2005-05-17 第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第23号
そして、規模の拡大はさらに、エージェンシーコストというものを増大させるとともに、経営管理効率を低下させるということにもなりかねません。
そして、規模の拡大はさらに、エージェンシーコストというものを増大させるとともに、経営管理効率を低下させるということにもなりかねません。
ところが、専門家がやろうとしてもエージェンシーコストがかかる。企業の側は報告書をいっぱいつくらなくちゃいけない。取締役の監督官庁をできるだけ刺激しないように都合の悪い情報は隠すかもしれないという、これはエージェンシーコストですが、こういうエージェンシーコスト等を考えた場合には、政治における外部効果の方が強い。市場における内部化を図る方が賢明であろうと思っております。
また、それは混乱を呼ぶ、エージェンシーコストをやる、また行政機関が要る、過剰な統制の可能性が出る。それよりも、こういう個別的な法令の中で、具体的な、何々ができる、これができる、これができるということを詳細に検討することが立法府の役割だと私は考えています。
そうすると、マーケットで決まるべき金利よりも高い金利が発生してしまうということで、これが社会的コスト、エージェンシーコストと呼ばれておりますけれども、そういうものを取り除くために正しいリスクを投資家に伝えてあげる、それで国全体としての企業が負担しなければいけないコストを低減させるという意味において、証券市場が大きくなってまいりますと格付が必要であるということになるわけでございます。