2011-04-27 第177回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
そして、一番重要なのはエネルギー政策で、日本が世界に唯一、ウラン棒からプルサーマル、そしてまた使用済み燃料の再処理まで、一貫してできるのは我が国だけなんです。それを今まで営々と築いてこられた三先生たちの苦労が、この際一挙に吹き飛んでしまう危険性がある。
そして、一番重要なのはエネルギー政策で、日本が世界に唯一、ウラン棒からプルサーマル、そしてまた使用済み燃料の再処理まで、一貫してできるのは我が国だけなんです。それを今まで営々と築いてこられた三先生たちの苦労が、この際一挙に吹き飛んでしまう危険性がある。
このウラン棒の人間に与える被害といいますか、そうした問題等については、これを読んでいる限りはたいしたことないのかなというような印象を受けますけれども、ただ天然ウラン棒が盗まれたというだけでも、この辺の知識の弱いわれわれは、さあたいへんだと、こう思うわけですね。
○瀬崎委員 この「要旨」は、「照射にともない、SIH」Sは住友、Hは日立だそうでありますが、「ウラン棒表面にシワが成長し、アルミ被覆管を突上げた。アルミ被覆管の展延性が乏しかつたため、シワ成長に追従できず小さな亀裂を生じた。その亀裂を滲透した重水がウランと反応してウラン酸化物を作り、体積膨脹して破損開口に進展した。」という結論なんです。
ところが、原子力潜水艦では持っておらない、そうして高濃縮のウラン棒をたいておる。こういうことなんだから、島村さんの話は見当違いじゃありませんか。やはり原子炉の安全性ということからいえばコンテナーを持つべきであるが、何らかの理由によって持たない。何の理由であるか私は言わない。
しかも、燃料としてはきわめて高濃縮なウラン棒を使っておる。これは原子炉の安全性について若干でも物語るものからすれば、非常に大きな問題なんです。 これは原子力委員の方々は、島村さんも御存じのとおり、アメリカは原子炉にコンテナーをつけるということは必須の条件だということを主張しておる。そうでしょう。