2010-10-21 第176回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
私も今から十五年ぐらい前にカフジというところに行きまして、そのカフジの油田を開発した方がちょうど所長さんをやっていたんですね。大学卒業してすぐ石油会社へ入って、現地に入って何にもない砂漠の中で掘削作業に入ったと。たまたま一本目の井戸を掘ったらそこで出たということなんですが、大変苦労をして資源でもエネルギーでも開発している実態を知ることができました。
私も今から十五年ぐらい前にカフジというところに行きまして、そのカフジの油田を開発した方がちょうど所長さんをやっていたんですね。大学卒業してすぐ石油会社へ入って、現地に入って何にもない砂漠の中で掘削作業に入ったと。たまたま一本目の井戸を掘ったらそこで出たということなんですが、大変苦労をして資源でもエネルギーでも開発している実態を知ることができました。
お尋ねでございますアラビア石油がサウジアラビアに持っておりましたカフジ油田の権益の件でございます。 これにつきましては、まずはアラビア石油が、期限が参りましたので、この権利の更新の交渉をしていたわけでございますけれども、これは国にとっても重要であるということで、環境整備の観点から、政府間でも協議、交渉をしたところでございます。
まずアザデガン油田開発についてお尋ねをさせていただきたいと思いますが、二〇〇〇年にサウジのカフジ油田の権益を失ってから、自主開発油田といいますか日の丸原油の確保で本当に必死になってきた中で、二〇〇四年にこのアザデガン油田の契約をまとめました。
その前提で、核開発の話も出ましたが、その前に、これだけリスクの高いアザデガンに必死で取り組んでいるという状況、その割には、二〇〇〇年のカフジの油田の権益を放棄したときはいともあっさりというような感じを受けたんです。
ところが、カフジの権益が失効してから、次に今度はイランへ来た。アザデガンでいろいろやっているけれども、これも核問題か何かでがたがたしている。じゃ、今度はロシアへ行こう。何か足元が定まらないで、あっちに行ったりこっちに行ったり、全体のエネルギーに対する政策そのものが非常に落ちつかないと思うんですね。
だったら、あのサウジのカフジの油田の権益も失わずに済んだと思います。 そういう執念が私足りないと思うんですね。そのぐらい力を入れてやっていかないと、今のあの中東で石油権益なんか確保できませんよ。大臣に最後に御答弁いただいて、質問を終わりたいと思います。
御承知のとおり、日本は、カフジの権益を失ってから日の丸油田の候補地をずっと探し続けてまいりまして、今、イランのアザデガンの油田にこれから多額の投資をしていこうという状況になっているわけでありますが、私はこのアザデガンに対して少し疑問を持っています。一つはイランの国情ということでありまして、御承知のとおり、核開発の疑惑が晴れない国でありまして、アメリカはリビア・イラン制裁法を解除していない。
○中山(義)委員 今の質問に非常に関連するんですが、カフジとアザデガンと比べてみて、もともとカフジの方が実績があったわけですね。それで、アザデガンに目が向いていって、結果的にカフジの方が失効してしまった、こういうことなんですが、私たちの考えている石油戦略というのは、さっきのロシアも含めて、もっと大きいものがあると思うんですね。
私はどうしてこんなことを質問するかというと、あのカフジのアラ石の失効のことを思い出すんですよ。あれはちょうど、前々々ですか、通産大臣だった深谷さんと私はずっと論議したんです。二千億円を、サウジアラビアに鉄道建設をしてくれと言われた、それが出せないから失効したんだという結果ですよ。今回のアザデガンも二千億円出すというんです。よく似ているんですね。しかも、カフジはずっと実績があるんですよ。
○中山(義)委員 大変積極的なお気持ちはよくわかりましたが、私自身は、カフジの問題を本当に総括しているのかどうかということなんですね。あの当時、二千億円の鉄道を敷いてくれといったって、二千億円この机の上にぼこんと乗っけて出せというわけじゃないわけですよ。十数年間かけて建設をしてくれというんだから、百億ずつとかそのくらいだって、知恵を絞ってお金を出していって、分割して出していくことだったんですね。
四年前にアラ石のカフジ油田の権益を失って以来久々の大型油田の権益獲得ということで、これ自体は単純に考えれば朗報のように聞こえますけれども、少し、いろいろ考えていくと問題も多いんですね。 まずは、大臣にお伺いしたいと思います。
戦後になりますと、やはり日本の独自のエネルギー開発ということで、出光の日章丸事件とかアラビア石油の第一号井の成功と、カフジでありますけれども、これが起こってまいりまして、イスラム諸国において日本は独自のエネルギー開発に乗り出してきているということで、この民族、こういう産油国における民族主義に呼応した日本のアプローチという意味で強い印象を与えたわけでありますが、一般的に言いますと、経済技術大国として近代化
平沼前経産相の国会答弁からもうかがえるように、サウジアラビア・カフジ油田の権益交渉に失敗した我が国にとって、かけがえのないぐらい重要な案件であると政府は考えているはずです。核開発が許されないことは当然ですが、アドバンテージを失ったロスは否めません。 円・ドル為替相場も同じです。
その上で、アザデガンというのは、日本のコンソーシアムが操業、オペレーターシップという操業権を持ってやるという、かつ、その規模において少なくともカフジの油田に匹敵するぐらいの生産が見込まれる大きな油田でございます。したがいまして、これをやることの石油の安定供給上の意義というのは大変大きいものがあると私ども考えております。
これは日本ではカフジ原油に次ぐ日本の独自エネルギー確保、ある意味で日本の悲願の問題ですね。日本のエネルギーの生命線ですよ、日本は石油を産出しないわけだから。 ですから、私が言わんとしているのは、無定見に、あるいは独自の哲学や戦略なしにアメリカの要求に盲従していると、結局はとんでもないことにつき合わされる可能性があるということですね。
また、隣国に関しましても、今退避勧告をクウェート、それからイスラエル、そしてサウジのカフジ地区に対しまして出しております。この地域で、合計七百二十六名の邦人の方が今とどまっております。
特に、カタールから西側の地域には、ラスタヌルラとかカフジとかアマディーとかカーグ島といった大きな日本向けの石油の積出し基地がある。
詳しく申し上げますと、イラク、クウェート、イスラエル及びガザ地区でありますか、西岸・ガザ地区、そしてサウジアラビアのカフジ地区に対しては退避勧告を既に発しております。 そして、今御指摘の人間の盾の件でありますけれども、当初七名という一つの、人たちが残るというふうな話がありましたけれども、現在五人の方が残るというふうなことのようであります。
日本の戦後の石油開発は、当然御案内のように、昭和三十三年、アラビア石油のカフジ油田の開発ということでスタートをしたわけであります。昨年だと思いますが、NHKの「プロジェクトX」でもやっておりました。たまたま私は、夜中にそれを見て、感動を覚えた記憶がございます。
まず、恐らく畑中参考人への質問かと思いますが、かいつまんで申しますと、まず日本の中からいいますと、石油の中東依存というのは、オイルショックが七七でしたっけ、今、去年が八六、今年が八八ぐらいになるだろうと、こういうお話だと思いますが、例のサウジのカフジのあの失効も含めて、非常に石油戦略としては失敗しておるんではないかという気持ちがございますが、これに対して御意見を是非伺いたいということと、今言われたように
二〇〇〇年に自主開発原油がサウジの権益失効後どうなったかということでございますが、実はアラビア石油は、カフジから産出されます油のうち、日本にも持ってきておりましたが、第三国にも販売をいたしておりました。
やはりその辺をしっかり出して、このカフジは絶対に失えない、だからクウェートの権益を絶対失効できない、こういう決意を持って取り組まないと、向こうは大統領があんなに気合いを入れてやっているんですから。日本も、エネルギーの問題は日本の根幹にかかわる問題だと思うんですね。本来は総理大臣が行ってもらいたい、このくらいに思うんですが、最後に、その辺の決意を聞いて、私の質問を終わります。
そして、確かに中東最大のカフジ油田に対する日本の今権益があるわけですから、これを守るということは本当に至上命題だと私は思っています。 ですから、そういう中で、今最終段階に入ってきておりまして、私も必ず現地に行かせていただいて、そして、必ずいい方向が出るように最大限の努力を傾けたい、私はこのように思っております。
実は、カフジの操業しているところはクウェートとサウジアラビアが両方で操業しているわけですね。つまり、アラ石はたまたまサウジアラビアの方の権益は失効しましたけれども、クウェートがあるためにカフジから石油をとっているわけですよ。こういう現実があるわけですね。
あと、ことしの二月にカフジ油田の採掘権を日本は失ったわけなんですけれども、一方、サハリンの油田、天然ガス開発プロジェクト、こちらの方は行われております。我が国のエネルギー政策上において、これは大変希望の持てるプロジェクトだと思うんですけれども、エネルギーの安全保障上における日ロ関係の必要性について。二点お答えください。
御承知のように、結局問題となっていたカフジ油田の採掘権の更新はなりませんでした。サウジ側の要求する更新料いわゆるサインボーナスは、採算がとれない二千四百億円の鉄道事業の建設とその事業運営の全面負担、これは年間百億円かかるそうでありますが、であり、余りに不合理なものであったと思っております。
すなわち、二〇〇三年一月にカフジ油田のもう半分が更新の時期を迎えます。クウェート政府は九五年に更新の閣議了解をしておりますが、専門家の話によれば、クウェートは議会の力が強く、その議会で更新反対を唱えている一部勢力があると聞きます。特に、日本人従業員との待遇の格差を批判しております。また、今回の日本のサウジに対する投融資案も見ております。 以上を前提にすれば、更新は難航が予想されると思います。