1958-04-15 第28回国会 参議院 農林水産委員会 第32号
あるいはオランダが先般インドネシアで締め出しを食ったという関係で、オランダ人、またはオランダ資本がブラジルの方に出て参る。
あるいはオランダが先般インドネシアで締め出しを食ったという関係で、オランダ人、またはオランダ資本がブラジルの方に出て参る。
○岡崎国務大臣 私も参りまして、たとえばオランダの資本力がなかなか強いことはよくわかりましたが、オランダ側としてもインドネシアの繁栄ということが、結局オランダの投下資本を保護して利益を上げるゆえんであるということも十分考えておられるようでありますから、この点についてやり方さえ気をつければ、むやみにオランダ資本を排撃して日本だけが出て行くという、こういうことではいけませんけれども、いずれにしてもあすこには
○福田(篤)委員 やはりこの問題と関連しまして、具体的な今後のいろいろな困難を予想される点は、御承知の通りインドネシアのオランダ資本、またビルマにおける旧英国資本、これは非常に強固な組織と根強さを持つている、民族的な各国の感情とも大分違うといいますか、具体的の実力の点からどうにもしようがないという現状のようでありますが、今後経済協力する場合に各国のアジア的な、民族的な要望というものと、従来の支配者である
インドネシアからオランダ資本をどしどし追い出しております。タイは第二次世界大戦までイギリスの会社が支配していたところでありますが、ここにもアメリカ資本がどんどんと入り込んで、今英米資本は猛烈に角逐しておる。第二次世界大戦までアメリカの銀行はタイに支店を全然置いていなかつたのが、現在タイの首都バンコツクでアメリカの銀行が活躍している。その資本は五億ドルでこれはほかの外国銀行を合せたものよりも大きい。