1998-04-21 第142回国会 参議院 国民福祉委員会 第9号
アメリカ障害者法、一九九〇年に制定されたこの法律によって、アメリカでは疾病や障害を理由とする差別が禁止され、エイズ差別も減少し、患者のカミングアウトも増加したと聞いています。 今回の法案には、患者の人権の保護とか人権への配慮という言葉はあっても、差別の防止解消政策の位置づけは全くありません。政府の基本指針の位置づけすらないのです。
アメリカ障害者法、一九九〇年に制定されたこの法律によって、アメリカでは疾病や障害を理由とする差別が禁止され、エイズ差別も減少し、患者のカミングアウトも増加したと聞いています。 今回の法案には、患者の人権の保護とか人権への配慮という言葉はあっても、差別の防止解消政策の位置づけは全くありません。政府の基本指針の位置づけすらないのです。
○木暮山人君 エイズ予防法については、人権上の配慮に欠け、エイズ差別を助長した等の指摘があることは御案内のとおりです。しかし、当時の会議録を見ますと、厚生省はエイズ予防法案は人権やプライバシーの保護に十分配慮している旨の答弁をしております。厚生省は現時点においてもエイズ予防法における人権、プライバシー保護への配慮は十分であったと考えておいでになりますでしょうか。その御見解をお伺いいたします。
今、厚生省が、各都道府県の中に何カ所かそういう治療機関をつくろうという形で努力しておられることはありがたいわけでございますが、そのことによっていわゆるエイズ差別のようなものが強化される、そして、エイズの患者さんが早期の段階でのカウンセリングを通じての療養生活に入っていくということがおくれることがないように、どのような御配慮をなさっているのか、その点を含めて質問して、私の質問を終わらせていただきます。