1958-07-03 第29回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
ですから、そういう消極的なことではなくて、この際乳製品を、特に大カン練乳等を通じて消費拡大をやる、——これは生産も消費ももう萎縮しているのですよ。こういう点についても、やはり従前の方法がよかったということに思いをいたすとするならば、この際政府部内において十分相談をされて改善されたらどうかと思うのですが、この点いかがですか。
ですから、そういう消極的なことではなくて、この際乳製品を、特に大カン練乳等を通じて消費拡大をやる、——これは生産も消費ももう萎縮しているのですよ。こういう点についても、やはり従前の方法がよかったということに思いをいたすとするならば、この際政府部内において十分相談をされて改善されたらどうかと思うのですが、この点いかがですか。
○政府委員(谷垣專一君) 昨年の六月の末に、実は大カン練乳等の加糖いたしましたものの免税措置の撤廃期限がきたわけであります。で、その二年間の猶予期間におきまして、その後におきまする大カン練乳等の砂糖消費税撤廃に対する設備転換が行われたかどうかという問題でございまするが、これは、その間におきまして特に問題になりまする中小企業の設備が、かなり市乳に転換いたしておることは事業でございます。
たまたま昨年の下半期におきまして、牛乳、乳製品の需給の不均衡がある程度見通されるちょうどその折に、昭和三十年の砂糖消費税法の改正に伴いまして、大カン練乳等の砂糖消費税の免税措置が、六月いっぱいをもちまして、なくなるという状況がございました。
これは主として中小企業になるかと思いますが、大カン練乳等の施設を他の市乳あるいは粉乳等の施設にかえるための設備資金というものの債務保証ということもこの基金としては予定をいたしておるわであります。
この対策に対します答申を受けまして以来、政府の方でやりました措置といたしましては、当時の状況から見ましても、大カン練乳等を中心とした乳製砧等の保管、たな上げ、それから一月から実施いたしました学校給食の実施、さらに当時乳業者が経営資金等におきまして困っておりましたのに対する融資のあっせんというようなものをやって参ったわけであります。
そういう設備資金に対すまする対策というものについての問題は、これは私たちも十分慎重に検討していかなければならぬと考えておりますが、とりあえずの問題としましては、現在の基金で大カン練乳等の免税措置を撤廃しましたために起きてきまするそれぞれの改造、あるいは新しい方向に向いまするための施設新設というものに一応限定をして考えておるわけであります。
第三に基金の業務でございますが、上述いたしました出資者につきまして第二十九条各号に掲げておりますところの資金の借り入れ等による債務保証を行うわけでございますが、この資金は乳業者につきましては乳代支払いの資金等の経営資金が大部分でございますが、これとともに乳業経営を合理化いたしますところの設備資金、たとえば現在のところ考えておりますのは大カン練乳等加糖乳製品の製造業者が、砂糖消費税の撤廃等に伴いましてその
それから第三点に、乳製品の保管でございますが、酪農振興基金の業務開始が、そういう事情ですぐこの場に間に合わずに、若干おくれて参りますので、その間のいろいろの資金の融資のあっせんを現在、それぞれの機関に話をいたしまして、いたしておりますが、そのほかに乳業者あるいは農業協同組合等が大カン練乳等の乳製品を保管いたしました場合に、国はそのために必要な保管料でありますとか、金利でありますとかいうものの相当額に
私たちの考えておりまする生乳の学童給食になりますと、やはり大カン練乳等の問題からも来ておりまするしいたしまするので、やはり酪農地帯を主とした形がまず先へ来るのではないか。もちろん、これは学校側の希望にもよるわけでございますから、そのほかの大きな都市等にももちろん行くことがあるかと思います。
○春日委員 そうすると、この閣議了解によるところの対策の中に書いてあるのは、酪農振興基金の業務開始までの間において、乳製品または乳業を行う農協が、政府の定めるところにより、大カン練乳等の乳製品を保管するときは、国はそのために必要な経費の一部を助成するものとすると書いてある。けれども、融資のあっせんはどこに書いてありますか、伺いたい。
○赤城国務大臣 先ほど申し落しましたが、酪農振興等の業務開始が今直ちに行われるというわけでもありませんので、その間乳業者または乳業を行う農業協同組合等が大カン練乳等を保管するには、国といたしまして必要な経費の一部について助成する。
さらに大カン練乳等の設備を市乳あるいはその他の粉乳設備に切りかえていくというふうな設備転換資金につきましても、農協系統でございますれば農林漁業金融公庫、あるいは中小企業の場合でありますれば中小企業の金融公庫等にあっせんをいたしまして転換の資金のお世話をする必要がある。また基本的には従来この酪農面におきまする調査が不整備な状況にございます。
○芳賀委員 私どもは、今大カン練乳等にも免税措置が講ぜられたということに対しては、これはやはり国の一つの政策を通じて、特に生産者に対する乳価安定等の一つの措置としてかかる税の減免の特例が講ぜられたのであろう、そういうふうに高度の立場から見て理解しておったわけですが、今の局長の御答弁によると、それほどまでの配慮はなかったということですか。