1996-06-18 第136回国会 衆議院 厚生委員会 第30号
それから、当時の野崎保健情報課長がNHKのエイズ報告の番組の中で、大パニックが起きるので隠しているということではないが、第一号患者は対応ができた段階で軟着陸するのがよいという発言をしている。 こうした三つの話を考えていくと、明らかに情報コントロールをしようとしていた、あるいはしたということは否定できないと思いますが、これはよろしゅうございますね。
それから、当時の野崎保健情報課長がNHKのエイズ報告の番組の中で、大パニックが起きるので隠しているということではないが、第一号患者は対応ができた段階で軟着陸するのがよいという発言をしている。 こうした三つの話を考えていくと、明らかに情報コントロールをしようとしていた、あるいはしたということは否定できないと思いますが、これはよろしゅうございますね。
しかも、このエイズ訴訟の問題につきましては、一九九四年二月六日に、NHKの「埋もれたエイズ報告」ということでテレビに放送されて初めてわかって、これがなければ、まさにその資料の存在すらわからなかった。こういうことを考えますと、非常にこれは大変なことじゃないか。そしてまた、最終的には、二年たって一九九六年の一月にやっと発見された。
塩川班員は、NHKの「埋もれたエイズ報告」にも申されておりますように、ポリオの生ワクの緊急輸入ということがあったことを思い出しまして、なるほど生物製剤課としてはここまで考えておられるのかということまで言っているわけでございますので、そういうことを言われる以上、郡司元課長がそういうことは言っていないということを言うこと自体が心外としか言いようがないんですね、率直に申しまして。
それで、この発言を裏づけるように、厚生省の当時の保健情報課の野崎課長は、NHKの「埋もれたエイズ報告」の中で次のように述べているんです。エイズの対応というものが整っていなくてはいけない、そうしないと大パニックになってしまうわけですね、対応ができてきた段階で、軟着陸した状態で第一号患者が見つかるというのが一番いい形ではないかと考えておりましたと。
結審間際の九四年二月の六日、NHKスペシャルの「埋もれたエイズ報告」の放映によってその存在が明らかにされたエイズ研究班の資料その他の資料すら、求釈明に対し確認できないと国は弁明し、これらの証拠を隠し通してきたのであります。
まず、私が昨年来二度にわたって提出をいたしました質問主意書の中でもお尋ねを申し上げておりますが、NHKが九四年二月六日に放送しました「埋もれたエイズ報告」という番組及び九五年の十二月一日に放映をいたしました「ETV特集」という番組の中で、八三年当時の厚生省の内部資料と思われる、厚生省という印刷もしてある資料が映っておりました。
○荒賀政府委員 ただいまのNHKの「埋もれたエイズ報告」等の関係の資料でございますが、御指摘の資料につきましては、当時の生物製剤課長が保有をしておりましたファイル、いわゆる郡司ファイルの中に保存されておりました。第二回、第三回のエイズ研究班の資料と思われます。
○松村政府委員 「埋もれたエイズ報告」に映し出されております御指摘の文書につきましては、精査をしておるわけなんですが、これまでのところ、存在するかどうか確認が残念ながらできておりません。また、当該文書の内容に関する事項についても、したがって、残念ながら確認ができておりません。
次に、またさっきのNHKの「埋もれたエイズ報告」にも出ているのですが、抗体陽性者の扱いについての厚生省の当時の内部文書が映し出されて、この内部文書というのは非常に重要なんです。今のHIV感染の事実の中間報告を踏まえて出されているものなんですね。だから、この内部文書を出してほしいというふうにお願いしたのですけれども、内部文書なるものはありませんということを言われました。
NHKの「埋もれたエイズ報告」や一九八四年九月当時の新聞報道などから、この中間報告が一九八四年中にされていたことは明らかだと思います。つまり、厚生省は当時、血友病患者のHIV感染を科学的に立証したデータを承知していたということになると思います。 これらの中間報告が、いつ、だれに、どのような内容で行われたのか、ここが私はとても大事なことだというふうに思います。
「NHKスペシャル 埋もれたエイズ報告」で明らかにしていますけれども、一九八三年夏ごろ、金沢大学医学部の宮脇利男氏が血友病患者の免疫機能の調査をしたところ、米国の国立防疫センター、CDCの基準を当てはめるとエイズの疑いが濃厚である患者が十四人中十一人も存在した、こういう調査結果を厚生省の免疫不全症候群に関する調査研究班において報告をした。
これは、昨年「NHKスペシャル」で放映された「埋もれたエイズ報告」というビデオにもこの話が出てきます。そういう危険性を予測したからこそ、当時生物製剤課長だった郡司課長が八三年六月にエイズ研究班を組織されたのではないかというふうに思います。それで、全国ヘモフィリア友の会も、自分たちで得た情報をもとにして、八三年九月に郡司課長に、安全な血液製剤を提供してほしいという要望をしている。
先ほども触れました、昨年二月に放映されました「NHKスペシャル 埋もれたエイズ報告」によりましたら、当時の委員九人はすべてこの回収の事実を厚生省から知らされていなかったというふうに述べております。 お忙しい厚生大臣だと思いましたので、せめてこのビデオを見てくださいというふうにお願いをさせていただきました。