1956-02-16 第24回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
方向としましては、私は、第一には農業の高度化と申しまするか、従来カロリー本位の作物を中心に生産をいたしていたのでありますが、これをもっと畜産、あるいは果樹園芸という、いわゆるプロテクティブ・フード、保健食糧というふうに申しておりますが、保健作物的なものへの生産の転換をはかるということが第一。
方向としましては、私は、第一には農業の高度化と申しまするか、従来カロリー本位の作物を中心に生産をいたしていたのでありますが、これをもっと畜産、あるいは果樹園芸という、いわゆるプロテクティブ・フード、保健食糧というふうに申しておりますが、保健作物的なものへの生産の転換をはかるということが第一。
○川野公述人 長期的に見ますと、カロリー本位の作物から漸次ビタミンとか、あるいは動物性蛋白質、脂肪質農生産に変っていくということは、これは国民の消費水準の上昇を前提にする限り、一応当然として考えていいじゃないかと思います。ただ私の言いたいことは、それならば、いわゆる食糧増産対策費としてあげられている経費が直ちに削除、不要ということになるかというと、そうはならないだろう、こういうわけです。
この食生活の合理化、栄養の改善ということは、特に学校の児童のみならず、現在の日本の食糧事情から申しましてもきわめて重大なことでございまして、従来の日本人の持つていた満腹感から、カロリー本位、栄養本位の食糧に改善すべきことは当然であると存じますが、せつかくこの学校給食法案ができるのでございますから、この食生活の合理化、栄養の改善、健康の増進、こういつたことにさらに百尺竿頭一歩を進めて、現在厚生行政の中
しかしそれにいたしましても、カロリー本位の食糧であつてはならないのでありますから、ここに栄養價値のある食糧を総合的にやつて行かなければならぬことはもちろんであります。