1971-03-16 第65回国会 参議院 文教委員会 第7号
一方、本体となる高エネルギー陽子加速器の建設につきまして、そういう技術的な見通しを立てると同時に、それの実際的な段取りにつきまして学術審議会で御検討を願いました。その結果、一昨年昭和四十四年に今回具体化しようとしております八十億電子ボルト程度の陽子シンクロトロンを中心とする研究所を早急に設置すべきであるという答申を学術審議会からいただきました。
一方、本体となる高エネルギー陽子加速器の建設につきまして、そういう技術的な見通しを立てると同時に、それの実際的な段取りにつきまして学術審議会で御検討を願いました。その結果、一昨年昭和四十四年に今回具体化しようとしております八十億電子ボルト程度の陽子シンクロトロンを中心とする研究所を早急に設置すべきであるという答申を学術審議会からいただきました。
○政府委員(村山松雄君) 高エネルギー陽子加速器の建設というのは非常に大きな問題でありますので、実はいろいろな御論議があったわけであります。一時は御指摘のように出力四百億電子ボルトといった大きな陽子シンクロトロンの建設というようなことも考えられたようでございます。ただ、その点に関しましてわが国の学術振興の現状からそれは人文、自然、社会、諸科学の均衡ある発展をはからなければならない。
物質の窮極の構造とその性質を解明するため、高エネルギー陽子加速器による素粒子に関する実験的研究を推進することにつきましては、かねてより学界からの強い要望があり、高エネルギー陽子加速器建設についての基礎的、準備的研究を進めてきたところでありますが、学術審議会からも答申を得ましたので、その答申の趣旨に沿って、全国の国立大学の共同利用の研究所として、高エネルギー物理学研究所を設置するものであります。
物質の窮極の構造とその性質を解明するため、高エネルギー陽子加速器による素粒子に関する実験的研究を推進することにつきましては、かねてより学界からの強い要望があり、高エネルギー陽子加速器建設についての基礎的、準備的研究を進めてきたところでありますが、学術審議会からも答申を得ましたので、その答申の趣旨に沿って、全国の国立大学の共同利用の研究所として、高エネルギー物理学研究所を設置するものであります。