1985-06-19 第102回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第7号
第二に、ガス抜きボーリングによりガス去勢を図る、あるいは応力解放する等の予防対策を実施する。第三に、ガス突出の前兆を絶えず監視し、前兆が少しでも認められれば直ちに退避等の措置をとる。第四に、救急バルブ、避難所等の防災体制を二重、三重にも強化していく等々の対策をきめ細かにとることによって十分克服していけると考える次第であります。
第二に、ガス抜きボーリングによりガス去勢を図る、あるいは応力解放する等の予防対策を実施する。第三に、ガス突出の前兆を絶えず監視し、前兆が少しでも認められれば直ちに退避等の措置をとる。第四に、救急バルブ、避難所等の防災体制を二重、三重にも強化していく等々の対策をきめ細かにとることによって十分克服していけると考える次第であります。
したがって、現在考えられる限りの理想的な基幹坑道を展開し、事前のあらゆる条件把握を的確にするとともに、これに応じて十分な時間をかけてのガス去勢が必要と考え、そのような考え方に立って新区域十尺層の採掘予定範囲に賦存する千二百万トンを対象に適正規模と考えられる二切り羽、年産七十五万トン体制の開発計画を策定いたしましたが、開発を開始して一切り羽稼働までに四年九カ月、二切り羽稼働までに五年七カ月を要します。
○福原政府委員 昨年十月の夕張新炭鉱のガス突出事故につきましては、事故調査委員会の調査報告書によりますと、当該区域が地質条件から見まして非常にガスがたまりやすく、かつ抜けにくいところであった、加えて予兆あるいは前兆と見られる現象が幾つか事前にあった、その結果から判断してガス突出の原因は当該区域のガス去勢が不十分であったという結論を出されております。
したがって、「探査ボーリング等による地質状況等自然条件の事前把握の強化」「自然条件に見合った、より効果的な坑道掘進方向のガス去勢対策の強化」、それに伴って最も安全な適合性のある採炭方針が決定されている、こうなっていることはきわめて基本的な観点だ、私はこう思うのであります。そして、幾つかの問題点がさらにつけ加えられておるわけです。
先ほど伊木先生は、この対策をやったからといってガス突出がないとは言えないというような御発言もありましたけれども、それはまた自然状況といいますか、不可抗力というようなこともございますから、それはそれでわかるわけでございますが、いわゆる「今後の対策」の中で、現実にここに数項目挙げてございます、先ほどから言われますような「探査ボーリング等による地質状況等自然条件の事前把握の強化」、また簡略に言いますがガス去勢対策
そこで、今次災害の「原因についての考察」、この中の「地域特性について」、その中で、さらに「地質特性」の問題あるいは「岩石特性」の問題、さらにガス抜きの条件、(2)としては「災害発生箇所付近の特殊性」、そして「断層」、「坑内状況等の特記事項」、こういう形でずっと分析をされて、最後に総合的な考察として、言わば一言で言うと今次災害はガス去勢が不十分であったことが原因である、このように結論づけられておるわけであります
それからガス抜きのボーリングでございますが、着炭五メートル、新層十メートルに接近した場合に六本以上のガス抜きボーリングを行う、ガス去勢をやる、こういうことをやっておりました。七片区域におきましてはさらにガスの自噴圧、自噴量、これを点検いたしておりましたが、基準値は超えていなかったということを確認しております。
その周辺の地層の異常状態の把握のための探査ボーリングと、それからこれに対するガス去勢のためのガス抜きボーリングを、三つの方法で強化することを考えております。 その次に、発破対策といたしましては、指定切り羽とか沿層切り羽の発破に際しての点火位置の点検、それから誘道発破についての点検ということを考えております。
また、この中に書いてございますような「ガス去勢が不充分のため」云々というようなことは、事故が起きた後で、不十分であったから起きたと結果的にわかった点をここには書いてあるわけでございまして、送致する段階におきましては結果論というものも、もちろん、あるわけでございますけれども、その個々の現象につきまして、やはりそれぞれ、そのときの技術水準とか社会的通念というようなものとか、そういうようなものを判断の尺度