独立分流を確立をすること。