1970-05-13 第63回国会 衆議院 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号
たまたまちょうど日銀が通貨の供給方式としてオペ方式をとろうというときでもございましたので、まあ不幸が重なったというようなことになったのではないか、こういうふうに考えております。
たまたまちょうど日銀が通貨の供給方式としてオペ方式をとろうというときでもございましたので、まあ不幸が重なったというようなことになったのではないか、こういうふうに考えております。
日本銀行の賢いオペ方式によって、公募債発行のためのインフレ防止策を実施しておりますが、賢いオペ方式は運用を誤ると、政府保証債の日銀引き受けと、実質的に変わらないことになり、さらに、赤字公債引き受けに発展し、インフレ要因を誘発する危険性があります。 以上述べましたような金づくり政策は、翌年に繰り越される余剰金の食いつぶしとなり、三十九年度の予算財源難は必至であります。
(拍手)さらに、政府予算案の重大なる矛盾は、景気刺激のために投融資の規模を拡大して、外債と買オペ方式とを結合させた公債発行による資金調達を行なうなど、事実上日銀引き受けによる公債発行政策を内包することによりまして、一般会計での公共事業費の膨張とあわせ、将来に向かってのインフレ促進の危機をはらんでいることは明らかであります。