1954-09-17 第19回国会 参議院 通商産業委員会 閉会後第8号
過去におきましては、戦時中乃至終戦後非常にカーボン・ブラツク工業は順調に伸びたようでございますが、その後消費者からその二点につきまして非常に強い要求がありました。それはいわゆる新聞業も入りまして国産のカーボンを使うと非常に印刷上いろいろな点で支障があるというような問題もございまして、我々のほうといたしまして、メーカーには至急品質の研究を命じております。
過去におきましては、戦時中乃至終戦後非常にカーボン・ブラツク工業は順調に伸びたようでございますが、その後消費者からその二点につきまして非常に強い要求がありました。それはいわゆる新聞業も入りまして国産のカーボンを使うと非常に印刷上いろいろな点で支障があるというような問題もございまして、我々のほうといたしまして、メーカーには至急品質の研究を命じております。
そこで外国の品物は確かにいいことはいいのです、使つて見て得なんです、得だからといつて一部の業者が儲ける、ところが一方においては国内の産業の機構が崩れかかつておるということでありますから、ここに一大決心を以てこの化学工業の、今カーボン・ブラツクを一つ例に挙げましたが、これに類似したものが多々あるようでありますけれども、とにかく政府当局の考え方ももう少し大衆を救うという方面に差向けてもらわなければいけないのじやないかと
○海野三朗君 このカーボン・ブラツクにつきましては、内地品は品が悪いということは私も承知しておるのでありますが、今業者は操業短縮をやつて非常に苦境に陥つているわけでありますが、なお現在の五百余トンも持つておるのでありますから、内地品を何とか消化させてもらわないと、日本人が食つて行けないという結局問題になります。
○政府委員(川上為治君) 私はやはりその国内の資源を極力活用すべきだというふうに考えておりますので、カーボン・ブラツクなどにおきましても国内の石油ガスから極力とるように私はすべきじやないかというふうに考えております。
○海野三朗君 私ちよつとお伺いいたしたいのは、このカーボン・ブラツクでありますが、カーボン・ブラツクのいい品質のものは日本では出ていない。それがなぜ出ていないかと申しますと、石油ガスを作つていないからということに私は聞いておるのでありますが、どうも石油ガスのほうは相当あちこちで随分出ておるように私は聞いておるのですが、そういう面に対しては局長あたりはどういうふうにお考えになつておりますか。
それから数量は少いのでありますけれども、国内産業と睨み合せましてカーボン・ブラツクの外貨割当は如何ようになつておりますか。この二つお伺いしたいと存じます。スクラツプの問題、鉄鋼の鉱石の割当、そのうちで外国からスクラツプを買うことでございます。
○小林政夫君 私は本案に賛成をいたしますが、ただ一点、カーボン・ブラツクの関税定率を来年の三月三十一日まで、本表においては二〇%であるにもかかわらず、一割に軽減をすると、こういうことでありますが、先般来いろいろ参考人等を招致して聞きまして、今の生産の現状から言えば、或る程度一割に軽減しておくことは止むを得ないと思うけれども、ここに附則別表乙号に並べられた他の品種と同様に、一律に来年の三月三十一日まで
それからカーボン・ブラツクにつきましては、小林委員から理由が挙げられておりますが、これについては乙号表の他の品目と異なり、相当過去の経緯から見ましても考慮すべきものがありと考えますので、その点については大蔵当局としては十分御考慮相成つて然るべきだと、かかる希望を強く要請いたしまして、本案に賛成いたします。
又、過般、当委員会でも、カーボン・ブラツクにつきましては、製造メーカーのほうは、カーボン・ブラツクは自動車のタイヤの原料に入れるそうです。ゴムに混ぜる黒いもんだそうですが、これを拵えるほうは定率を上げろと、こう言う、使うほうは下げよと言う。
○海野三朗君 そういたしますと大蔵省は、つまり各省とよく打合せてこの税率をきめておるのであると思うのでありますが、先ほどお伺いいたしましたカーボン・ブラツクの税率なぞにつきましては二〇%かけるやつを一〇%にしてあるというようなことは、つまりこれは通産省の責任に入りますか。
○委員長(中川以良君) それでは先ず本日海野委員よりカーボン・ブラツクの件に関しまして緊急質問のお申出がございまするので海野委員に御発言を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○海野三朗君 関税の改正によつてこのカーボン・ブラツクはどういうことに、なつておるのでありましようか。それをお伺いいたしたいと思います。カーボン・ブラツクに対する関税の割合、変化、在来のと関税が変つて来ましたか、そのままでありますか、その辺をお伺いいたしたいと思います。
○藤野繁雄君 さつきもお話のあつたように、アメリカのカーボン・ブラツクの種類は四十種類ぐらいある。日本には十種類ぐらいしかないということで、どう見たつてタイヤなんかに使うのであつたならば日本にできたところのカーボン・ブラツクでもいいが、いわゆる印刷用のインクを作るためにはアメリカのものを輸入しなければいけない、こういうふうな話もありますが、如何ですか。
私が当時の関係者から命ぜられまして、戦争中からカーボン・ブラツクの問題に移りまして、カーボン・ブラツクがなければ飛行機のタイヤも自動車のタイヤもできないという、非常に苦境に陥つたときに、カーボン・ブラツクに飛び込んで、どうしてもカーボン・ブラツクを作らなければならん。終戦後アメリカから円滑に来るかと思つたら来なかつた。その後OITという名目で日本に分けてくれることになりました。
○小林政夫君 最近、カーボン・ブラツクのメーカーと思われるほうから、大分需要にマツチするような製品ができて来た、従つて関税率の減税を早期に打切つてもらいたい、こういう陳情があるわけです。そういう点について、現在のカーボン・ブラツクの生産状態及びあなたの御覧になつた需要との関係においてどういう状態にあるか、御説明を願いたいと思います。
第三点、カーボン・ブラツクは、政府原案において今回一割から二割に輸入税率の引上げが計画されているのでありますが、なお輸入を確保する必要がありますので、来年三月末まで現行一割の税率をすえ置くことといたした次第であります。 第四点、新聞用紙の輸入税率は、現在一割となつているのでありますが、その需給の現状等にかんがみまして、来年三月末までこれを七分五厘に軽減することといたした次第であります。
すなわち、セメンシナの現行輸入税率の無税を一割に、麦角の無税を一割に、サントニンの無税を二割に、群青の二割を二割五分に、カーボン・ブラツクの一割を二割に、テレビジヨン受像機の二割を三割に、及びこんにやく芋の一割五分を四割五分に引上げようとするものであります。
○国務大臣(岡野清豪君) 私正直に申上げますれば、このカーボン・ブラツクの輸入関税引上げの点は実は承知しておりません。併しお説から判断いたしまするというと、恐らく国内産業を傷めつけないために輸入関税を引上げるということになつておるのじやないかとも考えます。これはあとから政府委員から御答弁させます。私の考えを率直に申上げますれば、今後はできるだけ国内の商品で商売をして行きたい。
○豊田雅孝君 基本方針については御了承願つておるので満足いたすのでありますが、具体的な問題について伺いまするが、今日の日本経済新聞にも出ておるのでありますが、カーボン・ブラツクの日本の生産の採算がとれにくい、具体的に言いますると輸入品に圧迫せられ勝ちである、従つて関税の引上げをしなければならんという動きがあるようでありまして、新聞によりますると、すでに通産当局でもそういうお考えを持つておるかに出ておるのでありますが
○政府委員(石原武夫君) 只今お尋ねのカーボン・ブラツクの関税引上げの問題は、ちよつと担当の政府委員がおりませんので的確なことを御返事できませんので、至急調べて、のちほど御返事いたします。
○政府委員(渡邊逸亀君) 現在ここに挙げておりますので、他の法令の関係がなくて、物統令だけで縛つておるものは、石油製品とそれから砂糖、それから水道料金、それからここに掲げてありませんが、入浴料金、それから医薬品の一部、カーボン・ブラツク、それからガス料金の中で、天然ガスの発生する会社が家庭に配給する販売会社に対して売る天然ガスの料金、そういうものです。
只今の点につきましては必ずしもアメリカばかりではありませんが、そういう要望に関係しております業界といたしましては皮革関係の原皮、特にキツプスキン、カーフスキン等、それからセルロイド関係のコツトン・リンター、化学纎維関係の同じくコツト・ンリンター、それからの石綿の業界でありますが、それから電気通信機、電気機械関係のニツケル、それから電線関係のカーボン・ブラツク、その他大きなものといたしまして紡績関係の