2019-02-27 第198回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
そのようなカルデラ噴火については、その発生を想定した法規制や防災対策は行われておりませんので、巨大噴火の発生可能性が相応の根拠を持って示されない限り、巨大噴火によるリスクは社会通念上容認される水準以下であると判断をしているところであります。
そのようなカルデラ噴火については、その発生を想定した法規制や防災対策は行われておりませんので、巨大噴火の発生可能性が相応の根拠を持って示されない限り、巨大噴火によるリスクは社会通念上容認される水準以下であると判断をしているところであります。
そういった意味で、その原子力施設の運用期間、これは数十年のオーダーというふうに考えますけれども、その数十年のオーダーの中で巨大噴火、いわゆるカルデラ噴火が起きる可能性というものを考えるときに、その兆候といったものが、数百年のオーダーというのは、数百年前に捉えるというのではなくて、運用期間に対して、その巨大噴火が起きるかどうかの蓋然性をつかまえる期間において兆候が捉えられるかどうかの方が重要だというふうに
カルデラ噴火の前はどちらかというと静かだ、場合によっては数百年間非常に静かなこともある、したがって、だんだんアクティブになっていくから、それを基準に何か考えるという考え方そのものがどうも違っていると、こう部会長自らが指摘をされているんですね。委員長、いかがですか。
これ見ますと、周期性はありませんし、大規模なカルデラ噴火が五千年から二万年程度の間隔で繰り返し起きる期間もあったということが分かります。 ですから、少なくとも九電が示すような活動間隔や噴出量の見積りをもって近い将来にも巨大噴火が起こらないということは断言できないのではないか、こう思いますが、更田委員長、いかがですか。
○山添拓君 ところが、昨年五月の調査会で私が質問した際、当時の田中規制委員長は、カルデラ噴火のようなものを予測することは求めていないと答弁をしました。これ矛盾するじゃないか。原発の運用期間中に影響を及ぼす可能性が十分小さいかの判断は、巨大噴火やそれによる影響の有無、程度についてもこれ予測できる前提で火山ガイドを作られているんじゃないでしょうか。更田委員長、いかがでしょうか。
四国電力伊方発電所三号機の審査におきましては、阿蘇山の巨大噴火、カルデラ噴火の可能性について、各種の知見も参照しつつ、火山の活動間隔、巨大噴火からの経過時間、現在のマグマだまりの状況、地殻変動の観測データなどから総合的に評価を行った結果、現在は巨大噴火の直前の状態ではなく、運用期間中に設計対応不可能な火山事象が発電所に影響を及ぼす可能性が十分に小さいという判断をいたしました。
破局的噴火というのを先生どういうことを想定されているかよく分かりませんけれども、カルデラ噴火のようなものが起これば、恐らく九州全域は全滅、人は瞬時にして亡くなるような状態とか、そのカルデラ噴火が起これば一億人ぐらいは亡くなるというような予測もされています。そういうものに対して予測できるかというと、私どもとしては、それを予測することを求めているわけではありません。
きのうも山本審議官から、今回は、噴火が起きたときに火山灰が降ってくるのと、もう一つは火砕流、七百度ぐらいの溶岩が過去には噴火でこの川内原発のところまで来たという結果が地層から出ているわけですけれども、そのような大きなカルデラ噴火、巨大な噴火は起こる可能性は相当に低いんだ、可能性は十分に小さいと言いましたかね、そういう説明だったわけですけれども。
また、先生今御指摘がありました、九州全域に壊滅的被害をもたらすような破局的噴火、いわゆるカルデラ噴火ですが、これは、地下のマグマの状況や過去の噴火履歴等を総合的に検討した結果、川内原発の運用期間中に影響が及ぶ可能性は十分小さいということを確認しております。
情報の収集については、原子炉安全専門審査会の方に火山部会を設けて、そこに火山の先生方の御協力を得て、いろいろこういった川内のカルデラ噴火等の状況について、もしデータの変化があった場合にはそれの評価もしていただくということで、情報の収集には常に努めております。
それから、予知の問題ですけれども、これはカルデラ噴火についての問題でありまして、カルデラ噴火というのは南九州、九州全域に影響が及ぼすような噴火になります。
規制庁は、カルデラ噴火については、その前兆を捉えた例を承知しておらず、噴火の具体的な発生時期や規模を予測することは困難であるという認識を示しておられますけれども、専門家抜きで判断し、それを妥当としたわけですから、次にこの妥当性について聞きたいと思うんですけれども、二つお聞きします。
○田中政府特別補佐人 今議論の対象になっておりますいわゆるカルデラ噴火、これは、仮にそれが起こると、九州全域を壊滅的、ほとんど全ての方が亡くなってしまうような破局的な噴火が起こるということであります。
先生御指摘のようなカルデラ噴火ですが、こういったいわゆる超巨大噴火が発生すると、九州全域に壊滅的な被害をもたらすような噴火になります。こういった場合は、地下のマグマの状況とか過去の噴火履歴等を総合的に検討して、川内原発の運用期間中に影響が及ぶ可能性は十分小さいという判断をして私どもは認可したものでございます。
逆に言いますと、これまでにそういったカルデラ噴火というような破局的な噴火についての研究はまだ十分に進んでいないということになりますけれども、そういうことから、何らかの異常が検知された場合、原子力規制委員会も、仮に空振り、噴火をしないということも覚悟の上で、そういった可能性を考慮した措置を事業者に命ずる、講ずることにしております。
の噴火で、そのときに川内原発に十二センチほどの降灰があったということで、今回はそういうことを踏まえて、そういう十五センチの降灰に対しても耐えられるように、そういう対策を求めているということでありまして、いわゆる巨大噴火について前兆を捉えたかどうかということについては、まあ前兆をどういうふうに見るかということですけれども、気象庁等においては一定の前兆を捉えた例もあるとは思いますけれども、いわゆるカルデラ噴火
それから、歴史的に見ますと、いわゆるカルデラ噴火が起こったときは非常に広範な範囲にその影響が及ぶということも、これも歴史的事実でありますので、そういったことを踏まえて申し上げたところでございます。
……(辻元委員「予知できるかどうか」と呼ぶ) その程度の噴火が起こるということになりますと、相当量のマグマの供給がないと、そういった爆発には至らないということでございますので、そういうことを考慮しますと、マグマがそれだけたまってくれば、相当いろいろな地震も起こりますし、地形変動も大きくなってくるということで、ある程度それは予測できるのではないかというふうには判断しておりますが、今後とも、そのカルデラ噴火
私どもが今審査をしている段階で申し上げておりますのは、先ほど冒頭に委員長が申し上げました、現時点において、この発電所の運用期間中にカルデラ噴火のようなものが起きるかどうか、その可能性がどのくらいあるのか、そういう話をしているわけでございまして、実際にカルデラ噴火に至るようなことがこれから観測できるのかという話とはちょっと違いまして、現時点において、これまでの状況を見ている限りにおいて、発電所の運用期間中
現在の知見でいつ、どこで、どれぐらいという極めて正確な予知は不可能でございますけれども、カルデラ噴火といいますと、大体、姶良火山の場合ですと、そこで噴き出される土砂の量というのは山手線ぐらいの面積で高さが多分一キロから一・五キロぐらいの厚さの土砂が噴き飛ぶだろうと言われています。
先生御指摘のいわゆるカルデラ噴火ということですけれども、これにつきましては突然起こるものではなくて、やはりカルデラ噴火は、まさに先生御指摘のように、九州の半分以上も埋まってしまうようなそういうものですから、当然その前に地下からマグマの供給というのが長期間にわたって行われます。
過去のカルデラ噴火において、噴火前百年程度の間にマグマの供給率が急上昇した後、そして地下に大規模なマグマだまりが形成されて噴火に至ったと、そういった研究成果もあるというふうに聞いてございます。
○政府特別補佐人(田中俊一君) 御指摘のとおり、私どもとしては、先日も気象庁の方にも島崎委員が出向いて直接いろいろ御相談し御協力をいただくということにしてきましたし、専門の火山予知連の方とも協力をしながら、今後のカルデラ噴火、そういったものについての研究も含めて、データの蓄積も含めて、あるいはデータの解釈も含めて、規制委員会としてはそれをリードしていきたいと、そのように考えています。
いわゆるカルデラ噴火というやつでございまして、これが起こったのが三万年前で、大体この辺りについて見ると、九万年に一度ぐらいそういう噴火の可能性があるというふうに推測されております。ですから、この危険性が増すまでには相当まだ時間があるというふうには思っております。
今再稼働に向けて審査が続けられている九州電力川内原発の立地する九州南部は、地球の歴史から見ると巨大なカルデラ噴火の影響を大きく受けた地域であり、そのことはこの間の国会の論戦でも明らかになっています。
○政府特別補佐人(田中俊一君) 噴火も、大噴火とそれからカルデラ噴火のような非常に破局的な噴火というのがございます。カルデラ噴火についての科学的な知見は必ずしも世界的に十分ではありませんけれども、最近のGPS等による詳細な観測によりますと、カルデラ噴火が起こるようなときにはマグマが集中的にたまってくると。そのたまってくることによって地形変動がかなり大きく動くということが分かってきております。
それから、いわゆる大規模カルデラ噴火というのが歴史上あったわけですけれども、これにつきましては、以前にも平野先生にお答えしましたけれども、設計上対処できないような火砕流が押し寄せるような場合には、これはその運用期間中にでございますけれども、そういう場合にはまず立地不可能という判断をするということで、そうじゃない場合には、一応そういう監視体制を取りながら設計対応をできるかどうかということをこれから評価
つまり、六千年に一回ぐらいの頻度でカルデラ噴火を我々は経験をしていて、最後のカルデラ噴火が七千三百年前でございますので、そういう意味ではいつ起こっても不思議はない。