2010-04-15 第174回国会 参議院 環境委員会 第7号
しかし、現在、平成二十四年度の供用開始を目指して建設を進めておりますカラ岳陸上案というものについては、現行法の環境影響評価法に基づく手続等を経て決定し、整備をしてきております。
しかし、現在、平成二十四年度の供用開始を目指して建設を進めておりますカラ岳陸上案というものについては、現行法の環境影響評価法に基づく手続等を経て決定し、整備をしてきております。
これは、当初、一九七九年に白保のサンゴ礁を埋め立ててそこに建設するという案が出されて、それで、サンゴ礁を埋め立てるなんかとんでもないと、こういういろんな住民運動、反対運動も起こって、その挙げ句、カラ岳の東側に造る、あるいは宮良に造る、右往左往、四か所も五か所も場所を変えては反対運動、変えてはまた反対運動ということで、かなり右往左往した、紆余曲折したわけです。
次に、新石垣空港建設予定地となっているカラ岳陸上地区を視察し、八重山支庁の担当者から新空港の概況等について説明を聴取しました。次に、バンナ森林公園に移動し、さきの大戦時、八重山地域でマラリアを発病し亡くなった犠牲者の慰霊碑に献花をいたしました。この後、重要港湾に指定されている石垣港を視察し、港湾管理者である石垣市から港湾の概況等について説明を聴取しました。
沖縄県の新石垣空港整備基本計画案によれば、建設予定地は石垣の市街地から北東に直線距離で約十一キロメートルのカラ岳陸上地区とし、二千メートル滑走路のほか平行誘導路の設置などが計画されております。
平成十二年四月にカラ岳陸上案ということで、ここはもとゴルフ場であった部分も入っているということでございまして、沖縄県が建設を計画しているということで、現在、沖縄県が環境アセスメントの手続、そして空港用地の取得の合意取りつけに努力をされているところでございます。
ところが、白保はもうだめだということで、次に今度はカラ岳東、カラ岳の海岸の方に持っていく。それをやっている最中に、今度はまた基盤整備の完全にできているようなところの宮良牧中というところに持っていって、そこがまただめだということでもって二転三転をしてまいりました。
沖縄県が案を作成するものと認識しておりますけれども、現在の新石垣空港の建設位置案は、沖縄県におきまして、地元関係者を中心に、自然保護団体あるいは学識経験者等を委員といたします新石垣空港建設位置選定委員会が設置されまして、島内の四つの候補地につきまして検討を行いまして、最終的には、白保海域の自然環境に負荷を与えないよう位置の調整や工法等を検討するという条件を付して、この会議三十一名の委員全員の合意で、カラ岳
○金田(誠)委員 私がこの件で質問をして以来、石垣の現地の方から、カラ岳陸上案を推進する立場の方々がよくお見えになるようになりました。私は、その方々に対して、北海道におけるいそ焼け現象のことを紹介しながら、陸上部の海域に及ぼす影響について専門家の意見もよく聞くようにと、本当にお願いの思いで話をしているところでございます。
位置選定委員会によれば、湿地やカンムリワシなどの自然環境問題が取り上げられておりますけれども、カラ岳陸上案に比べれば、どっちがより問題が多いかといえば、これはもう歴然としているわけでございます。また、滑走路を南に五百メートル延長した場合、石垣港湾計画との競合ということも触れられておりました。
大臣にお尋ねしたいと思いますが、初めにカラ岳陸上案ありき、こういうことで進められてきたように思われます。現空港の拡張案は初めから除外をされておりました。その理由も不明確であります。冨崎野案不採用の理由もあいまいでございます。一方、カラ岳陸上案は、前段申し上げたとおり、環境問題に重大な疑問があるわけであります。取り返しのつかない沖縄の貴重な財産を失うことにもなりかねないわけであります。
そういった中で、新石垣空港については、いろいろな経緯もありますが、平成十二年四月にカラ岳陸上を候補地として選定し、県において、事業に係る環境アセスメントの手続が進められているわけでございますから、これは大変大切なことでございます。
そういう意味で大変重要な新石垣空港の建設事業、ようやく沖縄県におきまして、平成十二年四月に、最初は白保沖というところから始まったのでございますけれども、何カ所か紆余曲折を経まして、今回はカラ岳陸上ということに候補地が選定をされたところでございます。
これは、県の策定した新石垣空港基本計画書、カラ岳陸上案が、交通政策審議会航空分科会がこの八月に中間取りまとめで提言した新規事業採択の際の必要条件、十分な合意形成、位置選定、その他環境影響見通し等を十分にクリアしていないためと考えますが、いかがでしょう。すなわち、このカラ岳陸上案での新空港建設には無理があるのではないか、こう推測をするわけですが、御見解はいかがでしょう。
そういう中で、私といたしましては、環境についての最善の配慮をしながら、地元の意向も踏まえましてこの空港建設を進めていくということが大事でございまして、この位置の決定につきましては、地元の皆様の間、いろいろな関係者の間でかなり長い長い激論の歴史がございまして、最終的に委員会におきましてカラ岳陸上案ということが決まったわけでございまして、環境についての配慮は最善の配慮をしながら、地元の意見を尊重しながら
○炭谷政府参考人 新石垣空港の建設地点の選定をめぐりましては、環境影響、用地取得などさまざまな問題に配慮しながら地元において調整、検討が行われた結果、現在のカラ岳陸上案が選定され、さらに現在具体的な検討が行われているというふうに伺っておるところでございます。
さて、同じく選定委員会に提出されました資料には、陸上動物の欄には、宮良案、冨崎野案、ここにはカンムリワシという記載があるわけでございますが、肝心のカラ岳陸上案にはその記載がございません。海生生物についての記載とともに、このような意図的な資料が建設位置選定委員会に提出されていたことは大きな問題だと思うわけでございますが、時間がございませんので、大臣、答弁は求めません。
白保海上案、カラ岳東案、宮良牧中案、カラ岳陸上案、四つにこの三十八年間で今動いているわけなんです。 白保海上案のときは、サンゴ礁の問題で、環境問題で断念せざるを得ない。
初めて三回目の変更で離れたわけですが、その後ずっとおさまっていたのかと思いましたが、昨年の四月、また沖縄県は四回目の変更計画、今度はカラ岳陸上案というのが今出されていますけれども、これは白保の地区とはちょっと離れてはいますけれども、白保生態系というのは白保の地区だけのことを言うわけじゃなくて、生態系ですからずっと沿岸の地区にサンゴ礁というのは群生しているわけです。
○国務大臣(川口順子君) 新石垣空港の用地の選定につきましては、先ほど清水委員がお述べになったような経緯があって、さまざまな調整、検討が地元で行われた結果、現在のカラ岳陸上案が選定をされて、さらに具体的な検討が今行われているというふうに理解をいたしております。 したがいまして、委員もおっしゃられましたけれども、環境保全上の問題というのは非常に重要であるというふうに考えております。
早く二千メーターから二千五百メーター滑走路にしたいということを地元も随分叫んでおりますし、一時、白保地区のサンゴ礁を傷めるというようなことで少しおくれてまいったんですが、最近は内陸部、東カラ岳案、内陸案というのがほぼ固まったように聞いておりますが、これ簡単に今の現状と整備目標というのが大体わかれば教えてほしいんですが。
○政府参考人(深谷憲一君) 新石垣空港につきましてお尋ねがございましたが、先生御指摘のとおり、一定の経過を経まして沖縄県では新しく望ましい建設位置の選定と、これを進めてこられておりまして、その結果、その中で昨年の四月に設置されて検討されていった委員会におきましてカラ岳陸上案、これが選定をされたと、こういう状況でございまして、これを受けた沖縄県といたしましては、この案を建設位置として御決定されて、現在
もう御承知のように、三月十一日にカラ岳陸上案というものが決定を見ました。もちろん環境保全、特に白保海域のサンゴ保全というものは慎重の上にも慎重な配慮をしなければいけませんが、飛行場とか空港を新たにつくるには、陸地につくるか海を埋め立てるか、どっちかしか選択はないんですよ、簡単に言うと。ですから、ある一定のリスクはやむを得ないと思う。
それからカラ岳の東海上案がございました。そして宮良牧中案と、三回変わってまいりましたが、昨年稲嶺知事によって新石垣空港建設位置選定委員会を設置し、検討を進めてこられたわけでございますが、先般三月十一日、決定を見ました。
それ以降、今度、本年度にわたりまして、建設提案がほぼカラ岳陸上案に少し変わってきたと。これは当然サンゴ礁を傷めないという配慮があろうかと思いますけれども、こういった一連の流れについて、特に地元でございます次官の感想を少しお聞かせいただけたらと思うんですが。
○小坂説明員 現在のカラ岳の東側の陸地を使ってという案だというふうに理解しますけれども、私ども県にも問い合わせましたけれども、そういうことについて特別の話はございませんでした。承知しておりません。
しかし、それでも反対の国際的な世論の前に、昨年、平成元年四月二十六日に沖縄県は、白保海上より北側四キロメートル地点、いわゆるカラ岳東側海岸地区に空港設置の場所を変更するということを発表したわけです。この同日、運輸省も環境庁もコメントを発しているわけであります。
○木島委員 ちょっと次の質問に移りますが、それでは昨年の平成元年四月二十六日に白保海上案からカラ岳東側海岸地区に変更するに当たって、建設省あるいは国土庁は相談にあずかったことはあるのでしょうか。これは国土庁長官あるいは建設省、答えてください。
○藤原(良)政府委員 土地の所在は、石垣市白保カラ岳の百二十八ヘクタールでございます。価格は、無届けでございますので、わからないということであります。
例えば白保地域も、カラ岳東も含めてこれだけ国際的な世論が起こっている。そして反対の運動というものの方が強くなってきた。そういう状況の中で、何か知恵を絞らなければいかぬと私は思うのです。そして今、沖縄開発庁が、例えば農用地だ、用地の取得がだめだ、それから遺跡がある、だからつかえちゃってだめだ。ちょっと向きを変えるだけでも十分にできるのです。私は現場を見たことがありますから申し上げます。
○石田説明員 騒音問題につきましては、新しいカラ岳地区については、地元の方々も既存の空港の事例を県と一緒に調査に行かれて、その結果、これなら大丈夫だということで判断をされているというふうに伺っております。
御指摘の新石垣空港予定地とされております沖縄県石垣市白保カラ岳の土地、これは全体的に面積百二十八ヘクタールございますが、それにつきまして二件の無届け取引が行われたという報告を本年四月に沖縄県より受けておるところでございます。
そしてやはり白保とカラ岳のサンゴが一つのもの、いわゆる生態系は一つのものだということを十二月に発表をしておられると思いますし、そしてまた最近、これは五月十八日、日弁連も、世界的に貴重な白保サンゴ礁への影響が問題となっているこういう空港建設計画についてはこれをやはり凍結すべきであるという意見書を環境庁に提出したと言っております。
そしてもう一点は、昨年四月に環境庁長官は、沖縄県が白保案からカラ岳案への変更発表をしましたとき、これも間髪を入れず、まるで五分もたたなかったわけですから実にタイミングよく、この計画変更には自然保護上の問題はないというコメントを発表されました。この発表は事業者が環境アセスを始める前に述べられたものであります。
御指摘の新石垣空港予定地とされております沖縄県石垣市白保カラ岳の土地につきましては、二件の無届け取引が行われたという報告を本年四月に沖縄県より正式に受けているところでございます。