2000-11-09 第150回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
なお、本調査会は、海外調査におきまして、スイスの新憲法については生命倫理規定に注目されたようでありますけれども、それは、いわゆるエコロジー憲法、つまり生態系の中に人間社会を位置づける憲法構造の一部をなしているものであります。スイスの憲法では、被造物に対する責任、将来世代への権利、持続的発展の保全などが強調されております。
なお、本調査会は、海外調査におきまして、スイスの新憲法については生命倫理規定に注目されたようでありますけれども、それは、いわゆるエコロジー憲法、つまり生態系の中に人間社会を位置づける憲法構造の一部をなしているものであります。スイスの憲法では、被造物に対する責任、将来世代への権利、持続的発展の保全などが強調されております。
もう一つは、環境権を取り上げられて、エコロジー憲法の構想の一端に触れられました。私も、先ほどちょっとスイスの例に触れたときに、スイスがエコロジー憲法への志向をしているという点、大変注目しております。そして、それらはドイツ語圏に共通した動きだというふうに言うことができます。 そうした憲法のあり方それ自体からすれば、環境権を十三条、二十五条で説明するのは、確かに説明の仕方かもわかりません。