1999-12-02 第146回国会 参議院 法務委員会 第8号
○国務大臣(臼井日出男君) 先ほどお答えをいたしましたとおり、昨日のテレビ番組でオウム真理教幹部の発言があったということは承知をいたしております。しかしながら、地下鉄サリン事件等、一連の事件が麻原彰晃こと松本智津夫を首謀者とする教団による団体の犯行であるというものを認めたものではございませんし、また殺人をも正当化する危険な教義を廃棄する旨宣言したものでもございません。
○国務大臣(臼井日出男君) 先ほどお答えをいたしましたとおり、昨日のテレビ番組でオウム真理教幹部の発言があったということは承知をいたしております。しかしながら、地下鉄サリン事件等、一連の事件が麻原彰晃こと松本智津夫を首謀者とする教団による団体の犯行であるというものを認めたものではございませんし、また殺人をも正当化する危険な教義を廃棄する旨宣言したものでもございません。
昨日、すなわち十一月四日は、坂本堤弁護士一家がオウム真理教幹部に殺害されてちょうど十年目に当たります。 当時、国会内においても超党派による坂本弁護士一家捜索に関する議員団会議が結成され、私どもも警察庁など関係機関に捜索の強化を強く申し入れました。しかし、当時の関係機関の対応はいかにも緩慢で、打つべき手がないという状態で、オウム真理教に対する危機意識が感じられなかったとの印象でありました。
政府は、本盗聴捜査法を初めいわゆる組織犯罪対策三法案は、最近の我が国における暴力団等による薬物、銃器等にかかわる犯罪、オウム真理教幹部による無差別大量殺人事件等のゆゆしき一連の組織的犯罪から国民の安全を守ることを立法の理由にしています。しかし、麻薬や銃器犯罪に対しては、憲法違反の盗聴ではなく、その他の手段で取り締まりを強化することが必要であり、また可能でもあります。
○野田(健)政府委員 元巡査長につきましては、警視庁において懲戒免職処分を行ったものでありますけれども、その処分理由は、オウム真理教幹部からの依頼を受けまして、「警務要鑑」と名をつけております警察の内部資料を提供した。あるいは警察無線機の製造会社であるとか車両所有者の照会結果などの情報を提供したという事実が一つ。
当該元警察官の供述につきましては、捜査中でありますので、その具体的な内容は差し控えさせていただきますけれども、その骨子は、一つは、平成七年の三月下旬、オウム真理教幹部とともに犯行現場の下見、さらにけん銃の試射を行ったこと、二つは、長官を撃った後、現場から自転車で逃走したけれども、現場周辺にはオウム真理教幹部数人がいたこと、三つは、けん銃は、同日、水道橋付近の神田川に捨てたということ等であります。
本年三月中旬、地下鉄サリン事件等で公判中のオウム真理教幹部信者が、当該警察官が長官狙撃事件に関与している可能性を示唆するとも受け取れる供述を行ったため、四月上旬から同人に対する事情聴取を始めたものであります。 当該警察官は、当初、事件への関与を否定しておりましたが、繰り返し事情を聞いたところ、五月初めごろになって初めて本事件の犯行を自認する供述をするに至ったものであります。
○日野国務大臣 TBSが、平成元年十月二十六日に、坂本弁護士インタビューテープをオウム真理教幹部に見せたことに端を発した一連の問題につきましては、これまで本委員会でもさまざまな御意見をいただき、当省としても、TBSに対し、一日も早く事実を明らかにするよう強く求めてまいりました。
○楠田政府委員 繰り返しになりますが、我々は、オウム真理教幹部に坂本弁護士インタビューテープを見せたことに端を発した一連の問題に関しまして、放送法上問題があると思われるものについて調査を行ったものでございます。先生御指摘のようなこともやるべきではないかとおっしゃいますけれども、我々としましては、放送法上問題のあると考えられるものについてやったということを申し上げておきたいと思います。
○政府委員(楠田修司君) 今回のTBSのオウム報道におきましては、同社が坂本弁護士のインタビューテープを対立する相手方であるオウム真理教幹部にインタビューを受けた本人の同意を得ないで無断で見せたということ、あるいはこのような事実関係につきまして誤った調査結果を発表したということは御承知のとおりでございます。そういうところでいろいろと社会的に大きな問題として指摘されました。
○政府委員(楠田修司君) 坂本弁護士インタビューテープをオウム真理教幹部に見せたということが坂本弁護士殺害事件と直接的な因果関係がある、こういう見方もあることは事実でございます。しかし、本件に関しましては、今後、裁判が進行する中で明らかにされることでありますので、郵政省としてはこの件についてはコメントを差し控えたいと思います。
安易にオウム真理教幹部を生出演させて、多くの視聴者からのひんしゅくを買ったという事実もあるわけでございます。 今後、デジタル技術の発展で多チャンネル化が進むというふうに言われておりますが、放送事業者にとっては競争激化ということを意味することでもありまして、なお一層俗悪番組がはんらんするのではないかという心配をするのは私ばかりではないというふうに思います。
検察当局は、収集いたしました関係証拠を総合いたしまして、ただいま御指摘のようなオウム真理教幹部の三名がTBSの放送局に赴きまして、その折衝の過程で、坂本弁護士がインタビューに応じまして、その中でオウム真理教団の活動のあり方を批判して、これを追及していく旨の発言をしていることを知ったという事実が認定されるものとして判断したものと思いますが、今後裁判が行われていくものでございますので、検察官が具体的にどのような
○坂上委員 さらに、中川被告の公判で、取り調べたTBSの二人の社員の供述調書、オウム真理教幹部が来た後に坂本弁護士のインタビューの放送を取りやめた、こういう記載がある旨報道もされておるようでございますが、これは事実でございますか。
オウム真理教に関する報道につきましては、昨年来、オウム真理教幹部が繰り返しテレビ出演している、またさせていることについて、いかがなものかとの批判が多くなされてきたところでございます。 今回の坂本弁護士一家殺害事件に関連しまして、検察側の冒頭陳述が一昨日行われました。
オウム真理教関連事件の速やかな解明に対するお尋ねでありますが、ただいま総理からも御答弁を申し上げましたところでありますが、御案内のとおり、地下鉄サリン事件を初めオウム真理教幹部らによります種々の犯罪容疑事件につきましては、警察において関係被疑者を逮捕しますとともに早期解決に向け全力を挙げて捜査が行われているところでありまして、今後の捜査におきまして事案の全容が必ずや明らかにされるものと確信をしておるところであります
次に、科学捜査体制の確立並びに装備資機材の整備充実を図るべきではないかとのお尋ねでございますが、今回の地下鉄サリン事件においては、オウム真理教幹部らが高度の科学知識を悪用してサリンを生成し無差別殺人を敢行した悪質きわまりない犯罪であります。
○政府委員(垣見隆君) 御案内のとおり、これまでの捜査によりまして、オウム真理教幹部らが組織的にサリンを製造し、地下鉄サリン事件を敢行したことが解明されつつあるわけでございます。そういう中で、同教幹部らを逮捕し、現在捜査を進めているところであります。
このような中で、警察においては、地下鉄サリン事件がオウム真理教幹部らによる組織的な犯罪であることを解明し、本日早朝を期して関係者を逮捕するなど、徹底した捜査を行っているところであります。
次に、警察においてこれまで懸命に捜査を行った結果、オウム真理教幹部らが組織的にサリンを製造し地下鉄サリン事件を敢行したことを解明し、本日早朝を期して関係被疑者を逮捕するなど、事案の全容解明に向けて着実に捜査が行われているものと承知をいたしております。
地下鉄サリン事件等について万全の方策を速やかに講ずるべきではないかとのお尋ねでありますが、地下鉄サリン事件につきましては、発生当初から警察が総力を挙げて捜査を行ってきたところであり、その結果、オウム真理教幹部らによる組織的犯罪であることを解明し、本日、麻原彰晃を検挙いたしたところでございます。
このような中で、警察におきましては、地下鉄サリン事件がオウム真理教幹部らによる組織的な犯罪であることを解明し、本日、早朝を期して関係被疑者の逮捕に着手するなど、徹底した捜査を行っているところであります。
また、三月二十二日、山梨県上九一色村の施設を捜索した際、昏睡状態の男女六名を監視していた医師など四名を監禁容疑で逮捕し、四月八日、同所で女性信者を監禁した容疑でオウム真理教附属病院院長を、さらに四月十二日、別の女性に対する逮捕監禁容疑でオウム真理教幹部を逮捕するなどしております。
○国務大臣(野中広務君) オウム真理教幹部が組織的に各種犯罪行為を犯し、また薬品等の危険物を所持しておる等の事実に照らしまして、警察におきましてはオウム関係者に対しまして積極的に職務質問等を行い、違法行為があれば検挙する等の方針をとってきておるものと承知をいたしておるところでございます。
次に、オウム真理教の幹部に対する殺人事件についてでありますけれども、事案の概要は、四月二十三日の午後八時三十八分ころ、オウム真理教幹部の村井秀夫氏が乗用車でオウム真理教の東京総本部前に到着した際、同所で待ち伏せしておりました自称右翼団体の構成員が包丁で村井氏の腹部等を刺し、被害者は都立広尾病院に収容されましたけれども、出血性ショック等によって死亡いたしました。
警察におきましては、オウム真理教幹部らの関与した数々の犯罪容疑について捜査を行っているところでありまして、今後、これらの事案の全容解明を図りたいと考えているわけでございます。
残念ながら被害者の救出には至っておりませんが、犯人と特定したオウム真理教幹部一名につきまして警察庁指定特別手配をするなど、早期検挙に取り組んでいるところでございます。