1950-01-25 第7回国会 衆議院 本会議 第12号
口に民主主義を唱えても、その行うところ独裁專制の影を宿し、国民に與えられた基本的人権を十分尊雄し得ないものは、まさに反動であり、ウルトラ・コンサーヴアテイヴであると存ずるが、この点に関し総理の答弁を求めたいのであります。(拍手) 総理は、昨年一月の総選挙において、講和問題は織り込み済みであると言われているが、当時選挙民は、講和の内容につき希望を表明すべき状態になかつたことに申すまでもありません。
口に民主主義を唱えても、その行うところ独裁專制の影を宿し、国民に與えられた基本的人権を十分尊雄し得ないものは、まさに反動であり、ウルトラ・コンサーヴアテイヴであると存ずるが、この点に関し総理の答弁を求めたいのであります。(拍手) 総理は、昨年一月の総選挙において、講和問題は織り込み済みであると言われているが、当時選挙民は、講和の内容につき希望を表明すべき状態になかつたことに申すまでもありません。
こういう事実を見る限り、皆さんが望もうと望むまいと、吉田君がワン・マン・パーティであると言われ、ウルトラ・コンサーヴアテイヴであると言われるのはあたりまえであつて、何もふしぎはない。
(拍手) また施政方針演説に対する質問におきまして、たとえば新政治協議会の井出一太郎君の御質問中に、民自党はウルトラ・コンサーヴアテイヴであると言われておるがどうかと聞かれても、それはウルトラ・コンサーヴアテイヴであるかどうか、補正予算を見てくれ、何でも補正予算を見てくれの一点張りで逃げを張つて、そして補正予算のふたをあけると、御本人は出て来ない、姿を現わさない。
要するに、今のようなやり方をもつてすれば、あの穏健なるデーリー・ヘラルドの通信員であるテイルトマンも言つておるように、日本が再び警察国家に帰る危險があり、ロンドン・タイムスも言つておるように、民自党はウルトラ・コンサーヴアテイヴとして、今後の国際関係のもとにおいて、講和條約を結ぶ上において重大な障害になると思つておるのであります。
こういつたもろもろの事項は、講和へ通ずるところの民主化の近道では決してないのでございまして、吉田内閣が、何かしらその性格においてウルトラ・コンサーヴアテイヴであると言われるところの具体的の事例は、ここにあろうかと思うのでございます。
また、わが民主自由党がウルトラ・コンサーヴアテイヴなりやいなやということは、各自の批評にまかせまするが、しかしながら、はたしてどうであるかということは、補正予算あるいは本予算等の予算についてお考えになつたならば、わかるであろうと思います。あえて説明はいたさない。 東亜諸国との提携云々ということがございます。