1953-08-06 第16回国会 参議院 本会議 第35号
而も本改正案の修正において、カルテル認可権を公取一本に帰せしめたごとく見せかけておいて、実際はかくのごとき特例法によつて、重要企業について公取の手が及ばないごとくして行くことになるならば、同様なことが他産業においても行われることとなることが容易に予測されるのであります。
而も本改正案の修正において、カルテル認可権を公取一本に帰せしめたごとく見せかけておいて、実際はかくのごとき特例法によつて、重要企業について公取の手が及ばないごとくして行くことになるならば、同様なことが他産業においても行われることとなることが容易に予測されるのであります。
(拍手) さらに思うに、公取委が専管すべきカルテル認可権を通産大臣がしいて横坂りしたことは、重要産業統制法制定の伏線であると考えざるを得ないのであつて、すなわち強制報告徴収権の挿入は、はからずもその意図を現わしたものであると断ぜざるを得ないのであります。