2005-02-28 第162回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
○本多委員 ちょっと貸し借りの話というようなことは外務大臣もおっしゃれないと思いますけれども、じゃ、もっと端的に言うと、オーストラリア兵にこの地域で犠牲が出た場合に、関係が悪化する危険というのは大きいものがあると思うんですけれども、どうでしょう。大変仲のいいオーストラリアとそういう関係になる危険性をどう認識されていますか。
○本多委員 ちょっと貸し借りの話というようなことは外務大臣もおっしゃれないと思いますけれども、じゃ、もっと端的に言うと、オーストラリア兵にこの地域で犠牲が出た場合に、関係が悪化する危険というのは大きいものがあると思うんですけれども、どうでしょう。大変仲のいいオーストラリアとそういう関係になる危険性をどう認識されていますか。
CNのほうは、かつてベトナム戦争で米軍によって使われ、いわゆる穴の中にそれを使ったために、その効果を確かめるために穴に入っていきました七人のオーストラリア兵中一名が死亡し、六名は負傷して入院しておる。この七名は、おのおの毒ガスマスクをつけて入ったのであります。しかも、その一名が死亡しております。
逆にオーストラリア兵一名が死亡、六人が病院に収容される事件が十一日サイゴンの西北部で起こった。死亡した兵士の名はロバート・ボーテル伍長二十四歳。これは鉄の三角地帯で作戦中であった。催涙ガス弾を投げ込んだトンネルの中に確認のため防毒マスクをつけて入ったところ窒息した。マスクをつけた六人のオーストラリア兵がそのボーテル伍長を助けにおもむいたが、激しい中毒を起こした。
一月十二日サイゴン発ロイター電は、オーストラリア兵七人が毒ガス使用中に中毒し、すぐ病院にかつぎこまれる羽目となった。そのうちの一人、R・ボウテル伍長は、ついに命を落とした、と伝えている。米機は、化学毒薬を南ベトナムの住民地区で広範囲にまき散らしている。
ラッセル卿はさらに、アメリカ政府は一貫して「恥知らずにも、これらのガスは無毒である、とデマを飛ばしている」が、防毒面をつけたオーストラリア兵がガス使用中に、中毒で死んだというニュースは、「アメリカ当局の不誠実さを決定的にあばいたものである」と指摘している。
(拍手) 吉田書簡は、聞くところによると、わが国の一方的行為であるともいわれますが、目下発生しつつあるイギリス、オーストラリア兵の自動車強盗事件などが、吉田書簡と第二次刑政長官通達により処理されることとなれば、明らかにこれは拘束力を持つものであります。これこそは、まさに独立後政府の犯したる重大なる外交上の失敗であります。