1992-09-17 第124回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
そろそろ時間が来たので、最後に、エリツィンロシア共和国大統領の来日が中止されたわけですけれども、これに関連して、やれ北方領土問題に対する日本の強硬姿勢が原因だとか、対ロシア支援策が不十分だからとか、いろんなことを言われ ておるわけでございますが、中止になった経過と、それから今後どういうふうに対応していくのか、あるいはどういう見通しを持っているのか、その見解について簡単にちょっと説明をしていただいて
そろそろ時間が来たので、最後に、エリツィンロシア共和国大統領の来日が中止されたわけですけれども、これに関連して、やれ北方領土問題に対する日本の強硬姿勢が原因だとか、対ロシア支援策が不十分だからとか、いろんなことを言われ ておるわけでございますが、中止になった経過と、それから今後どういうふうに対応していくのか、あるいはどういう見通しを持っているのか、その見解について簡単にちょっと説明をしていただいて
少しく順を追って言いますと、例えばエリツィン・ロシア共和国大統領の昨年九月九日ですかの平和条約締結交渉を加速化させだというような海部首相への親書もあり、また十月十五日には中山外相とエリツィン大統領との会談もあった。またことしに入っては一月三十一日にニューヨークにおいて、宮澤総理とエリツィン大統領との会談でもそのような発言があったと伺っております。
もう一日の延長ができず、せっかくのエリツィン・ロシア共和国大統領との会談は持たれませんでしたが、湾岸戦争後の中東和平をめぐる国際会議に我が国の閣僚として初めて出席されました。 言うまでもなく、中東和平問題は現存する最大規模の国際紛争であり、その解決は久しく待ち望まれているところであります。
日ロ間の懸案である北方領土問題の解決は、CIS体制の推移を注視しなければなりませんが、エリツィン・ロシア共和国大統領は、国際社会に開かれた国家となるための第一の条件にこの解決を挙げております。また、中山前外相は対ロシア五原則を発表しております。したがって、北方領土の返還は、議論の段階ではなく解決の段階を迎えていると考えます。
この九月には、エリツィン・ロシア共和国大統領の親書を携えてハズブラートフ・ロシア共和国最高会議議長代行か訪日し、法と正義に基づく領土問題の早期解決というロシア共和国指導部の考えが示されたのに続きまして、十月には中山前外務大臣が訪ソし、ソ連邦及びロシア共和国の両指導部より、領土問題の早期解決のため交渉を促進することに対する意欲が示されております。
今回のクーデター阻止の中心的役割を演じましたエリツィン・ロシア共和国大統領については、私は、彼がロシア大統領に就任する前に、昨年一月、訪日した際に、当時私は建設大臣でありましたので、彼が連邦国家建設委員会議長の役職にあった関係から、日ソ関係について今後を話し合いまして、また意気投合した結果、テニスを一緒にやるというようなこともやりました。彼の人柄に親しく触れる機会を持ったわけであります。
○兵藤政府委員 私どもがモスクワからの報告で聞いておりますのは、現在エリツィン・ロシア共和国大統領は休暇をとって静養をしておられるというふうに承知をいたしております。
エリツィン・ロシア共和国大統領についても同様に裏を返した立場が考えられますが、権力社会における真相は私の知り得るところではありません。 ただ、クーデター失敗以後におけるソ連政局の実態からは北方四島返還問題の解決が促進されるのではないかと思われる要素も多いように思われますが、今日までの日ソ両国政府間の交渉の経過の中では何らかの変化が起こっておりますのかどうか。
すなわち、我々は新聞報道しかわかりませんけれども、この報道によりますと、去る九月初旬に来日いたしましたソ連・ロシア共和国最高会議議長代行のハズブラートフ氏、この方は九日に海部総理にお会いなさいまして、エリツィン・ロシア共和国大統領の親書を手渡したと言われておりますけれども、この親書の内容は、かつてエリツィン大統領が最高会議代議員時代に提唱なすっておられましたいわゆる五段階論を大幅に修正したものだと言
そういう中で、先般、エリツィン・ロシア共和国大統領のいわゆる五段階論というもの、そういう発言がありましたけれども、しかし、その後来日したハズブラートフ氏の話の中でもあれを短縮するとか、あるいは連邦の外務省筋からはロシア共和国と交渉していただいても結構だ、こんなような発言もあったり、いろいろ動きがございます。
先日、来日していたハズブラートフ・ソ連ロシア共和国の最高会議議長代行かエリツィン・ロシア共和国大統領の親書を海部総理に持参をいたしました。また、こちらにいるうちも非常に精力的にいろいろな発言をなされていかれた。殊に、エリツィン・ロシア共和国大統領がさきに提案をしていた北方領土の五段階解決論を短縮する提案をしていったわけであります。
日ソ間におきましては、まず政変の際、総理はエリツィン・ロシア共和国大統領及びゴルバチョフ・ソ連邦大統領と電話で会談されました。さらに、政変後の新しい情勢と日ソ関係の今後の展望につき議論するために、斉藤外務審議官をソ連に派遣し、ゴルバチョフ・ソ連邦大統領、エリツィン・ロシア共和国大統領はか連邦、ロシア共和国双方の要人と会談を重ねせしめたところであります。
日ソ間におきましては、まず、政変の際、二十一日、総理はエリツィン・ロシア共和国大統領と電話で会談され、また、二一十二日にはゴルバチョフ・ソ連邦大統領とも電話で会談をされました。
ここでゴルバチョフ大統領は、恐らく今回の人民の支持を得て自由と民主主義を守ったエリツィン・ロシア共和国大統領との間で十分協議をしながら、これからの新しいソ連をどうやっていくためにどんな人が一番必要かという、まず組閣人事をやるだろうと思います。
○井上孝君 この件に関するいろいろな論評を見てみますと、今回のクーデターで最も評価が上がったのは、どうやらエリツィン・ロシア共和国大統領ではないか。戦車の上から民衆に対して抵抗を呼びかけた姿、あれを見ますと、ソ連の改革の旗手は今やゴルバチョフからエリツィンに移ったことを印象づけたというふうに見たわけでございます。
○海部内閣総理大臣 エリツィン・ロシア共和国大統領の果たした役割というのは、クーデター発生直後から、テレビの映像なんかにもあらわれておりますように、文字どおり先頭に立って、憲法の手続に背反する行為に対しては民衆は立ち上がれということを体を張って行動したわけでありますから、私も昨夜遅くようやくエリツィン氏と電話回線が通じましたので、そのときにまずそのことを高く称賛をいたしました。
エリツィン・ロシア共和国大統領は今まだ声明を発表したり、今健在で居どころもわかって努力しておるわけでありますから、そういったものをこれ以上侵してはならぬということはこちらのメーセージとして当然伝わっておると思いますし、またソ連に対してはそのようなことを外交ルートを通じて伝えてあるわけでありますから、そういった正当な手続を経て選ばれてきておる大統領に対する支持というものは、これはエリツィン氏の現在の立場
エリツィン・ロシア共和国の大統領ら改革派が今回の措置は正当化されず違法である旨反発していることからも、今回の措置の背景には、保守派と改革派との間の争いが指摘されることができると思います。
せっかく今まで積み上げてきたものが、そんなものが全部崩壊をして各共和国にばらばらになってしまえば、今エリツィン・ロシア共和国議長が絶対だめだなんということを言っているようなことを考え合わせてみても、これまでの領土問題の積み上げというのは無に帰するんじゃないか。
エリツィン・ロシア共和国大統領の発言などを聞いてみると、なかなか難しい局面もあるのではないかということで考えているのですが、しかしながら、まだゴルバチョフさんは対日関係については積極的になっているからこそきょういらしたわけですね。ですから、大きく見ればタイミングがいいのですから、積極的に対応してほしい、このように思っております。答弁を本当に一言お願いします。
○遠藤(乙)委員 今回領土問題、平和条約等大変重要な交渉が行われるわけでございますけれども、一つ非常に危惧している要素は、ソ連国内でエリツィン・ロシア共和国議長と大統領との対立が非常に深刻であるということ、また、連邦法と共和国法の間で権限争いが非常にある、こういったことはやはり平和条約の締結、北方領土問題に大変大きな影響を及ぼすものだろうと考えられますけれども、この点につきまして政府としてはどのように
エリツィン・ロシア共和国最高会議議長が最近レニングラードで演説をされまして、この日ソの問題について、ロシア共和国の正式な代表が参加しない取り決めというのは一切無効であるというような演説をしたというふうに報道されております。過般の当委員会だと思いますけれども、総理大臣は、それはソ連の国内問題であるから処理をしてもらいたいということでございますが、私も基本的にはそうだと思います。