2015-07-09 第189回国会 参議院 環境委員会 第11号
最後に、一九九七年以降のダイオキシン類削減対策、広域化計画政策などの廃棄物行政で、当時、開発途上で新しいごみ処理技術であったガス化溶融炉を、安定稼働ができると積極的に推奨して国庫補助の対象にして、事実上、私は国が自治体に押し付けたと思うんですね。この結果が、基準を超過するダイオキシン類を発生させ、行政に隠蔽までさせて、巨額の費用負担に悲鳴を上げさせていると。
最後に、一九九七年以降のダイオキシン類削減対策、広域化計画政策などの廃棄物行政で、当時、開発途上で新しいごみ処理技術であったガス化溶融炉を、安定稼働ができると積極的に推奨して国庫補助の対象にして、事実上、私は国が自治体に押し付けたと思うんですね。この結果が、基準を超過するダイオキシン類を発生させ、行政に隠蔽までさせて、巨額の費用負担に悲鳴を上げさせていると。
○政府参考人(鎌形浩史君) 環境省自体では、焼却炉の型式ごとの管理運営形態を体系的に把握はしてございませんが、平成二十六年九月に滋賀県高島市、御指摘の高島市が調査をされておりまして、それによりますと、ガス化溶融炉については、全国九十施設中、八十八施設で民間事業者に運転が委託をされており、二施設において直営で運転が行われていると。
○市田忠義君 このガス化溶融炉は、政府が新しい技術として推奨してきて、国庫補助の対象になっていたごみ処理施設なんですね。たとえ高島市の直営で運営したとしても、安定稼働ができるごみ施設でなければ政府がやっぱり私はお墨付きを与えるべきではなかったと思うんです。
○参考人(阿部秀保君) 東松島市の場合というよりは石巻圏の中で、女川もそうなんですけれども、広域でごみ処理、一般家庭していますので、それについては、ガス化溶融炉、被害を受けましたので、それが修繕が終わるまでは仙台市さんとかにお願いして、一般家庭は一般家庭で、少し時期遅れましたけれども取り組んだと、処理できたと、スムーズにいきました。
百億が広域処理のガス化溶融炉の燃やさなくちゃいけない分ですね、廃プラとか漁網とか、そういったことですので、やはり中身を思えば、私どもはこういった取組をしたいというふうに思ってしたわけですので、当然市民の皆さん、被災者から喜ばれるのは当然ですので、その中身の問題なんだろうなと。
当初は、東松島市もガス化溶融炉でということで建設予定がありましたけれども、私は率直に申しまして、全部自分でやるとは言いません。ギブアップしたときは宮城県さんに助けていただきます。ですけれども、やれるところまでは自分たちでやりたいと、やれるところまでは。ですので、最終的にやれない部分というのは、漁網と廃プラとそれから燃やすものはですね、そういったことは石巻で僅かなトン数ですけどお願いしました。
○川田龍平君 循環型社会形成推進交付金によって誘導されてきた灰溶融炉、ガス化溶融炉などがこの五年間の間に、灰溶融炉は全国百十六か所、ガス化溶融炉が八十一か所と全国に広がりました。
○政府参考人(由田秀人君) ガス化溶融炉につきましても灰溶融炉につきましても、いわゆる市町村が施設整備を廃棄物処理、あるいは熱回収、リサイクルのための施設整備の一つとして位置付けておるわけであります。
最後の質問になりますが、ガス化溶融炉についてお尋ねしたいと思います。 このガス化溶融炉は、ダイオキシン対策として一時設置が義務化されたもので、全国に普及したわけですが、時事通信社の調査で、ガス化溶融炉の補修費の負担が増加して、運営する自治体の約六割が想定を超える負担だとして今後の負担を心配していることが分かりました。昨年の暮れに報道されたことでございます。
アスベスト廃棄物は、千数百度の高温で溶融しますと繊維状でなくなりまして無害化されるために、ガス化溶融炉などの高温でごみ溶融できる施設では無害化することができます。
○浜田昌良君 今の御答弁でガス化溶融炉で燃やせば無害化するという話があったんですが、これ逆に言うと、じゃガス化溶融炉は今の廃棄物焼却場のうちの何割あるんですか。
適切に熱回収を行った上で処理をするということが適切でございますし、また、先ほど来出ておりますガス化溶融炉のお話でございますけれども、それぞれの特徴を組み合わせまして、そしてその地域に適切なものを導入をするということにほかならないと、このように考えております。
○岩佐恵美君 自治体の要望に応じてきちんと対応していきたいということですが、このガス化溶融炉あるいは灰溶融についてメーカーが売り込む際にどういうことを言うかというと、とにかく何でも燃やせます、持っていらっしゃいということを言いますね。
○岩佐恵美君 次に、今環境省が推進しているガス化溶融炉、灰溶融炉について伺いたいと思います。 これらが各地でトラブルを起こして大きな問題となっています。私は現地に幾つか行きましたけれども、例えば愛知県の東海市、青森県の弘前市、むつ市などでは爆発事故など重大事故が起こっています。最近でも島根県の出雲市外六市町広域事務組合の出雲エネルギーセンターでトラブルが続いて大問題になっております。
当然、その中に、こういったいわゆるRDFあるいはガス化溶融炉の施設推進等々入っておるわけであります。
東北のある町では、ガス化溶融炉を新たに導入しましたが、その導入費用だけでももう目一杯である、解体まではお金がなかなか回らないと、そういう話も随分あちこちで言われているわけなんですけれども、こういった面についての廃炉、放置状態にさらされている廃炉というのは相当数あると思いますけれども、これに対してやはり十分対応をしていく必要が行政としてあるのではなかろうかと思いますけれども、この辺についてはどうお考えですか
シュレッダーダストのリサイクルにつきましては、ガス化溶融炉で溶融することにより金属等を回収するとともに、熱回収により発電を行う方法がございます。また、銅溶錬炉によりまして銅原料として利用するとともに、熱回収により発電を行う方法がございます。
○岩佐恵美君 シュレッダーダストのリサイクルはガス化溶融炉が中心です。日本でもガス化溶融炉はまだ実証段階のものが多いんです。商用炉も操業実績が短くて十分安全性が確認されているとは言えません。一九九八年にはドイツでシーメンス社のガス化溶融炉でガス漏れ事故が起きましたし、国内でも二〇〇〇年に青森県で事故が起きています。
具体的な施設としてはガス化溶融炉を検討中でございます。事業主体は山口県が出資するこれも第三セクターでございまして、総事業費は約百億円。処理能力は年間五万トンでございます。処理対象は山口県内で排出された廃プラスチック等の産業廃棄物のうち新南陽海面処分場で受入れを予定しているものを想定しているというふうに聞いております。
具体的な施設としましては、ガス化溶融炉を検討中でございます。 事業主体は山口県が出資する第三セクターでございまして、総事業費は約百億円、処理能力は年間五万トンでございます。処理対象は山口県内で排出された廃プラスチック等の産業廃棄物のうち、新南陽海面処分場での受入れを予定しているものを想定しているというふうに伺っております。
○政府参考人(飯島孝君) いわゆるガス化溶融炉での事故というのは、恐らく委員御指摘になったのは灰の溶融炉で、東海市で先ごろ爆発事故がございました。このことだと思うんですが、これは廃棄物の溶融炉じゃなくて灰の溶融炉でございます。
そのためには、ガス化溶融炉で溶融することにより金属等を回収するとともに熱回収による発電を行う方法、銅の溶錬等により銅原料として利用するとともに熱回収による発電を行う方法、高度の分別したものを金属原料あるいは防音材の原料とする方法など、シュレッダーダストのリサイクルの方法が開発をされて一部実用化されておりますから、それを着実に進めていくことが大事ではないかなというふうに思っております。
○政府参考人(岡本巖君) 一つの分かりやすい手法としましては、シュレッダーダストの処理を、これからリサイクル処理を進めていかなきゃいかぬのですけれども、そのための今かなり標準化されているというか、実用化されている処理プラントの場合の投資額という点では、二万トンぐらいの処理プラントを設置するためにガス化溶融炉の場合に三十数億掛かるということでございますので、先ほどの四十数万トンのものをこれから新増設するということで
そうしますと、結局、シュレッダーダストをごみとして出さないためには、先ほどの、全部再資源化で鋼材として処理をするか、あるいはガス化溶融炉などでサーマル利用するか、燃やしてしまうということですね、こうしたどちらかに収束せざるを得ないというふうに思うわけでありますが、こうした認識でよろしいのかどうか、御答弁をお願いします。
では、その他はどういうふうに処理をするのかとなれば、このASRリサイクル事業者として大半を占めると予想されていますのが、サーマル中心のガス化溶融炉などになってくると思うんですね。この間の政府の取り組みを見ますと、このようなガス化溶融炉などを含むASRリサイクル事業者育成の仕組みがいろいろなところで組み込まれてきているんじゃないかと思うんです。
そしてもう一つは、ガス化溶融炉などでサーマル利用を行っていく、そういう方向に行くんだろうと思うんですね。 実は、この流れの中で、ひとつコストというものを考えてみますと、このガス化溶融炉というのは新しい技術として非常に期待をされているわけですが、業界の方に聞きますと、トン当たり大体三千万から五千万かかるということなんですね。
ASRについては、先ほど御指摘がございましたように、精錬あるいはガス化溶融炉あるいはセメントキルンというようなものを使う、いろいろな可能性があろうかと思いますが、今のコストと、それから、二〇一五年をにらむということになろうかと思いますが、処理率を九五%まで引き上げていくということを目指しながら、技術のこれからの展開によってコストがどういうふうに変動していくか、その辺の事情を私どもも、メーカー等に一方的
○岡本政府参考人 ただいまの先生の御指摘はASRの処理ということについてかと思いますが、ASRの処理について、御指摘のように、例えば銅の精錬メーカーでありますとか、あるいはガス化溶融炉については鉄鋼メーカーでありますとか、あるいはプラントメーカー、一部はガラスあるいはセメントの業者の方々もいろいろな方策を勉強されております。
今、金属の回収で、樹脂の部分は防音材にするとか、あるいはガス化溶融炉で溶融することによって金属を回収すると同時にスラグが出ますので、そこから路盤材のようなものをつくっていくとか、それから、銅の精錬メーカーがこのシュレッダーダストの処理ということについても準備をいたしているわけですが、当然ながら銅の原料として利用する。
また、そういった大型の優れた炉という意味で、ガス化溶融炉などの新技術を活用した施設につきましても性能指針に基づきまして国庫補助を行っているところでございまして、委員御指摘のような形で、近代化した廃棄物処理システムを構築していきたいというふうに考えております。
さらに最近は、従来ストーカー炉に、その後に灰溶融施設を併設していたわけでございますが、最近は初めからごみを高温でガス化して燃焼させまして、あわせて残渣物を溶融スラグ化する、いわゆるガス化溶融炉という方式が増えてきております。このガス化溶融炉処理あるいは先ほど申し上げました灰の溶融処理、この方法は、ダイオキシンはもちろん分解できますし、それから減容化されますので最終処分場の寿命が延びます。
あとは、じゃ新しいガス化溶融炉だの灰溶融炉がきちっとダイオキシンが無害化できればいいんじゃないかという話もあるかもしれませんけれども、これは無害化されるという証拠はないんです。ここに私が、質問主意書を出したところに返ってきた、小泉純一郎さんから返ってきた返事がありますけれども、ダイオキシン等の挙動については、定義も明らかではなく云々、お示しすることは困難である。
そのほかにも、もうやたらにこのダイオキシン問題にだけこう引っ張ろう、あとはガス化溶融炉ばっかりに引っ張ろうという動きがありまして、物の本質を日本の市民運動は残念ながら見えていません。海外の場合は、物すごくそこが法律的なところから市民運動も来ますので、その落差というのがとても大きいんですね。
前の質問のときにも、ごみの焼却場でガス化溶融炉という煙突の要らないような焼却施設ができたということを言わせてもらいましたけれども、今も、新しい技術でスーパーオキシドイオンという、これは活性酸素なのかな、物々しい名前がついておりますけれども、そういったもので循環水を浄化するという技術もございます。
それとともに、私自身一年ぐらい前に、皆さんは当然廃棄物処理施設の最新型のものを見ているかと思いますけれども、ガス化溶融炉の中で排ガスの処理もする、煙突の要らないような廃棄物処理施設が、一年たてば最新型じゃないかもしれませんけれども、最新型として登場しております。
中身としましては、低公害車でございましたり、使用後に地中で分解するプラスチックなどの環境調和型の製品分野、廃家電や廃自動車などのリサイクル関連分野、ガス化溶融炉などの新たな廃棄物処理の分野などの市場が拡大するということで推計したものでございます。 先生御指摘の産構審のビジョンとの関係でございますと、基準年が変わってきて、その後の技術進歩などの諸情勢を反映して見直したものでございます。
神奈川県によりますと、この原因につきましては、主に雨水幹線のダイオキシン堆積物、土砂等でございますけれども、こうしたものが雨水により流出してこのような値が出たというふうに推測しているということでございますけれども、同時に、スクラバー排水以外にも化学分析棟であるとか総合研究所であるとか、あるいはガス化溶融炉等が汚染源となっている可能性もあるというふうに言っているところでございます。
それで、ここで一つデータがございますけれども、この当工場においては、この廃棄物焼却施設以外に化学分析棟とか総合研究所、あるいはガス化溶融炉といった施設の排水も行われておりまして、それは汚水管を通じて総合排水処理施設で処理されておるのでございますけれども、この排水が入る前の濃度は十八から九十八ピコでございますが、処理後は六・七から八・六ピコ、こういうデータを私どもは得ております。
このメーカーが大変高濃度のダイオキシン汚染の水を垂れ流していたという、そういうことで、しかも最新鋭のガス化溶融炉、これからダイオキシンが出ていたということで非常に大きな衝撃が今全国に走っているんです。 例えば、スラグの水から十五ピコグラム、それから飛灰系排水から九十八ピコグラムのダイオキシンがたまたまはかったときに検出された。