1982-05-12 第96回国会 衆議院 外務委員会 第13号
豪州は五十二年の五月に新しい政策をフレーザー首相が発表いたしまして、簡単に申し上げますと、要するに平和利用に徹したかっこうで使用してくれる国と豪州としてはウラン輸出の関係に立ちたい、その意味で旧日豪協定も見直しをしたいし、その前後に起こっておりました国際的な動き、それからいろんな新しい発想も取り入れた形での協定をつくりたいという形で豪州から申し入れがあって、交渉が始まった次第でございます。
豪州は五十二年の五月に新しい政策をフレーザー首相が発表いたしまして、簡単に申し上げますと、要するに平和利用に徹したかっこうで使用してくれる国と豪州としてはウラン輸出の関係に立ちたい、その意味で旧日豪協定も見直しをしたいし、その前後に起こっておりました国際的な動き、それからいろんな新しい発想も取り入れた形での協定をつくりたいという形で豪州から申し入れがあって、交渉が始まった次第でございます。
○高橋(宏)政府委員 この協定につきましての通産省の評価いかんという御質問かと存じますが、私ども、豪州政府がかねて、今後ウラン輸出に際しましては、フレーザー首相が五十二年五月に発表しました核拡散防止政策に関連しまして、同政策に沿って締結または改正された原子力協定のもとでのみ行われ得るという方針を明らかにしていることを知っておるところでございます。
それで、この日加原子力協定で強化されております天然ウラン輸出国のカナダの同意権ということも、結局はそういうアメリカの要求ないしはアメリカの国内法と言った方がいいかもしれませんけれども、それに沿ったものではないかと思うのです。
米側もこの輸出申請を評価するに際しましては、先ほど米側からわが方に参りました通報によりますと、この判断基準としまして、高濃縮ウラン輸出許可申請のための情報の提供ということを要求するということになっておりますが、その目的が二つございまして、一つは米国のエネルギー省の濃縮能力との整合を図るという観点、第二が申請案件につきまして高濃縮ウランが必要であるということにつきまして経済的、技術的に評価をするという
東海村の再処理施設の運転をめぐる日米原子力交渉やウラン資源国の天然ウラン輸出規制政策など、核燃料サイクルを取り巻く国際情勢にはまことに厳しいものがありますが、わが国としては、核不拡散条約に基づく保障措置の実施、昨年のロンドン先進国首脳会議で合意をみました国際核燃料サイクル評価に積極的に参加するなどいたしまして、核拡散を防止しつつ原子力平和利用を推進する国際的秩序の形成に貢献するとともに、海外ウラン資源
東海村の再処理施設の運転をめぐる日米原子力交渉やウラン資源国の天然ウラン輸出規制政策など、核燃料サイクルを取り巻く国際情勢にはまことに厳しいものがありますが、わが国としましては、核不拡散条約に基づく保障措置の実施、昨年のロンドン先進国首脳会議で合意を見ました国際核燃料サイクル評価に積極的に参加するなどいたしまして、核拡散を防止しつつ原子力平和利用を推進する国際的秩序の形成に貢献するとともに、海外ウラン
それから二点目は、大臣からいまありましたが、私がずっといろいろ情報集めてみますと、この間の会談の中でも、アメリカ側はウラン輸出に対しては非常に消極的だ。これはカーターが御案内のとおり核問題との関連、それからウランの一定資源の規制的な考え方、こういう点がアメリカでは非常に働いている。むしろそんなことよりも、日本の場合、そういう面では消極的だけれども、航空機をひとつ積極的に考えてもらえぬかと。
それが背後の事情でございまして、政府としましてはできるだけ早くこのカナダとの協定の改定交渉の妥結を図り、対日ウラン輸出停止の措置を解除してもらいたい、それに全力を傾倒しておるところでございます。
オーストラリアのウラン開発会社のクインズランド・マインズ社が、中部、九州、四国の三つの電力会社に対してウラン輸出の契約のうち七月分の積み出しの引き渡しが履行できなくなってきた、こういうことを言われているわけでありますけれども、この実情をお尋ねをしたいと思います。
そういう意味で、たとえば先般来のカナダの問題につきましても、当委員会におきまして私が提起を申し上げたのですが、これは最近伝え聞くところによりますと、カナダとの対日ウラン輸出についての保証措置については大体合意がされたというふうに聞いておるのでございますが、カナダからのウラン再供給は具体的にどうなるのか。つまりその辺の合意はなされているのかどうか。
したがって、今後のウラン燃料の確保という見通しの上に立って、石油輸出国機構のOPECではありませんが、ウラン輸出国が同じような輸出のカルテルを結成する——事実上もう結成されたと私は思うのでありますが、そういう点からまいりますと、先ほど申し上げました五十年代後半に石油火力発電と競合し得るほど経済性を発揮できると言われておりますが、一体ウランの価格が今後どうなっていくのか。
これに伴いましてオーストラリアは将来大量なウラン輸出国になるだろうというふうに考えられます。