2015-02-23 第189回国会 衆議院 予算委員会 第8号
エストッペルという言葉があります。これは日本語では禁反言と訳されているんですけれども、要するに、同じ人が同じ案件で、きのうときょう、別なことを言っちゃいけないということです。エストッペル。こんなことは何も、子供でも知っていますよ。このペンが、きのうまで、あなたのものだ、君のものだと言いながら、きょうになったら、私のものだ、返してくれと言えば、これは一気に信用を失いますよ。
エストッペルという言葉があります。これは日本語では禁反言と訳されているんですけれども、要するに、同じ人が同じ案件で、きのうときょう、別なことを言っちゃいけないということです。エストッペル。こんなことは何も、子供でも知っていますよ。このペンが、きのうまで、あなたのものだ、君のものだと言いながら、きょうになったら、私のものだ、返してくれと言えば、これは一気に信用を失いますよ。
実は、英米法の中にエストッペルという概念があります。これは、禁反言といって、よほどの証拠でもない限り、言ったことを二度と言いかえてはいけないということ。日本にも法律の中に擬制自白という言葉がありますけれども、不利なことを聞いてその場で反論しなければ、そのことを自白したことになる、こういうようなことが言われるわけであります。
○正森委員 いま警察庁からそういう答弁がありましたけれども、法務省自身も認めておるように、七月十九日に一たん公務証明を出さないと言ってきて、十日もたった二十九日にそれを撤回したというのは、エストッペルの考え方からいっても異常な事態であります。
○正森委員 いま、禁反言の原理といいますか、エストッペルというのは、日本側も当然主張すべき点であるというように言われておりますから、当然法律家としてはそういう主張をしていただきたいと思います。 さらに警察庁に伺いますが、先ほど私が言いました合意書の第八の「逮捕に関する事項」というのを見ますと、こう書いてあるのです。
私どもは現在、そういう法律論はさておきましても、いわばエストッペルで、当然そういうことは通常の感覚ではあり得ないことであるという立場に立って主張をいたしております。