2017-12-07 第195回国会 参議院 環境委員会 第2号
放射性物質に汚染された農地の除染、これについては、除染をした後、さらに予防的措置又はその吸収抑制のために、カリ肥料、これを使った対策を実施してまいりましたけれども、今後、吸収抑制対策事業をどのように継続されていくのか、農業者が負担を心配することがないような予算について御質問をしたいと思います。
放射性物質に汚染された農地の除染、これについては、除染をした後、さらに予防的措置又はその吸収抑制のために、カリ肥料、これを使った対策を実施してまいりましたけれども、今後、吸収抑制対策事業をどのように継続されていくのか、農業者が負担を心配することがないような予算について御質問をしたいと思います。
食用作物の生産につきましては、これまでの試験栽培等の結果によれば、除染が完了した地域においては、カリ肥料の施用等による放射性セシウムの吸収抑制対策を徹底すれば基準値を下回る米を生産することは十分可能ということが分かっておりますので、除染や対策の実施によって安全な作物は生産可能というふうになっているところでございます。
具体的に申し上げますと、米につきましては、カリ肥料による吸収抑制対策を実施いたしました。これによりまして、福島では特に全袋検査をいたしておりますので、一千万点のうち超過はわずか八十四点ということでございます。野菜につきましては、検査点数が一万七千五百点、このうち基準超過は五点ということでございます。
○副大臣(岩本司君) 放射性物質で汚染されました農地への対応についての基本的な考え方といたしましては、高濃度に汚染され、毎時〇・二三マイクロシーベルトを超える農地につきましては、先生先ほどおっしゃった反転耕等と併せて地力回復資材の施用を助成する除染事業により対応して、それ以外の地域では、農作物への汚染のおそれが比較的高い農地においては、カリ肥料等の吸収抑制資材の施用等を助成する吸収抑制対策、これは東日本大震災農業生産対策交付金
あわせて、農地の除染やカリ肥料の施用等に対する支援を行ってまいる考えであります。 なお、汚染稲わらについては、関係自治体と連携して保管や焼却などを進めており、この費用は、東日本大震災復旧・復興予備費により支援しております。 また、百ベクレルを超えた米については、生産者等に出荷代金相当額を支払い、市場流通から隔離する対策を実施することとしております。
結局、根っこから吸収されるセシウムを減らすという意味で、そういう耕す、そこにセシウムと競合関係にあるカリ肥料を増やすあるいは堆肥肥料を増やしてセシウムがより土に固着するようにする、そういうような対策で、現実の牧草とかあるいは食物へのセシウム移行というものを抑制するということがなされていまして、具体的にはそういう形でチェルノブイリの農業牧畜というのが動き出しています。
それから、肥料につきましても、火山灰土壌でございますので、燐酸が吸着するだとか、あるいは雨が降ることによってカリ肥料が流亡することによって、どうしても施用量が多くなる。それから、規模が小さいために単位当たりの農業機械費が増嵩する。そういう面もございますので、価格の低減とあわせまして、効率的な利用ということにも努める必要があろうかというふうに思っております。
それから、カリ肥料につきましてはおおむね均衡状態で推移いたしておりますので、そういう状態で今後とも推移するのではないかというふうに考えております。
いろいろ、カリ肥料、燐酸肥料、窒素肥料、たくさんありますから問題だと思いますが、やはり趨勢としては高度肥料の方に向いているというのが趨勢じゃないかと思うのですね。そうしますと、どうしても単肥みたいな形のものは、これはだんだん余っていくという形にならざるを得ないのじゃないか、私はそういうふうに簡単に思っているわけであります。
しかし、九月以降の価格につきましては、燐酸肥料、カリ肥料、化成肥料等の肥料にあっては、燐鉱石だとかあるいはカリの輸入価格が大幅に上がりましたので、それらの実情にかんがみまして、肥料全体といたしまして現行価格に対して七・四%の値上げを余儀なくされたわけであります。これは九月からでございます。これが来年の六月一ぱいまでその価格でいくということにしたわけでございます。
過燐酸石灰で五二%、窒素肥料で四一%、カリ肥料が四八%、これは単肥ですが、これを化成肥料にしたものが五一%、と、肥料だけでこういう上昇です。肥料は特に上がっております。まあ横ばいのものもありますけれども、肥料というのは一番経費のウェートを占めるわけです。そして、種子が一四%、農薬は一七%です。
基本的には通産省から答弁がございましたから重複は避けますが、御指摘のとおり、従来は、硫安、尿素につきましては、合理化メリットによるコストの低下という効果は非常に顕著でございまして、したがいまして、価格につきましてもそれに見合って下がってきたという実態があったわけでございますが、昨年末来の石油問題に端を発しまして、本年一月には従来下がってきたものが逆に上がるという事態になりましたし、さらに、燐酸肥料、カリ肥料
それから、本法の直接対象ではございませんけれども、あと、燐酸肥料及びカリ肥料等を合わせました複合肥料の動向について申し上げますと、燐酸肥料につきましては、これは従来とも多少上がってまいったわけでございまして、アンモニア工場のような大型の合理化によるコスト低下ということが大幅ではございませんものですから、その他の要因もございまして、徐々に上がったわけでございますが、比較的安定的に推移しておったわけでございます
○島田(琢)委員 さらに、特定肥料として本法の対象肥料になっている以外の燐酸質肥料、それからカリ肥料については、実態はどうですか。国内価格と輸出価格の差はどれくらいになっておりますか。
しかも、燐酸質肥料の原料たる燐鉱石、それからカリ肥料というものは、過半は全農が輸入をしている。したがいまして、原価も把握しやすいということになりましたものでございますから、この全農がそういうことで原価を把握いたしましてメーカーと交渉してきめる価格を基準にする、この仕組みによってまいったわけでございます。
それから、また、その他のものにつきましては、燐酸肥料、カリ肥料及び高度化成肥料等の複合肥料につきましては、これは直接的にはこの法律の対象外でございますから、硫安、尿素のような生産費調査は従来いたしていないわけでございます。
また、先ほど言及いたしましたような抜け道を防ぐためには、硫安、尿素以外の燐酸肥料、カリ肥料並びにこれら複合肥料につきましても、この肥料価格安定等臨時措置法を適用される考えはないかどうかにつきまして、あわせてお答えをいただきたいと思います。
それからカリ肥料でございますが、これにつきましてはやはりカリ塩という形で製品そのものを輸入いたしておりますが、この輸入価格も相当上がっておるというようなことを反映いたしまして、先ほど申し上げましたように、本肥料年度当初に対しまして約三割、それから前年同期に対しまして約四割というような値上げに相なっておるわけでございます。
後者のその法律の対象外でございますが、燐酸肥料それからカリ肥料、それといわゆる化性肥料、これ等につきましては、まず燐酸カリにつきましては、主といたしまして輸入の燐鉱石及び輸入のカリの上昇、それからまた包装材料の値上がり、そういうこと等によりまして上昇を余儀なくされたものでございまして、全体を総合いたしまして平均三一、こういうふうになっておるわけでございます。
蛇足ながら一言付け加えますと、カリ肥料及び燐鉱石——これは燐酸肥料の原材料でございますが、これらにつきましては、全量わが国は輸入に依存しております。そして、その輸出国の窓口について調べてみますと、すべての国が単一もしくは専門輸出機関を設置しておりまして、輸出の調整、内需の確保をはかっているように考えられます。それらの事情も大いに参考になるのではないかと考えます。
それから内外の肥料政策を一体的に遂行するという、そういう眼目でやっておるわけでありますが、したがって、本法におきましては輸出シェアが高くて、それから内需面におきましても基幹的な性質を持っております肥料として、硫安と尿素を対象といたしておる次第でありますが、いまお話のこれ以外の肥料といたしましては燐酸肥料、カリ肥料、それから化成肥料がございますが、この価格の安定をはかることも、もちろん大事な仕事でございますが
そこでほかの肥料、まず化成肥料に入ります前に、その原因たる原因料と申しますか、というのはア系の窒素とそれから燐酸肥料とカリ肥料、三要素があるわけでございまして、その三要素をいわば混合いたしまして、まあ化成肥料でございますので、まずその根っこの価格、燐酸肥料とそれからカリ肥料、この価格について、これをこのごろ対象にすべきだという御議論がまたあろうと思うわけでございます。
なお、燐酸肥料、カリ肥料につきましては、先ほど申しましたように、原料を外国に依存しておりますので、この確保の問題につきましては、先ほどからお話しがありましたような、外航船の燃料の確保の問題を、現在、鋭意各省と協議中でございます。
○前田説明員 御承知のように、窒素肥料を除きます燐酸肥料及びカリ肥料につきましては、燐酸肥料の場合は原料、カリ肥料の場合は、その肥料全体が輸入に依存しておりまして、四十七肥料年度の燐鉱石、カリ肥料の実績は、燐鉱石におきまして、大体三百三十万トンでございます。カリ肥料で、約百二十万トンを輸入しているわけでございます。
ただ、たとえば小粒菌核病というような病気がございますが、これに対しましては、現在やはり水銀剤が一番きくと申しますか、水銀剤以外の非水銀糸農薬というのはなかなかききがたいという点もございまして、これは栽培のほうの改良と申しますか、カリ肥料というものとの関係がだいぶ高いわけでございまして、やはりそういう地帯におきましては、栽培のほうから施肥法の改良を行なうことによって、できるだけそういうふうな病害が出ないような