2021-04-22 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第12号
この元年に破堤をしたところはやはりカスリン台風のときに破堤をしているというふうに地元の方がおっしゃっていて、聞き取りをしましたら間違いなく破堤をしているということで、破堤をしたところを直してまた破堤をしたというところなのですごい懸念を持っておりますが、どのように御対応いただけるか、お答えいただければと思います。
この元年に破堤をしたところはやはりカスリン台風のときに破堤をしているというふうに地元の方がおっしゃっていて、聞き取りをしましたら間違いなく破堤をしているということで、破堤をしたところを直してまた破堤をしたというところなのですごい懸念を持っておりますが、どのように御対応いただけるか、お答えいただければと思います。
しかし、今の水防技術の伝承ということを考えたときには、やはり実際に一年に一回の訓練だけではなくて、資器材が常に常備されていて演習がいつでも行えるような研修センターのようなものが、私はこういうまさにカスリン台風のあった地域であるからこそ必要だなというふうに、これは要望で申し上げておきますけれども。
今、タイでも水害が報道されていますが、これ、治水の洪水防御という点から述べれば、カスリン台風以上の台風あるいは大雨ではんらんした場合、利根川流域の想定はんらん区域というのは、千八百五十平方キロメートルに集中している約四百五十万の人口と約五十兆円の資産が被害を受けるということになるそうです。
いろんなパターンを考えて計画を作っていくわけだから、あの三十一洪水の中で、カスリン台風ともう一つだけ本川には効かないそういう雨の降り方があったというだけなのであって、カスリン台風のときに偶然効かなかったからもうこのダムは要らないんだというのは、まさに早とちりもいいところで大暴論ですよね。これ、子供だって分かるぐらいのくだらない間違いをマニフェストで言っていると指摘しておきます。
御案内のとおり、昭和二十二年、カスリン台風で決壊をした栗橋町、もう町の中に行きますと電柱にここまで水が来たというのが赤線が引いてございまして、みんなそれを大変に恐れている。水が流れてくるのではなくてもう水が走ってきた、当時のことを知っている御高齢の方から私もたくさんいろんな話をお聞きしております。 既に現在、この栗橋町で堤防強化事業が進められておりまして、住民の移転も始まっております。
○国務大臣(前原誠司君) 今委員から御指摘ございましたように、江戸川から利根川の上流部の特に右岸、堤防が一たび決壊しますと、そのはんらん水は埼玉県東部だけではなくて東京都まで達しまして、首都圏の中心部に壊滅的な被害を及ぼすという可能性がありますし、先ほどカスリン台風の事例を委員がひもとかれたこともまだ多くの方々には記憶に残っております。
委員の御指摘のように、今写真を見せていただくと、非常に広い河川敷でございますけれども、私どもは、この河川行政を預からせていただく立場として、やはりカスリン台風のときの雨の降り方というのは尋常じゃない降り方でございます。
八ツ場ダムの問題でもこのカスリン台風というのは一つのキーワードみたいになっておりますけれども、カスリン台風のときに、では江戸川が決壊をして浸水被害が広がったということであるかというと、そうではありません。地元の住民の方々に伺うと、カスリン台風でもキティ台風でも、一度もこの地域は河川の決壊で浸水被害が生じたことなどないんだ、私が生まれてからこの方ないんだということをおっしゃられております。
今年二〇〇七年はカスリン台風から六十年、関東から東北にかけて戦後最大級の被害をもたらしたわけでありまして、一千人以上の方がお亡くなりになりました。そういうカスリン台風の、私自身、埼玉が地元でございまして、大変に利根川の堤防強化ということについては地域住民の皆様も、また単に埼玉ということではなくて、首都圏全域に被害が広がる問題でもございますので、関心を高く持っているわけであります。
こういう点でも、そもそも、カスリン台風をもとに一万七千という洪水実績流量が出されているけれども、それは、そもそも過大なんじゃないのか。こういう過大な数値に合わせて実態の伴わないダム建設ばかりが続いていくということが、今は問われているんじゃないでしょうか。 一九四七年のカスリン台風当時に、戦時中の森林伐採によって利根川上流の山の保水力が著しく低下をしていたわけです。
○北側国務大臣 まず、森林の件でございますが、報告を受けておりますのは、利根川上流域の群馬県内の森林につきましては、昭和二十二年、カスリン台風が発生した戦後の時期から近年まで森林面積は四千二百平方キロメートルという程度で推移をしておりまして、大きな変化はないと聞いておるところでございます。
○神風分科員 カスリン台風の場合にはゼロですよね、ほとんど。 それでまた、先ほどお配りした四ページの一番最後の方にありますけれども、キティ台風においても台風二十一号においても、ほとんど八ツ場ダムの効果、治水効果は発揮されないのが今回の八ツ場ダムの特徴だと思いますが、その点、いかがですか。
グラフの三ページをごらんいただければわかるように、本当に、カスリン台風というのは非常に異常な洪水をもたらした台風であったわけです。これに合わせて基本高水流量が毎秒二万二千トンに引き上げられたということでありますけれども、これの合理的な根拠があるんであろうか。
○清治政府参考人 カスリン台風のときの雨の降り方というのは、流域の中で、どちらかというと八斗島から上流の流域でありますが、その中の下流に主体的に降っている雨でございました。
○清治政府参考人 八ツ場ダムにつきましては、吾妻川という支川に建設されるダムでございますが、その流域にたくさんの雨が降る場合とそうでない場合とがあるわけでございまして、カスリン台風のときのような雨の降り方においては、八ツ場ダムの効果というのは、八斗島地点について大きいものは期待できないというふうに計算結果も出ております。
その上で、この八ツ場ダムについてですけれども、カスリン台風洪水に関する国土交通省の計算で、八斗島地点における八ツ場ダムの洪水調節効果、資料もいただきましたけれども、三十一の過去の洪水ということで出ている。カスリン台風洪水に対応するときの八ツ場ダムの洪水調節効果というのはどの程度あるのか、お答えいただけますか。
○塩川分科員 もともと八ツ場ダムをつくる理由の一つとして、治水の問題についてはカスリン台風の話がさんざん言われてきたわけですよ。ですから、カスリン台風みたいなものが来れば八ツ場ダムが大きな役割を果たすんだと言われていたのが、実際、国土交通省からいただいた資料を見れば、カスリン台風洪水に対応しての八ツ場ダムの洪水調節効果はゼロなんですよね。
戦後、昭和二十二年、これはカスリン台風が主体でございます。そして二十八年、これは西日本の水害でございます。三十四年には伊勢湾というような、主として台風による水害が相続きまして、こういう年度におきます被害額は、それぞれ当時のGNPの一割を超える、あるいは一割近辺まで行くという、そういう大被害を受けたところでございます。
例えば私の町でいいますと、私は昭和二十二年生まれなものですから、カスリン台風、一九四七年秋に大きな台風が来まして、一級河川は利根川、江戸川、全部決壊しまして、非常に大洪水の起こったところなんです。それで、長い間堤防が改修されていく状態を見て育ってまいりました。 しかし、その中で、やはり町としましては、優先順位としてスーパー堤防をつくりたいというわけなんです。
戦後ももちろん同じことでありまして、毎年のようにジェーン台風だとかカスリン台風だとかいろいろな名前のついた台風が来るたびに、何千人もの命が失われました。しかしながら、その場合には、毎年のことでありますがゆえに、我が国土のどこにどういう欠陥があるかということを学習をし、また手当てをする、さらに強いものにするという機会がいわば与えられたわけであります。
それは利根川でございまして、利根川はカスリン台風という非常に大きい台風が参りまして、その後も立て続けに二十年代に大きな出水に見舞われたわけでございます。そのために、それに対処するためには下流部でかなり大規模なしゅんせつをする必要があるということになりましてしゅんせつをやったわけでございます。
○菅原委員 一関市、平泉町の北上川流域は、カスリン、アイオン台風はもとより、毎年洪水に見舞われている水害常襲地帯であることは周知のところでございますが、どうかこの北上川上流改修一関遊水地事業の一日も早い完成を図るべきであると要望するわけでございます。ついては、ぜひ前向きの御答弁をお願いしたいと思います。
引き続きましてカスリン、アイオン台風、こうなりますが、まず次の目標としてはアイオン台風時の水位までかさ上げすることにしておりまして、なお家屋の移転も八九%と進捗しておるわけでございます。
アイオン、カスリン、うちの中まで来まして、水害というのは本当につらいものです。ただ、その後岩手では五大ダムができたり、それからあそこの地区からいえば、磐井川にもう一つダムができたらどうかなという考えもあるわけです。それから、ダム整備と関連して、アイオン、カスリンまでの水位というものを予定した工事というものを、それをそのままでいくのかどうかという時間的な経過の中での検討も出てくるかもしれない。
しかし、今後はやはりアイオン、カスリン等、だんだんと計画的に上げていかないといけませんので、その節はまたいずれこの文化財の問題が出てこようかと思いますが、とりあえず暫定的な安全性はこの出水期までに保たれるようにする予定にしております。
アイオン、カスリン以来、岩手というのはどうしても水害常襲地帯という言葉がついて回ります。この対策については継続的に大変努力していただきました。突如として人間の名前が出てきて恐縮ですが、先ごろまで盛岡工事事務所の所長をなさっていた向井さんという方、ハードな仕事の中でも人間というのは大切だなということをつくづく感じますね。
先ほども出ましたように、アイオン、カスリンの災害というのは本当に目を覆うばかりの惨状でございました。そういった土地に遊水地計画ができた、これは全く適切な計画だと思うのであります。 ただ、これが非常に長くかかっている。もう既に事業開始してから十数年経過しておるのです。
○菅原分科員 この一関の遊水地計画の早期進捗の要望も来ているわけでございますが、一関がカスリン、アイオンで被害を受けたときには、北上川の支流の磐井川からの増水が大変な被害を与えております。こういう点で、この磐井川に対するところのダム計画を今後幾つか考えられる中に取り上げてもらうことができるかどうか、このこともお聞きしたいと思います。
○井上(章)政府委員 カスリン台風の際の磐井川の大はんらん、これは私どもも十分承知いたしております。ただ、磐井川は支川でございまして、この上流のダムの適否につきましては、まだ調査の域を出ていないという状況でございます。
○菅原分科員 再度申し上げるようなわけでございますが、アイオン、カスリンでは大変な人命を失っている一関の地域でございます。それから今の三十億円で残っている千七、八百億円以上の仕事をやろうとしますと、これも大変な年月を要する事業でございます。