2017-03-09 第193回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
そのためには、海上自衛隊が持っておりますイージス艦、SMミサイルの組合せ、それから終末弾道にはペトリオットというもので、二段階の方法、防衛をやるわけでありますが、報道によりますと、シアター・ハイ・アルティチュード・エリア・ディフェンス、THAAD、もう少し高いレベル、百キロぐらいの高度で撃ち落とす装備というものを導入するということも検討はされているようでありますが、そんなことも含めまして、もう少しこの
そのためには、海上自衛隊が持っておりますイージス艦、SMミサイルの組合せ、それから終末弾道にはペトリオットというもので、二段階の方法、防衛をやるわけでありますが、報道によりますと、シアター・ハイ・アルティチュード・エリア・ディフェンス、THAAD、もう少し高いレベル、百キロぐらいの高度で撃ち落とす装備というものを導入するということも検討はされているようでありますが、そんなことも含めまして、もう少しこの
その次に、ある地域をエリアディフェンス、面の防御と言ってよろしいかと思いますが、この面の防御に当たりましては、長距離の艦対空のミサイル、これの最新的な形式がエイジス艦であります。最後の、艦に対する攻撃を守る、これはポイントディフェンス、点防御と申しておりますが、これは最後の防御として、どの艦についても従来からありますような機関銃というようなもので守るということでございます。
それから、その周りはエリアディフェンスと言って地域防御、これはイージス艦による射撃によりまして、百五十キロ範囲でこれを防御する。その表側はアウターディフェンスと言って外周防御、F14、あるいは最近ではF18、早期警戒機、これで守る。これで両方やっているわけですね。その両方は、食い違っているのかいないのかという問題です。食い違っていないと、こういうお考えですか。食い違っているというお考えか。
一方、先生が今言われましたポイントディフェンスなりエリアディフェンス、そういった言葉が用語としてあることも我々は存じておりますが、それと我々が言っております洋上防空の構想なり研究対象というものとはおのずから違うということを御理解いただきたいと思います。
しかし、それが本当にできるのかどうか、そして、それによって過渡期にどういう影響を戦略バランスに及ぼすのか、それは多くの多くの論点をこれから論じなければならないし、また、ヨーロッパ諸国が言っておりますポイントディフェンス、エリアディフェンスの問題を過渡期においてどう考えるのかということ、いろいろあると思います。
そういった点から、武器の進歩からどうやって守るかという構想でございまして、この構想のポイントは、一番外、真ん中、それから艦隊のそばと三つに分けまして、まず、一番外の方はアウター・ゾーン・プロテクション、外郭区域防御、それから、二番目には、エリアディフェンス、エリアを守る、最後に、どうやっても来たところはポイントディフェンス、要するに船なり基地を守る、こういったことで、基地を守ろうという構想でございます