2014-03-14 第186回国会 参議院 予算委員会 第13号
もしウラン系の使用済みの核燃料を全部再処理しますと、今一万七千トンですから、百五十六トンぐらいのプルトニウムが出てきます。これの需給計画も作っていないはずです。でも再処理だけをするということなんですね。 それで、このペーパーの中に、このエネルギー基本計画の中に、総理、ちょっとよろしいでしょうか、対策を将来へ先送りせず、着実に進める取組って書いているんです。
もしウラン系の使用済みの核燃料を全部再処理しますと、今一万七千トンですから、百五十六トンぐらいのプルトニウムが出てきます。これの需給計画も作っていないはずです。でも再処理だけをするということなんですね。 それで、このペーパーの中に、このエネルギー基本計画の中に、総理、ちょっとよろしいでしょうか、対策を将来へ先送りせず、着実に進める取組って書いているんです。
使用済核燃料というのはウラン系の燃料棒、分かっていてはぐらかしているからあれなんだけど、茂木大臣、そういう答弁していますと原子力政策全体に対する不信感増しますよ。あなたは今、全然誠実な答弁していないよ。分かっていて答弁をはぐらかすのはやめた方がいい。
東海事業所の本施設は、昭和四十二年から四十六年にかけて建設された貯蔵施設で、原子燃料公社時代のウラン鉱石の製錬等で発生したウラン系の不燃性廃棄物を保管しておりました。 今般、廃棄物を詰めたドラム缶が滞留水により腐食するなど、極めて不適切な管理状態にあったこと、またこれに関連した不適切な予算に関する問題が明らかになりました。
それから、科学技術庁による立入調査の際に、移転先に予定しておりましたウラン系の廃棄物貯蔵庫の管理状況の改善についても御指導がございまして、その作業をまず優先すべきではないかといったようなことを総合判断いたしまして、これらのピットのものにつきましては減容処理施設の見通しがついてから処理するといったような経緯がございました。
○参考人(近藤俊幸君) 御指摘のように、一昨年の「もんじゅ」事故以来たび重なる事故とその後の不手際に加えまして、このたびのウラン系廃棄物屋外貯蔵ピットの不適切な管理が明らかになり、また我が国の原子力に対する不信感を増大させたこと、まことに遺憾であり、大変申しわけなく思っております。
いずれにいたしましても、ウラン系の廃棄物というものがこういう四十年代の考え方のままで行われてきたということについては、大いに反省をしているところでございます。
当時、この建設に当たりまして、県内にございます他の原子力施設でこの種の廃棄物を保管するにはどういうようなやり方をやっているかということを調査いたしまして、そのころといたしましては、大体今先生がおっしゃったような、私どもが設計いたしましたような仕様で、ウラン系の廃棄物についてはピットに貯蔵するという方法がとられていた、それを参考にして設計をし、建設をした、当時の担当者から聞き取り調査をしたところによりますと
先ほど来お話をさせていただいておりますが、この東海でのピット、昭和四十年代に、当時のウラン系の廃棄物を保管する場合の例として、他のところも参考にしながら設置したわけでございますが、当時の考え方としては、すぐに水が外に出なければいいというようなことで、いわゆる結露を徹底的に乾燥させるというような考え方はなかったものというふうに考えられます。
そうしますと、技術論的に、いまお考えになっているピューレックスを主体にいたしましたウラン・プルトニウムの再処理というもののほかに、トリウム・ウラン系の燃料を処理できるという再処理を同時に考えていただきたい。あるいは将来になりますと逆転するかもしれません。そういった場合にいまつくろうとしておりますプラントをそのまま転用できるというふうになれば非常にいいなというふうに私は考えているわけであります。
現在のところ、トリウム・ウラン系に対しての人員並びに予算のつけ方というのは非常に微々たるものでございますから、現時点で比較ということはなかなかむずかしい問題であるということでございます。 ただ、いじっておりまして考えられる幾つかの点をお話しいたしますと、資源的には先ほどお話しいたしましたように四倍あるいは三倍であるというふうに言われております。
天然ウラン系の再処理工場はイギリス、フランスで稼働しておると承知しておりますが、濃縮ウラン系の再処理工場につきましては、現在フランスがホットテスト中のものがございますほかは、稼働しておらないと承知しております。
そして、海外に依存する、こうおっしゃいますけれども、世界の商業用の再処理工場、これは天然ウラン系の再処理がイギリス、フランスで操業中である。濃縮ウラン系の再処理はイギリスのみ。ただし、現在、一九七三年事故以来ストップ中。
商業用の再処理工場の運転状況につきましては、天然ウラン系の使用済み燃料の再処理をいたしております工場が英国とフランスにございまして、これはいずれも動いております。ただし、軽水炉からの使用済み燃料を再処理いたします工場、これは幾つかあるわけでございますけれども、改造中あるいはまだ建設の最終段階、そういうふうなことでございまして、たまたま現在のところ動いておらない実情でございます。
原料でございます濃縮ウランあるいは天然ウランにつきましても、海外から入れるにいたしましても、これを燃料要素に加工していくという仕事は非常に重要な仕事でございますし、特に濃縮ウラン系の場合にはたいへん金のかかる仕事でございます。
今井理事からもお話がありましたが、私どももまた日本のこの種天然ウラン系の燃料に関します民間企業の実力というものは、相当買っておるわけでございます。研究をやっておりますある社の研究者自身が信念をもって言うのを聞いたこともございますけれども、イギリス側から何らの技術導入を受けなくても、もう十分信頼性のあるものをつくり得る自信があるということを言っております。私もその点を信ずるわけでございます。
このいただいた資料を見ると、天然ウラン系が三十九年にはおそらく三百二十トン、あと四十−四十五年までが年平均六十三トンの天然ウランが必要になる、こういうことです。そうすれば、日本国内資源として、二千トンの天然ウランが入手し得るというならば、十分まかない得る状態にあるはずであります。
ただ、かりにそれが天然ウラン系のものでございましても、先ほど申し上げましたように燃料公社のほうの人形峠その他で出ます国産の原料を使うとは限らないわけでありまして、イエロー・ケーキで持ってきて天然ウランにする、そうして燃料要素にするという計画がございます。
従いまして、天然ウラン系の需要というものは、現在のところ研究関係だけに限られておるわけで、企業的な意味の規模で考える段階ではないと思います。
なお、加工につきましては、天然ウラン系のものにつきまして三菱原子力がデグッサからガンマー押し出し法というものについて導入をいたしております。これも乙種導入であります。それから、カナダから、これは国産一号炉JRR−3の燃料加工という観点から、乙種の技術導入しております。もう一件、住友電工がアメリカのシルバニア社というところから板状燃料の加工の乙種導入をしております。
動力炉導入の問題を別にいたしましても、御承知の通り、英国はわが国と同じようなエネルギー事情のもとにありまして、原子力発電の推進には、従来格段の努力を傾到しておりまして、天然ウラン系動力炉の開発については、他の追随を許さない知識と経験を有しておりますので、この国と協定を締結することは、わが国の原子力開発に資するところが大きいと考えるのでございます。
そして天然ウラン系という、濃縮ウラン系でない系統の動力炉の開発に関しましては、世界で他の追随を許さぬほど非常に豊富な知識と経験を持っているのでありまして、この国との協定を締結することは、わが国の原子力開発に非常に資するところが大きいと考えられるのでございます。