1978-11-21 第85回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
また、オレンジについては、一番大事なポイントは自由化という約束はしないということ、それから枠の拡大については六、七、八月という時期は、これは時期が違うわけですからミカン生産農家には影響を与えない、ただ、向こうが言っておるのは四月、五月も対応するように、こういうことになってくるとこれはやっかいだな、この四月、五月はタンカン類と重なりますからこの時期は避けたい、こういうことを基本として、ミカン農家や果樹農家
また、オレンジについては、一番大事なポイントは自由化という約束はしないということ、それから枠の拡大については六、七、八月という時期は、これは時期が違うわけですからミカン生産農家には影響を与えない、ただ、向こうが言っておるのは四月、五月も対応するように、こういうことになってくるとこれはやっかいだな、この四月、五月はタンカン類と重なりますからこの時期は避けたい、こういうことを基本として、ミカン農家や果樹農家
いやタンカン類があるのだと、これはもうミカン農家と生産のうらはらのものであり、そっちを指導してきたのだからというので、これもぎりぎりお断り申し上げているところであって、決してミカン農家の現状を無視してアメリカだけの言うことを聞いているわけじゃない。むしろ消費者のことを考えるならば、夏の時期ぐらいに入れて、そしてこの問題が解決できるならば、消費者にとっても生産者にとっても実質被害がない。
そこで、何にもできないというわけにはいきませんので、いろいろ話し合った結果、夏の時期、向こうは四、五、六、七、八、四月から八月まではミカンがないじゃないかという話であったわけでございますが、四、五はミカンそのものはありませんけれども、タンカン類が関係するというので、六、七、八、三カ月間に限って、全体の通年の枠二万二千五百トンと同じ分だけこの時期に限って入れる、こういう対応をいたしまして、ミカン業界に
タンカン類についてもまずまずダブらない。秋口についてもまず大丈夫だ、六、七、八であれば。そこで一番心配したのはいまのハウスミカンでございます。ハウスミカンがせっかく伸びつつあるのに、これに大きな影響を与えてはならぬということを非常に心配いたしまして、これも研究してみたのですが、ハウスミカンは現在一万トンぐらいである。
一方、国内からも、夏ミカン、タンカン類のない時期、果物の端境期に安いオレンジが入ってしかるべきだという声が非常に強かったことも事実でございます。そこで私としては、日本の柑橘類に影響を与えない範囲はどのくらいか。季節自由化は、もちろん通年自由化に貯蔵等から関連してまいりますので、絶対排除しなければならない。向こうの要求しておりますのは四月からということでしたが、四月、五月はタンカン類に影響を与える。
こういったことは、カン類には全般にナツミカンあるいはその他の夏かん類についても、植栽率はわりあいにテンポが早かったんでございますが、一方落葉果樹のリンゴ等を例にとりますと、リンゴは六千七百五十ヘクタールをこの五年間に植栽の目標としてきたんでありますが、結果的には四千二百四十六ヘクタールということで六二・九%。あるいはブドウにつきましても八三・四%。
また、今後どう続くかということにつきましては、まあ実質的には、いままでの段階では、このグレープフルーツが日本の消費層にはそれほど浸透しなかったというふうな関係もございますが、こういう事態もわれわれはあらかじめ見込んでおりまして、いわゆる季節関税制度というものを設けまして、十一月一ぱいまでに入るものについては二〇%の関税率、十二月から五月までのいわゆる日本の雑カン類が出回ってまいります季節の間は四〇%
ただ、晩カン類と申しますか、晩カン類一般につきましては、御指摘ございましたようなそういう外国の果実との競合というようなことをも考えまして、農家の間で非常に品種更新と申しますか、優良品種への転換というようなことも最近に至るまで相当行なわれてきて、非常に優秀な晩カン類も国産で供給できるようになっている現状であるというふうに思いますが、先ほど申し上げましたように、グレープフルーツを自由化することによりまして
しかしいつまでも従来型の夏ミカンではやはりすっぱ過ぎて国民の嗜好には合わない、時代の流行にそぐわないというふうにも考えまして、われわれといたしましては、農家の御努力で最近普及してまいりつつあります甘夏ミカンヘの切りかえということで、夏カンを切りまして、夏ミカンの上に甘夏ミカンのつぎ木をいたすこと等によりまして、また新植する際には、従来の夏ミカンではなくて甘夏カンの苗木等を植えるということで、一日も早くこの晩カン類
特にまあ甘夏ミカン——甘夏ミカンとかその他の晩カン類につきましては、時期がほぼ同じ時期にかち合いますので、そういった意味で影響があるものと理解している次第でございます。
○渡辺政府委員 十二月から五月の四〇%をかける期間に大体どれくらいの国内のミカンが出回るだろうかということを一応計算をしてみると、ハッサク等の晩カン類の約九割、かんきつ類全体の約八割が大体十二月から五月であろう、こういうように思っておりますので、もうほとんど大部分の出回り期に該当するから、その期間だけ高率関税をかければいいのではないか、こういうように考えておるわけです。
私は雑カン類の輸入はしないといういまの渡辺政務次官の責任あるおことばを信頼いたしまして、それでよろしい。ただ問題は、アメリカに対する温州ミカンの輸出がわれわれが満足するだけの拡大ができないままに、約束だからしかたがない——しかし約束は、こっちが約束をしたのでありますけれども、向こうは拡大を約束をしておるのである。
むしろ私どもの食味の感覚から申しますと、グレープフルーツは値段が高いから食うのであって、いかにもうまいような感じがするのであって、ハッサクのほうが案外うまいかもしれぬという感じすら実はいたしておるのでありますが、ここで問題になりますのは、グレープフルーツの一城を許すことによって、次の城であるところのいろいろのアメリカの雑カン類を自由化しなければならないという問題が起こってくるという可能性が多分にある
ナツミカン等の雑カン類にとどまらず、この自由化が行なわれれば、国内産の果実についても非常に重大な問題が起きる。現在政府としては総合農政の推進という大きな柱を立ててやっておるわけでありますが、これにも悪影響を及ぼすことは間違いない、こういうような状態でございますから、それは雑カン類のオレンジ等の自由化というものは行なう考えはありません。