2011-03-08 第177回国会 衆議院 総務委員会 第3号
国としましても、これまで慢性カドミウム中毒とイタイイタイ病との関係などにつきまして調査研究を行いまして、報告書をまとめております。そういう中で、こうした資料提供を行いたいと考えているところです。
国としましても、これまで慢性カドミウム中毒とイタイイタイ病との関係などにつきまして調査研究を行いまして、報告書をまとめております。そういう中で、こうした資料提供を行いたいと考えているところです。
また、これらを含めまして、イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒についての調査研究が、同日、イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究結果の中間的取りまとめ報告として実は行われました。 環境庁は、この結果や報告に基づいてどのように対処されるか。さきに質問主意書を出しましたら、この中間報告が出てから対処をしたいということでございましたので、まずそれを先にお伺いしたいと思います。
○柳沢(健)政府委員 今先生御指摘の両研究調査、すなわち、カドミウムによる環境汚染地地域住民健康調査と、それから、イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究結果につきましては、仰せのとおり一昨年四月八日に中間的取りまとめ報告がなされたわけでございます。
ところが、この財団日本公衆衛生協会のイタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究班という、そういった研究報告がこの平成元年の四月の八日出されているわけでございますが、この報告ではこのカドミウム説が後退しております。
そこで私どもでは四十四年からいま先生御指摘になりましたイタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究班というものを結成していただきまして、識者からなる研究を以来続けておるわけであります。そのさなかに、実は富山県の神通川流域以外にイタイイタイ病があるということになりますと、これは大変なことでございます。そういったことがないように、また、あれば一刻も早く発見しなくちゃいけません。
次に、イタイイタイ病についてお伺いしたいと思いますが、長崎県の厳原町の佐須地区、椎根地区、これは昭和四十一年から、特に四十三年富山県のイタイイタイ病認定以来、公害特別委員会で私も言い続けてきたわけですが、今日になってもまだ認定されてないという状況でございますので、 〔主査退席、副主査着席〕 もうここまできましたら特に昨年の十一月二十九日、イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究班
〔主査退席、中島(源)主査代理着席〕 イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究班という研究班がございますが、そこに解析をお願いした。
その結果の取りまとめを、かねてございますイタイイタイ病および慢性カドミウム中毒に関する総合的研究班という、長ったらしい名前で恐縮ですが、そういった研究班にその評価の検討をお願いして、それが昨年の末に結論としてまとめられて公表された、こういうことでございます。 その評価の結果報告の中では、七県にはイタイイタイ病患者は発見できなかった。
カドミウム中毒です。人間のイタイイタイ病で死んだと同じことです。 これはなぜこれをやったかといいますと、製鉄所とか化学工場とか製錬所の周辺には、秋吉台の石灰が日本国じゅう住友工業を通じて配られているんです。あの水俣病の水俣市にも、あそこにもマグネシウムクリンカーをつくる工場がございますが、莫大な石灰岩があそこで焼かれているんです。その周辺に松枯れがいっぱいあるわけですね。
一つは、環境庁長官に対して基本的な問題、姿勢、もう一つは産業廃棄物処理の問題、それから最近のカドミウム中毒、これに対しましての見解。いろいろございますが、さしあたって重要だと思われます。この三つの点、順次お伺いしていきたいと思います。
だが、先ほど申しました、そのことが即イタイイタイ病になるというわけじゃなしに、いわゆるカドミウム中毒症状が出てくるという結果になるわけです。ですからカドミウム汚染という問題を、イタイイタイ病即カドミウム中毒という考え方で述べますと、その辺に非常に混乱が起こってくる。この場合には、したがって、これだけの一日にカドミ量が五百ミューグラム以内であれば——これは「以内」と書いてあります。
普通の企業等でカドミウム中毒等があるときには、腎臓障害は起こってくるけれども骨軟化症は起こってこない。だけれども、このイタイイタイ病は骨軟化症がくっついてくる、だからカドミウムだけの原因というふうに考えるのは考えにくいところがあるではないかというふうな、こういうふうな意見が出てきておるわけですね。
あるいはまた厚生省見解や裁判所の判決という形で、重大な疑義のあったイタイイタイ病=カドミウム中毒説が正しいと断定されたために、金属鉱山業界は莫大な損害賠償金を支払わされ、さらに合理性を欠く基準値により汚染米と定められた米に一五〇億円、汚染土壌の改良に四五〇億円という巨費の投入が要求されている。
昭和四十六年六月三十日富山地方裁判所は「イ病」患者が三井金属鉱業に対して起こした「公害裁判」でカドミウム中毒説を全面的に認め、患者救済にかかわる費用その他五千七百万円を三井側が支払うことを命令し、さらに昭和四十七年八月九日名古屋高裁控訴審の判決もカドミウム中毒説を認めて三井金属に一億四百八十一万九千九百九十円の支払いを命令、これが判決確定となった。
○橋本(道)政府委員 いま先生の御質問のございました慢性カドミウム中毒の研究ということをはっきり言い出しましたのは、四十四年度に、四十三年度の見解を踏まえて、これからどのようなぐあいにイタイイタイ病やカドミの汚染の対策を組んでいったらいいかというときに、イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する研究というのを始めたわけでございます。
○橋本(道)政府委員 労働衛生の分野では、慢性カドミウム中毒という腎障害の事項があることは事実でございます。日本では、イタイイタイ病の問題の四十四年の研究が始まってから以降に、初めてその問題が出てきたということでございます。
それからカドミウム中毒の疑いを払拭し切れないということも、これもどなたも御異存がないわけであります。そういうことで、この問題につきましては、それではカドミウム中毒の腎の障害の疾患として公害健康被害補償法の第二条にいう指定地域、指定疾病というところにはめ得るか否かという具体的なところの固めがどこまでいくか、そういう段階に現在入っているわけでございます。
そのうちカドミウムの中毒の疑いを完全に除外できないという十二名と、そのほか三次検診にかかっている者の中で腎の機能の低下している者五名、合わせて十七名につきまして、二月二十四日にイタイイタイ病とカドミウム中毒の鑑別診断研究班の部会にこのケースが提出されたわけでございます。
そこで、腎の障害と骨の障害、あるいは腎から骨へという障害がどう起こるかということを、この現地の調査あるいは実験の調査研究がいろいろ行われまして、四十四年度以降イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒の総合研究班というのができまして、この表題にもありますように、イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒、そういう表題のもとに進められてきました。
実は昭和四十三年の厚生省の見解をここにいただいたんですが、この中に、例のカドミウム説をとる石崎教授が、動物実験の経験から推して、一PPm前後の食品中のカドミウムの含有量の程度ではカドミウム中毒があらわれるとは思われないという意見だと、こう書いてある。一番頼りにしている萩野さんと石崎さん、この石崎さんは、一PPmなんか問題じゃないんだと言っているのですが、それをどうして汚染と見ているのか。
○橋本(道)政府委員 その後の研究過程でございますが、四十三年の見解を出しましてから、カドミウムの汚染及び影響に関係する学者の方を総動員いたしまして、特に四十四年よりイタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する研究班というのを組織いたしまして、四十四年、四十六年、四十七年、四十八年、毎年おのおの部会を分け、分担をいたしまして研究をいたしてまいりました。
二十四日、昨日でありますが、国のイタイイタイ病及びカドミウム中毒症鑑別診断研究部会の会議が開かれました。テーマは何だったでありましょうか。テーマだけ簡単に言ってください。
そのほかは年齢とかあるいは栄養とか、そういういろいろほかの問題がからんでおって複合してなっておるということでございまして、イタイイタイ病単独疾患とするという立場をとっておりませんで、そういうことで四十四年から構成されました研究班はイタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒といたしまして、そしてイタイイタイ病にはカドミウムは重大な要因としてかんでおるという立場をとりながら四十四年以降研究をずっと続けてきておるわけでございます
○説明員(橋本道夫君) いま先生の御質問のございました兵庫県の生野鉱山周辺の住民のカドミウム中毒ではないか、あるいはイタイイタイ病ではないかという問題でございますが、これは先生の御指摘のございましたように、三木長官が、非常に重大な問題なので、さっそくおまえ行って調べてこいということで、当時私は生野に参りまして、現地も聞き、あるいは関係の先生方にお会いをしました。
○信澤政府委員 先ほども申し上げましたが、先生おあげになりましたような具体的な問題、いまの対馬のカドミウム中毒の問題でございますが、このような問題になりますと、実は環境庁の職員自身でも認定に自信がある仕事ができないというのが現在の体制でございまして、具体的にそういった因果関係が、疾病とかかわりを持つかどうかというようなことにつきましては、私どもは、常に学者の先生に御参加をいただきますような、そういった
そのほかの問題でございますが、労働衛生の研究のほうの方々から、労働衛生で見られるカドミウム中毒と、イタイイタイ病との相違の点が幾つかございました。
この中でカドミウム中毒にかかっている者が一名いるとされたのでございますが、そのほかになお、カドミウムによる影響を受けているのではないかという一応疑いがあって、観察を要するとされた者が三十六名、まあ受診者の一%以下でございますが、ございます。 以上でございます。
さらに、私も専門家じゃないからわかりませんが、日本公衆衛生協会の「環境保健レポート」「イタイイタイ病およびカドミウム中毒に関する学術シンポジウム」また同じく「環境保健レポート」「環境と公害情報資料カドミウム中毒」これに相当こういった学者の方々が研究していらっしゃいますが、私はさっと目を通しました。