1973-07-05 第71回国会 衆議院 決算委員会 第21号
ただ、その後、十一月の末ごろから非常に価格が上がってまいりまして、私どもといたしましても、これは何とかしなくちゃいけないと考えましたが、もう不況カルテルの期間も一カ月余りでございますし、ここで打ち切って野放しにして、すぐに増産がされ値段が下がるか、そういうことよりも、むしろカルテル下において増産を指示し、価格は据え置かせる、そういうことのほうがよろしいのではないか、そのように考えまして、通産省とも十分連絡
ただ、その後、十一月の末ごろから非常に価格が上がってまいりまして、私どもといたしましても、これは何とかしなくちゃいけないと考えましたが、もう不況カルテルの期間も一カ月余りでございますし、ここで打ち切って野放しにして、すぐに増産がされ値段が下がるか、そういうことよりも、むしろカルテル下において増産を指示し、価格は据え置かせる、そういうことのほうがよろしいのではないか、そのように考えまして、通産省とも十分連絡
○浅井委員 通産大臣、不況カルテル下で緊急増産や緊急出荷をやること自体、政府の政策が非常に大きな見通しの誤り、あるいは不況カルテルを組んできたこと自身が大きな誤りだったということは大臣お考えになりませんか。
○山形(栄)政府委員 十二月八日に、いま公取のほうからの御説明もありましたけれども、カルテル下において、ガイドラインの拡大ということで、二十九万トンの増産命令を出しておるわけでございます。
さらに配当等につきましても、大臣からの基本的な姿勢についての一般的な御発表がありまして、自主的な判断のもとに、配当についても大幅な配当をいたさないで、不況カルテル下の冷却した体制の改善のために充当しているのが実情でございます。
不況カルテル下に置きながら、なぜそういうもうけをふやすようになったか、けしからぬとおっしゃられれば、まことに申しわけないと思いますが、当時の私どもは、価格を冷やす方向に力を入れて稼働率を高めることを要請したというのが実態でございます。
おっしゃるとおり、いろいろな方面に、少しずつではありますが、波及してまいる問題でもありますが、しかし、需給バランスが非常にくずれたために、むやみやたらに価格が下がればいい、崩落すればいいという性質のものでも、必ずしも経済の実態から見て、ざいませんので、その辺は、私どもといたしましても、カルテル下あります企業の動き、産業の動向等につきましては、所管官庁とも十分連絡いたしまして、そこに行き過ぎのないように
私は、不況カルテル下にあって値上げムードが出てくるなんということは、はなはだけしからぬと思います。価格は、市場メカニズムによる自律的な回復を待つべきものではないのか。その不況カルテルを結成する場合でも、価格の決定に伴う共同行為はきびしい監視下に置かれているはずだと思います。
しかし生産カルテルをやっているのだから、そのカルテル下に黒字の大手企業者までが一律に値上げをするとなれば、生産カルテルの制度は再考すべきであり、むしろ廃止すべきじゃないかと堀君は論じられてまいりました。これに対して藤井君の理論が対立をしておるわけでありまするが、これまた集約をしてみますると、次のような、言うならば持続論になるわけであります。
しかし、一般的に、もし生産調整のためのカルテルがなければ当然値上げが認められるべきものだと思うのでありますけれども、御承知のように現在清酒については生産調整のカルテルが公正取引委員会と大蔵省の間で合意に達してつくられておる、こうなっておるわけでありますから、そのカルテル下において値上げが、それも一律の価格で行なわれておるということは、私は非常に問題がある事案だ、こう考えておるわけであります。
不当な、あるいはは便乗したような、あるいはわれわれの目から見てもよくないやり方で上げるということであれば、それは私はよくないと思いますが、一切値上げをそういう不況カルテル下にあるものはしてはならないと言いたいところでございますけれども、はたしてそこまで言い切れるかどうか。その辺は国会でもこの春ごろ、やはり法律案の御審議にからんでずいぶん御議論があったというふうに承っております。
そういう意味では、私は、少なくとも不況カルテル下における値上げという問題は、個々企業の個別的内容の問題であって、要するに一般的なかっこうの問題ではあり得ない。
○政府委員(乙竹虔三君) 新聞の「通産省の指導のもとに」ということばは、私は正確ではないというふうに考えるわけでございまするが、通産省の態度といたしましては、現在、先刻申し上げましたような、遺憾ながら不況カルテル下にあるにもかかわらず市況は相当悪い。