1999-07-06 第145回国会 参議院 外交・防衛委員会 第17号
この予備協議では、関西空港におけるまさに今、委員が指摘された保安問題が議論の焦点となりましたけれども、この問題はエルアル航空及び乗客の安全にかかわる問題であることから、エルアル航空が乗り入れている各国の保安体制をも参考に、我が国関係国内法令と照らし合わせつつ、実施可能な保安体制に関しイスラエル側との間で慎重な議論を行う必要があったわけでございます。
この予備協議では、関西空港におけるまさに今、委員が指摘された保安問題が議論の焦点となりましたけれども、この問題はエルアル航空及び乗客の安全にかかわる問題であることから、エルアル航空が乗り入れている各国の保安体制をも参考に、我が国関係国内法令と照らし合わせつつ、実施可能な保安体制に関しイスラエル側との間で慎重な議論を行う必要があったわけでございます。
ただ、先ほども御答弁を申し上げましたように、より詳細な点につきましては本航空協定が発効した後に、エルアル航空が提出してまいります運航計画などを踏まえまして、さらに具体的に専門家同士の間で調整をするということを考えている次第でございます。
御指摘のとおり、イスラエルのエルアル航空でございますけれども、過去にテロの被害に遭ったことがあるということでございまして、保安措置の問題につきましては、両国も非常に重要だと考えているわけでございます。
イスラエルのエルアルという航空会社、非常にいろいろなところで今までテロ等の洗礼を受けてきているわけです。したがいまして、日本に乗り入れをするとなるとさまざまな安全措置が必要であるというふうに聞いております。例えば、あすは六月五日の土曜日でございますけれども、あすエルアルが関空に着くというふうになる場合にどのような保安体制が必要かということについて、まずお答えをいただきたいと思います。
○藤田(幸)委員 午後の時間ですので、ジョークじゃありませんが、六月五日土曜日に関空に着く場合にというふうに私は質問したんですが、土曜日はエルアル航空は飛ばないことになっております。 つまり、実は私、前にジュネーブにおりましたときに、エルアル航空に乗った日本人の乗客がジュネーブに着くことになっておりました。それでABCという時刻表を見たら、エルアル航空は着かないことになっていたんです。
私どもは、イスラエルのエルアル航空の我が国への早期乗り入れにつきまして、非常に早く交渉を妥結させたいということでこれまで四回予備交渉を重ねてまいりまして、現在、空港の保安の扱いが問題になっているのは、委員御承知のとおりでございます。 九五年二月の予備協議におきましても、この点は進展が見られていないということで、引き続き、この問題につきまして鋭意航空当局と部内の交渉を重ねているところでございます。
○山浦説明員 これまで世界各地におきまして、エルアル航空機を初め、イスラエル権益に対するさまざまなテロ事件が発生している事実がありますことから、イスラエルとの直行便の定期航空路が開設された場合には、乗り入れ空港及び航空機等に対して所要の警備措置を講ずる必要があるというふうに認識しております。
○河野(太)委員 そのイスラエルのエルアル航空の事故率と申しますか、テロの対象になった回数というのは、他国の航空会社と比べてどの程度高いものなんでしょうか。
○登政府委員 私ども、イスラエルとこの問題を協議するに当たりまして、世界各国にございますイスラエル航空、エルアル航空が持っております設備、それから世界の主要空港でエルアル航空に関してどのような保安的な措置がとられているかということを鋭意研究して、日本側としてもいかなる措置がとれるのかということを検討している状況でございます。
○登政府委員 手元には事故の具体的な数字は持っておりませんけれども、エルアル航空がテロの対象になっておりましたのは主として一九六〇年、七〇年代でございまして、最近は、私の記憶で恐縮でございますけれども、イスラエル側はエルアル航空に対して大変厳しい警備をしております。飛行機に乗ればわかりますけれども、四、五人の警備保安要員が各飛行機に乗っております。
第二の問題でございますけれども、今般のエルアル航空機爆破未遂事件の被告人ヒンダウィに対し出された判決及び英、米、加等の各国のとった措置については、国際テロ撲滅の観点から、我が国としても強い関心を有しております。我が国は、従来より、理由のいかんを問わず、いかなる形の国際テロにも断固反対するとの基本的立場をとっておる次第でございます。